熱傷治療マニュアル
田中 裕 編著
B5判 476頁
定価17,600円(本体16,000円 + 税)
ISBN978-4-498-06659-5
2013年06月発行
在庫あり
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熱傷治療マニュアル
田中 裕 編著
B5判 476頁
定価17,600円(本体16,000円 + 税)
ISBN978-4-498-06659-5
2013年06月発行
在庫あり
救急や外来などの日常診療で遭遇する熱傷の基礎的な知識や,治療技術,患者管理,麻酔,リハビリテーションなど,実際の臨床で役立つ実践的なノウハウをわかりやすく解説した診療マニュアル.初版は2007年に刊行し好評を得たが,新たなる編集者を迎えた今回の改訂2版では,2009年発行の「熱傷診療ガイドライン」(日本熱傷治療学会)に内容を準拠させるとともに,初版以降の知見を反映させより一層内容の充実を図った.
改訂2版の序
2007年6月に中外医学社から『熱傷治療マニュアル』が刊行されて約6年が経過した.この間に2009年日本熱傷学会が中心となり,「熱傷診療ガイドライン」が出された.これまでわが国には熱傷診療のガイドラインは存在せず,エビデンスに基づいた特に熱傷初期診療の標準化が図られるようになった.熱傷入院患者レジストリーも2011年より開始された.教育面でも同学会が主催したABLS(Advanced Burn Life Support)コースが,初版発刊前年の2006年より開始され,本年で第8回になる.本コースは米国熱傷学会が認定した種々の熱傷プライマリーケアを学ぶためのコースで,受傷後24時間以内に必要に応じて熱傷専門施設へ転送するまでの適切な対応ができることを目標としている.受講対象は医師に限定するものでなく,看護師,救急救命士,その他パラメディカルを含んでいる.今後も受講者が増えていくことで,広く知識が浸透していくものと期待する.昨今救急医療における多職種による「チーム医療」の重要性が指摘されている.熱傷診療もチーム医療が治療の成否を決定するといっても過言ではない.日本熱傷学会認定医・専門医数も300名に達しようとしており,初版刊行当時と比べ大幅に増加している.熱傷診療に関する基礎および臨床における新しい知見や治療法も発表され,初版刊行後の数年間の急速な熱傷診療の変化は目覚ましい.この大きな変化の中で,この度,改訂2版を刊行する運びとなった.
本書は,熱傷診療を志す若手医師ばかりではなく,現在熱傷診療を専門に携わっておられる先生方や看護師,パラメディカルの方々にも現場に常に置いてもらえるマニュアルとして企画した.初版の編者である順天堂大学教授木所昭夫先生から引き継ぎ本書を編集するにあたり,熱傷治療の各分野で第一人者の先生方にそれぞれ最も得意とする分野を執筆いただけるようお願いした.内容としては,初版の構成やベースの内容を残したまま,新たな知見,エビデンスを取り入れ刷新する方針とした.また,新たに,熱傷診療におけるチーム医療,熱傷診療ガイドライン,広範囲軟部組織感染症,などの項目を追加した.
熱傷診療の現場において,治療に必要な知識を簡単に再確認することができ,困ったときにも,読めば必ず解決策が出るように工夫していただいた.熱傷診療の現場で,百科事典として,ガイドラインとして,多くの先生方に愛用され,その結果,重症熱傷患者の治療成績が向上することを願っている.
