目 次
I.消化管
1. | Barrett食道と食道腺癌 〈松?潤太郎 鈴木秀和〉 | |
Barrett食道のスクリーニング
発癌リスクの層別化
Barrett食道および食道粘膜内腺癌に対する内視鏡治療
Barrett食道の進行予防としての薬物治療
食道腺癌発症に関与する分子機構
2. | 機能性ディスペプシアの新薬(アコチアミド) 〈楠 裕明 井上和彦 眞部紀明 鎌田智有 春間 賢〉 | |
機能性ディスペプシアを取り巻く環境の変化(Rome IIIから「FD診療ガイドライン2014」へ)
3. | HER2陽性胃がんに対する治療戦略 〈工藤敏啓 佐藤太郎 土岐祐一郎〉 | |
胃がんにおけるHER2発現
ToGA試験以降のトラスツズマブによる抗HER2療法
その他の抗HER2療法
4. | 消化器疾患に対する糞便微生物移植 〈松岡克善 水野慎大 金井隆典〉 | |
FMTのプロトコール
消化器疾患に対するFMT
当院での臨床試験
5. | Beyond anti-TNF in IBD treatment 〈鈴木康夫〉 | |
抗TNF-α抗体製剤
抗TNF-α抗体製剤の最適化
その他の抗TNF-α抗体製剤
TNF-α以外のサイトカインを標的とした薬剤
白血球ホーミング阻害剤
6. | 大腸病変に対するNBI分類の整理と課題 〈田中信治 林 奈那 岡 志郎 茶山一彰〉 | |
本邦の大腸腫瘍に対すNBI所見分類
NICE分類とその理念
NICE分類の特徴と臨床的意義
NICE分類と本邦のNBI拡大観察所見分類の関係
本邦統一NBI拡大観察所見分類の作成
7. | 大腸がん予防 〜アスピリンの有用性〜 〈?木智久 内藤裕二〉 | |
大腸がん予防と化学予防研究
観察型疫学研究におけるアスピリンによる大腸がん予防効果の検証
臨床試験におけるアスピリンによる大腸がん予防効果の検証
8. | MR enterography vs 小腸バルーン内視鏡(クローン病画像診断の進歩) 〈大塚和朗 渡辺 守〉 | |
CDの評価の意義
小腸の検査方法
様々な評価指数
MREと他の検査方法
II.肝臓
1. | 肝炎ウイルスに関する研究の進展 〈脇田隆字〉 | |
HCV初期感染過程
ウイルス培養系
動物モデル
2. | B型肝炎治療の現状と今後 〈田中榮司〉 | |
Tenofovirの効果
Tenofovirの安全性
Peg-IFNの本邦での効果
3. | C型肝炎治療の新展開 〈平松直樹 小瀬嗣子 竹原徹郎〉 | |
DAAs併用療法
4. | 劇症肝炎とde novo肝炎 〈滝川康裕〉 | |
劇症肝炎
de novo肝炎
5. | NASHとNAFLDの研究・診療の進歩 〈今 一義 渡辺純夫〉 | |
NAFLD/NASH診療ガイドライン2014
病態
診断
治療小児のNASH
6. | 自己免疫性肝疾患の現況 〈大平弘正 阿部和道 高橋敦史〉 | |
原発性胆汁性肝硬変 (primary biliary cirrhosis)
自己免疫性肝炎(AIH)
7. | 肝硬変: 研究と診療の進歩 〈高木章乃夫 岩室雅也 松下浩志 山本和秀〉 | |
肝硬変診療の進歩
肝硬変研究の進歩
8. | 肝発癌の分子機構に関する研究の進歩 〈仁科惣治 日野啓輔〉 | |
肝細胞癌におけるGWAS研究
HCCにおけるDNAメチル化の異常
HCCにおけるヒストン修飾の異常
HCCにおけるmicroRNAの異常
HCCにおける癌抑制性miRNAのepigeneticな制御
miRNAによるDNMTのepigeneticな制御
9. | 肝癌治療の展望 〈荒井邦明 山下竜也 金子周一〉 | |
局所療法の現状
肝動脈化学塞栓療法(TACE)の現状
分子標的治療薬を含めた化学療法の現状
10. | 肝臓画像診断の進歩 〈鶴崎正勝 村上卓道〉 | |
Gd-EOB-DTPA造影MRI(EOB-MRI)による肝悪性腫瘍の診断について
EOB-MRI肝細胞相で低信号を呈する乏血性結節の多血化に関して
EOB-MRI肝細胞相で取り込みを呈する肝細胞癌の意義や予後
MRIを中心とした画像診断による肝線維化の評価
Dual energy CTによる肝脂肪化の評価
III.
