contents
1 パーキンソン病の基本知識 (山本光利)
パーキンソン病の発病過程
パーキンソン病の生涯
基本事項
パーキンソン病の歴史
パーキンソン病概念の変遷
パーキンソン病の病因
パーキンソン病の病態生理
治療について
2 運動症状について (栗?玲一)
パーキンソン病の4大症状について
4大症状に伴う運動症状について〜歩行障害
パーキンソン病の初発症状と症状の進行について
3 運動合併症について (西田 卓)
症状の日内変動
ジスキネジア
4 診断について (関 守信)
自覚症状・神経所見
検査所見
鑑別診断
治療による診断の判定
5 非運動症状と治療
1 幻覚・妄想 (和田健二)
幻覚・妄想とは?
幻覚・妄想の評価スケール
幻覚・妄想の原因
幻覚・妄想の治療
2 うつ状態 (田代 淳,菊地誠志)
パーキンソン病とうつの関係
パーキンソン病におけるうつの特徴
パーキンソン病におけるうつの病理学的背景
パーキンソン病におけるうつの疫学と診断
パーキンソン病におけるうつの治療
3 認知症 (古和久典,中島健二)
臨床的特徴
治療とケア
4 パーキンソン病における睡眠の問題 (渡辺宏久,祖父江 元)
夜間の睡眠の問題と対策
日中の眠気の問題と対策
5 自律神経症状 (中村友彦,祖父江 元)
起立性低血圧/ 食事性低血圧
消化管症状
排尿障害
発汗障害
流涎
性機能障害
6 痛み (出口一志)
痛みの種類
痛みの特徴
痛みの起こりやすい部位
痛みの経過
痛みの治療
6 病期と治療方法
1 薬物療法(レボドパ/ドパミンアゴニスト) (大塚千久美)
レボドパ
ドパミンアゴニスト
2 薬物療法(その他の薬剤) (伊藤瑞規,渡辺宏久,祖父江 元)
MAO-B 阻害薬(セレギリン:エフピー®)
COMT阻害薬( エンタカポン:コムタン®)
ゾニサミド:トレリーフ®
アマンタジン塩酸塩:シンメトレル®
抗コリン薬(トリヘキシフェニジル塩酸塩:アーテン®)
ドロキシドパ:ドプス®
アデノシンA2A 受容体拮抗薬(イストラデフィリン:ノウリアスト®)
3 パーキンソン病の治療をどうするか(いつ,何で開始するか) (波田野 琢)
パーキンソン病の治療はいつから始めるか
パーキンソン病の治療は何で開始するか
モノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬と進行抑制
4 薬物効果が減弱したときの治療 (斎木英資)
治療よりも前に
効果が減弱する理由
薬の増量の原則
薬の種類と選択
レボドパの用量の考え方
レボドパに追加して服用する薬の有効性
徐放型製剤の活用
実際の薬の調整の方針例
増量の目安は
5 ウェアリングオフが発現したときの治療 (馬場康彦)
長期間の薬物治療における問題点
ウェアリングオフ現象とは?
ウェアリングオフ現象を正確にとらえる
ウェアリングオフ現象への対応
6 進行期の諸問題(摂食嚥下障害) (山本敏之)
正常な嚥下
パーキンソン病の嚥下障害のスクリーニング
パーキンソン病の嚥下造影検査所見
パーキンソン病の嚥下障害への対応
7 外科的治療 (木村活生,田中章景)
パーキンソン病の外科的治療
パーキンソン病の外科的治療の歴史
外科的治療の種類
DBS 治療のながれ
STN-DBS の利点・問題点
そのほかの治療
8 リハビリテーション (中馬孝容)
パーキンソン病患者にリハは必要なのか?
パーキンソン病患者自身が困っていることは何か?
パーキンソン病のリハの進め方とは?
自主訓練の指導とは?
9 音楽療法 (服部優子)
パーキンソン病に対する音楽療法の効果
パーキンソン病への音楽療法の実践
パーキンソン病の音楽療法のポイントと注意点
索引