2013年4月
田中 裕
目次
1.熱傷の統計 (樋口良平)
A.東京都熱傷救急連絡協議会における熱傷データ
B.東京都熱傷救急連絡協議会のしくみ
C.年度別推移
D.搬送手段
E.受傷原因別分類と症例数,死亡率
F.年齢の分布と死亡率
G.熱傷重症度と死亡率
1.熱傷受傷面積(%TBSA)
2.熱傷指数(BI)
3.熱傷予後指数(PBI)
H.受傷原因と年齢
I.気道熱傷
2.診断,重症度の判定,治療施設の選定 (岡本 健)
A.代表的な診断基準
1.Burn Index(BI)
2.Prognostic Burn Index(PBI)
3.Abbreviated Burn Severity Index(ABSI)
4.Belgian Outcome in Burn Injury(BOBI)
B.臨床的な状態からみた重症度の判別について
1.初期評価
2.治療施設の選定基準
3.熱傷面積推定法
4.熱傷深度推定法
C.気道熱傷の診断法と重症度判定
1.気道熱傷の分類
2.気道熱傷の診断と重症度
3.病態
[1]熱傷と全身炎症反応…(大須賀章倫,James A. Lederer,小倉裕司)
A.総論
B.重症熱傷と自然免疫
C.重症熱傷と獲得免疫
D.まとめと今後の展望
[2]熱の生体に及ぼす影響,局所反応…(須賀 康,松葉祥一)
A.熱傷害が生体に及ぼす影響
B.直接反応
C.間接反応
D.熱傷害による局所反応
1.I度熱傷
2.II度熱傷
3.III度熱傷
E.局所の熱傷害に応じた治療
[3]体液変動…(青木克憲)
A.熱傷創からの体液喪失
B.神経内分泌反応による体液再分布
C.熱傷創の体液分布
D.非熱傷部の浮腫
1.毛細血管の濾過定数(Kf)
2.毛細血管静水圧(Pc)
3.間質の静水圧(Pif)
4.反射係数(σ)
5.血漿の膠質浸透圧(πp)
6.間質の膠質浸透圧(πif)
E.細胞内溢水
F.Abdominal compartment syndrome
G.対策
1.前負荷の調節
2.コロイド投与
3.血管透過性の制御
4.心機能低下対策
5.Tissue dysoxia対策
[4]Abdominal compartment syndrome(ACS)…(織田 順)
A.病態生理
1.熱傷・敗血症に伴うsecondary ACS
2.体液シフトの大きい重症例でACSリスクが高い
B.臨床上の問題
1.腹腔内圧が上昇すると尿量やCVP・PCWPなどの循環パラメータは
指標とならない
C.モニタリングと診断・治療
1.膀胱内圧で近似したIAPモニタリングを行う
2.膀胱内圧12 mmHg未満,腹部灌流圧50〜60 mmHg以上を目標とする[5]循環動態…(鈴木幸一郎,堀田敏弘)
A.総論
1.熱傷急性期(受傷後24〜48時間以内)の病態と循環動態
2.受傷後48〜72時間前後の循環動態
3.急性期以降の循環動態
4.熱傷ショックの成因
5.熱傷ショックの症状と診断
B.治療―対策
1.熱傷ショック期の治療
2.それ以降の治療
C.ピットフォールと対策
[6]呼吸器系…(相馬一亥)
A.急性期
1.気道障害
2.肺機能検査
3.胸壁熱傷による換気障害
4.肺血管透過性亢進,血漿浸透圧低下による肺水腫
5.全身性炎症反応による肺障害
B.受傷後数日以降の呼吸機能障害
[7]消化器系…(奈良 理,浅井康文)
A.総論
B.治療―対策
C.ピットフォールと回避法
[8]内分泌代謝…(武山直志)
A.総論
1.熱傷初期の神経内分泌反応
2.代謝亢進と神経内分泌反応
3.水分電解質変動と神経内分泌反応
4.免疫と神経内分泌反応
5.再生因子と幹細胞
B.対策
1.熱傷早期
2.熱傷中期
C.ピットフォールと回避法
[9]免疫とサイトカイン…(遠藤重厚)
A.炎症性サイトカイン
1.熱傷早期のサイトカイン値
2.全経過中のサイトカイン値
3.敗血症群と非敗血症群のサイトカイン値
