目　次

I．在宅医療の戦略
　1．医療制度改革における在宅医療の位置づけ・役割（医療提供制度における在宅医療）
　　　〈大島伸一〉　
　　　1．医療を巡る背景　
　　　2．医療提供体制の変化　
　　　3．在宅医療の見直しと推進　
　2．地域医療と在宅医療　〈片山　壽〉　
　　　1．地域ごとの連携型医療システムへの再編　
　　　2．医療モデルの転換とチーム医療　
　　　3．地域医師会がデザインした地域医療のモデル転換手法「尾道市医師会方式」　
　　　4．戦略の成果「地域共通がん治療共通パス・尾道市医師会方式」　
　3．在宅医療の動向と展望　〈前沢政次〉　
　　　1．在宅医療の歴史と最近の動向　
　　　2．在宅医療の展望と課題　
　4．在宅医療を支える制度　〈辻村信正〉　
　　　1．チーム医療としての在宅医療　
　　　2．看取りと死亡診断書　
　　　3．在宅療養支援診療所　
　　　4．訪問看護および訪問看護ステーション　
　　　5．介護保険制度　
　　　6．その他　
　5．在宅医療の教育　〈葛西龍樹〉　
　　　1．カリキュラムの「6W1H」　
　　　2．何を学ぶ（教える）のか　
　　　3．誰が学ぶのか（誰に教えるのか）　
　　　4．誰が教えるのか（誰と学ぶのか）　
　　　5．いつ学ぶ（教える）のか　
　　　6．どこで学ぶ（教える）のか　
　　　7．どのように学ぶ（教える）のか　
　　　8．なぜ学ぶ（教える）のか　

II．医療機関からみた在宅医療
　A．在宅医療の担い手　
　　1．在宅医療提供医療機関の分類　〈田城孝雄〉　
　　　1．在宅医療提供医療施設の類型化　
　　　2．都道府県別の1診療所あたりの在宅看取り数の分布　
　　　3．solo　practiceからgroup　practiceへ　
　　　4．自宅以外の在宅医療　
　　　5．在宅療養支援診療所の地域ネットワークに果たす役割　
　　　6．ロジスティックの必要性　
　　2．診療所の役割　〈鈴木　央〉　
　　　1．診療所とは　
　　　2．一般診療所における在宅医療の特徴　
　　　3．診療所間の連携，グループ化　
　　3．在宅ホスピスケア専門診療所　〈岡部　健〉　
　　　1．患者のニーズ　
　　　2．在宅ホスピスケアの適応　
　　　3．対象疾患　
　　　4．訪問医療の実際　
　　　5．介護サポート　
　　　6．情報伝達の手段　
　　　7．今後検討すべき課題　
　　4．在宅医療複合施設　〈苛原　実〉　
　　　1．診療所および複合施設の現状　
　　　2．開業から高齢者施設を作るまでの経緯　
　　　3．考　察　
　　5．地域病院における地域ケア活動の実践　〈北澤彰浩　朔　哲洋〉　
　　　1．佐久総合病院の概況　
　　　2．当院の地域ケア科の歴史　
　　　3．当院の地域ケア活動の内容　
　　　4．地域の人材育成　
　　　5．JAの福祉事業との連携　
　　　6．農村における介護保険の現状　
　　　7．地域診療所・病院との連携　
　　　8．病院での在宅医療の役割　
　　　9．入院医療から在宅医療へ，在宅医療から入院医療へ　
　　　10．在宅死の問題　
　　　11．これからの地域ケア科　
　　　12．医療の福祉への回帰への期待　
　　6．リハビリテーション病院の展開する在宅医療　〈浜村明徳〉　
　　　1．リハビリテーションの概要　
　　　2．リハビリテーション病院の在宅医療　
　　7．施設在宅の役割と今後の方向性　〈大石佳能子〉　
　　　1．「病院」より「施設」へ　
　　　2．「施設」在宅の特異性　
　　　3．「施設在宅」の実例:　医療法人プラタナス　
　　8．訪問看護ステーションの役割　〈佐藤美穂子〉　
　　　1．訪問看護ステーションとは　
　　　2．訪問看護の目的と内容　
　　　3．訪問看護の活用方法　
　　　4．地域医療体制の充実　

執筆者一覧

田城孝雄　　編著