―膵臓―
1. | 膵炎発症機序とオートファジー 〈大村谷昌樹〉 | |
オートファジーとは
オートファジーの生理的機能
オートファジーと疾患
急性膵炎とオートファジー
慢性膵炎とオートファジー
2. | 膵癌と膵星細胞の相互作用 〈濱田 晋 正宗 淳 下瀬川徹〉 | |
膵星細胞による膵癌進展促進効果
膵星細胞による治療抵抗性の獲得
膵星細胞が免疫機能へ及ぼす影響
膵星細胞・膵癌細胞相互作用を標的とした新規治療戦略
3. | 重症急性膵炎治療におけるstep-up approach 〈竹山宜典〉 | |
step-up approach出現の背景
step-up approachの適応と実際
step-up approachの成績
step-up approachの問題点
今後の展望
4. | 膵Perfusion CTによる膵壊死の早期予測 〈辻 喜久 千葉 勉〉 | |
Perfusion CTとは
Perfusion CTの安全性
重症急性膵炎・壊死診断における造影CTの限界とPerfusion CTの有用性
膵虚血・膵壊死のPathologyと重症化
Perfusion CTによる重症急性膵炎・早期壊死診断の意味
5. | 第2回IgG4関連疾患国際シンポジウム 〈岡崎和一〉 | |
第2回IgG4関連疾患国際シンポジウムまでの歴史的背景
第2回IgG4関連疾患国際シンポジウム
6. | 自己免疫性膵炎の長期予後 〈川 茂幸 丸山真弘 渡邉貴之 伊藤哲也 新倉則和〉 | |
自己免疫性膵炎は慢性膵炎に移行しうるか?
自己免疫性膵炎と発癌
7. | Borderline resectable膵癌の治療戦略 〈村田泰洋 岸和田昌之 伊佐地秀司〉 | |
診断
BR膵癌の定義
BR膵癌に対する治療戦略
本邦におけるBR膵癌に対する治療の現況
8. | 膵癌治療の新たな展開: FOLFIRINOXへの期待と課題 〈古瀬純司〉 | |
FOLFIRINOX療法の特徴と治療成績
切除不能局所進行あるいはborderline resectable例への応用
2次治療としての適応
Modified FOLFIRINOX療法
―胆道―
9. | 胆道癌発症・進展の分子機序 〈佐藤賢一〉 | |
胆道癌の発症
胆道癌の進展
10. | 胆道ドレナージ法の新たな展開 〈白田龍之介 伊佐山浩通 小池和彦〉 | |
肝門部悪性胆道閉塞
中下部悪性胆道閉塞
閉塞性黄疸を伴う膵癌に対する術前胆道ドレナージ
良性胆道狭窄
超音波内視鏡下胆道ドレナージ
超音波内視鏡下胆嚢ドレナージ
IV.消化器外科
1. | 人工膵臓の現状と将来展望 〈花?和弘〉 | |
日本と欧米との違い
人工膵臓を用いた血糖管理の現状
将来展望
2. | 腹腔鏡下膵切除術の進歩と今後の課題 〈中村慶春 松下 晃 内田英二〉 | |
腹腔鏡下膵体尾部切除術(Lap-DP)
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術(Lap-PD)
膵臓のrobotic surgery
3. | 下部直腸癌に対する治療戦略 〈瀧山博年 清松知充 渡邉聡明〉 | |
早期直腸癌の治療
進行直腸癌の治療
4. | 大腸癌肝転移に対する外科切除を中心とした集学的治療 〈別府 透 林 洋光 坂本快郎 馬場秀夫〉 | |
大腸癌肝転移の治療方針
切除可能例に対する肝切除と周術期化学療法
周術期補助療法を行うべき大腸癌肝転移患者の選別
切除不能例に対するconversion therapy
Conversion therapyの最近の話題
わが国の大腸癌肝転移の臨床試験
5. | Crohn病に対する外科治療 〈河野 透〉 | |
外科治療の適応と現状
狭窄形成術
腸管切除と吻合法
縫合手技の違い
Kono-S吻合法
腹腔鏡手術と開腹手術
大腸全摘
バイパス術
肛門病変
索 引