目次
■第一章
かぜという状態を考える
かぜ症候群定義の過程
かぜ症候群を欠けたパズルの一ピースととらえる
周辺のピースを埋めるために
外的な条件
グラム染色は面倒か
諸条件を重ねた場合
稀な疾患をみる
かぜ その診断の具体的なプロセス
かぜの治療
何かあったら
かぜの周辺にあるピース達
その他、かぜ症候群にまつわる話をもう少し 心内膜炎などをからめて
外的なものとの付き合い方。コミュニケーション・スキルと日本の外来診療制度
慢性の咳
懸念という名のささやきが
de-scalationにはリスクがない?
診断という不確定要素 その戦略性
抗菌薬を変える根拠
ゲーム理論を用いる
ゴールの設定を
時間という根拠
終末期患者の抗菌薬使用について
腸炎の治療に点滴を用いるか
小児科夜間救急外来でエクストラチャージを請求することを考える
(本当に)薬害をなくす方法
では,私たちはどうしたらよいのか
行政的な問題.予防接種と健康教育の不備をどう考えるか
マニュアル,ガイドラインを捨てる日
Science works.
■第二章
監査について考える
反証主義に反する意味で,文部科学省は要らない
臓器を見る医者という偶像.プライマリ・ケア医 vs 専門医という無意味さ
性教育というリスク
駆け込み寺
利己主義と利他主義の狭間で
インサイダーとアウトサイダー
うそをついてはいけないか
■対談 よくわからないが,わかる
あとがきにかえて