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書籍詳細

生活習慣病 専門医にきく最新の臨床

生活習慣病 専門医にきく最新の臨床

関原久彦 編

B5判 182頁

定価5,280円(本体4,800円 + 税)

ISBN978-4-498-02050-4

2004年04月発行

在庫なし

本書は高血圧,高脂血症,糖尿病の現行のガイドラインを解説し,それにより実際に診療を行う際に抱く疑問点,問題点やこれらの疾患が重複した場合,マルチプルリスクファクター症候群,メタボリック症候群の診療の問題点をQ&A形式で解説したものである.
第一線の臨床医に必要な最新のプラクティカルな知識を簡潔かつ具体的に示したものである.

目 次

§1.生活習慣病診療 Q&A
I.高血圧
 A.高血圧診療のガイドライン
  1.JSH2000
  2.JNC 7 と ESH/ESC
 B.高血圧診療Q&A
  1.外来における血圧測定の注意点
  2.午前と午後の家庭血圧の判定
  3.家庭血圧で高血圧と診断した場合の管理
  4.JSH2000での降圧目標
  5.第一選択薬の考え方
  6.併用療法薬の選択
  7.高齢者に対する利尿薬投与
  8.高齢者における治療基準
  9.単剤療法か併用療法か
  10.単剤の増量か他剤の追加併用か
  11.ACE阻害薬とAII受容体拮抗薬の違い
  12.腎障害合併例に対するRAS抑制薬の投与
  13.脳卒中急性期における降圧療法
  14.糖尿病合併例に対する降圧薬の選択
II.高脂血症
 A.高脂血症診療のガイドライン(動脈硬化性疾患診療ガイドライン)
  1.新ガイドライン作成までの経緯
  2.新ガイドラインの内容について
  3.動脈硬化予防におけるマルチプルリスクファクターの重要性
  4.マルチプルリスクファクター症候群は一つの疾患概念か?またそのメカニズムは?
  5.動脈硬化診療ガイドラインの今後の展望について
 B.高脂血症診療Q&A
  1.ガイドラインでの診断基準値の妥当性
  2.脳梗塞や閉塞性動脈硬化症患者への適用
  3.高血圧/糖尿病合併例の扱い
  4.糖尿病合併例の管理目標
  5.管理目標値の下限設定
  6.LDLコレステロール計算法
  7.高脂血症罹病期間と動脈硬化進展度
  8.Lp(a)など考慮すべき危険因子を加味した治療
  9.肥満は冠動脈疾患の危険因子か
  10.食事療法における適正エネルギー摂取量
  11.家族性高脂血症診療の注意点
  12.スタチンの使い方
  13.プロブコール・ニコチン酸誘導体の使い方
  14.IIb型および糖尿病合併例の治療
  15.HDLコレステロールだけが低い時の治療
III.糖尿病
 A.糖尿病診療のガイドライン
  1.定義,概念
  2.診断
  3.2型糖尿病の管理・治療
  4.1型糖尿病の治療・管理
  5.経過,予後
 B.糖尿病診療Q&A
  1.インスリン抵抗性の診断
  2.境界型と動脈硬化
  3.血糖コントロールはどこまで必要か
  4.食事・運動療法の期間/特定機能食品
  5.経口血糖降下薬の投与方法
  6.経口血糖降下薬かインスリン製剤か
  7.SMBGの意義と患者教育
  8.インスリンとSU薬・経口血糖降下薬の併用
  9.外来でのインスリン導入法
  10.腎不全患者の血糖コントロール
  11.動脈硬化性疾患合併例の治療
  12.高齢者へのガイドライン適用
  13.高齢者におけるインスリン療法
IV.生活習慣病の重複マルチプルリスクファクター症候群
 A.マルチプルリスクファクター症候群,メタボリック症候群
  1.インスリン抵抗性からリスクの重積へ
  2.動脈硬化発症機序とリスクの関係
  3.診療ターゲットと治療
 B.生活習慣病の重複マルチプルリスクファクター症候群などの診療Q&A
  1.高脂血症・高血圧・糖尿病の合併
  2.高尿酸血症の合併
  3.生活習慣病が重複した場合の薬物療法
  4.マルチプルリスクファクター症候群の診断指針
  5.臨床検査上の注意点
  6.肥満の評価法
  7.メタボリック症候群での各管理目標値

§2.QOLを高める生活習慣病の予防と治療
 A.高血圧の予防と治療指針
  1.二次性高血圧症の発症防止と治療指針
  2.本態性高血圧症の発症・進展の防止対策
  3.本態性高血圧症の治療指針
  4.まとめ
 B.高脂血症の予防と治療指針
  1.高脂血症の新しい診断基準
  2.高脂血症の治療法
  3.むすび
 C.糖尿病の予防と治療指針
  1.糖尿病の予防
  2.糖尿病の治療指針
 D.糖尿病性大血管症の予防と対策
  1.大血管障害予防の重要性
  2.血糖管理の意義
  3.脂質低下療法の意義
  4.血圧低下療法の意義
  5.抗血小板療法の意義
  6.総合的リスク管理の意義

§3.生活習慣病の予防
 A.運動による生活習慣病予防
  1.「運動」をどうとらえるか
  2.運動処方の問題点
  3.運動指導の実際
 B.節酒による生活習慣病予防
  1.飲酒の適量とは
  2.アルコールと生活習慣病
 C.更年期後の女性の健康維持
  1.更年期についての正しい理解を持つ
  2.更年期後=高齢期の女性にとって予防可能な生活習慣病は
  3.更年期後の女性の健康維持に必要な10の提案

§4.生活習慣病に潜む内分泌疾患
  1.疫学
  2.自験例
  3.むすび

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