4.生存群と死亡群のサイトカイン値
B.抗炎症性サイトカイン
[10]血液凝固・線溶系…(上山昌史)
A.病態
1.受傷後に進行する熱傷創内の凝固反応
2.SIRSによる凝固・線溶系のモデュレーション
B.治療
1.DICのとらえ方と治療
2.補充療法
3.抗凝固療法
4.今後の展望
C.ピットフォールと回避法
4.広範囲熱傷の治療
[1]熱傷治療におけるチーム医療…(井上貴昭)
A.チーム医療とは
B.チーム医療を推進するための基本的な考え方
C.熱傷治療におけるチーム医療
1.熱傷診療に必要とされるチーム構成
2.熱傷診療におけるチーム医療アプローチの実際
[2]現場での処置と搬送…(猪口貞樹)
A.はじめに
B.広範囲熱傷のプレホスピタルケア
1.安全の確保と原因(熱源など)の除去
2.一次救命処置(A : 気道,B : 換気,C : 循環の評価・処置)
3.創の冷却と被覆
4.熱傷の重症度評価と搬送
5.血管確保,輸液
[3]熱傷初期診療(ABLS)…(海田賢彦,山口芳裕)
A.Primary survey
B.Secondary survey
1.病歴の聴取
2.正確な体重の把握
3.全身の身体診察
4.熱傷の重症度の判定
5.初期治療の原則
6.検査
C.Burn center referral criteria(熱傷センターへの転院決定基 準)
[4]モニタリング…(黒川 顕)
A.ショック期
1.バイタルサイン
2.体重
3.尿
4.動脈ガス分析,酸塩基平衡,CO-Hb,乳酸
5.パルスオキシメータ
6.中心静脈圧
7.血算と血液生化学(ことに電解質,総蛋白,アルブミン)
8.水分喪失
9.Capillary refilling time
B.Refilling期
C.感染期(異化亢進期)
1.血算
2.CRP
3.感染巣(創部,血液,喀痰,尿など)の検査
4.栄養に関するモニタリング
5.血液凝固・線溶系
D.回復期
[5]ショック期の治療
●1 輸液療法(輸液計画・公式とその実際)…(久志本成樹)
A.広範囲熱傷における体液変動と熱傷ショック
B.輸液療法の目標と不十分な輸液と過剰輸液による弊害
C.熱傷ショック期の輸液療法に関するガイドライン
1.日本熱傷学会による熱傷診療ガイドラインにおける推奨
2.アメリカ熱傷学会によるPractice guidelines : Burn shock resuscitationにおける推奨
3.輸液公式と臨床使用
D.ショック期輸液におけるコロイドの使用
E.輸液公式の適用に際して
F.ショック期輸液療法の実際
G.ショック期輸液に対する非反応例
●2 血液製剤…(三島史朗)
A.赤血球濃厚液
B.血小板製剤
C.血漿製剤
D.アルブミン製剤(膠質液)
●3 補助的薬剤投与法…(池側 均)
A.循環作動薬
B.Antioxidant
C.ハプトグロビン
[6]ショック離脱後の輸液治療…(北澤康秀)
A.広範囲熱傷初期の水分動態の特徴
B.水分出納の評価法
C.輸液計画の基本的な考え方
D.維持のための水分投与について
1.超早期から経腸栄養を開始している場合
2.絶食を継続している場合
E.創部から喪失する水分の評価と補充輸液
1.II度熱傷
2.III度熱傷
F.アルブミン投与の是非について
G.栄養管理上のポイント
[7]合併症対策
●1 急性腎不全…(大島 拓,織田成人)
A.急性腎不全の診断
B.急性腎不全の原因
1.ショック期に起こる腎不全の機序
2.敗血症期に起こる腎不全の機序
C.急性腎不全の治療
1.ショック期に起こる腎不全の治療
2.敗血症期に起こる腎不全の治療
●2 呼吸不全…(小泉健雄)
A.呼吸障害の分類
B.症状および徴候
1.第I期呼吸障害
2.第II期呼吸障害
3.第III期呼吸障害
C.検査
1.第I期呼吸障害
2.第II期呼吸障害
3.第III期呼吸障害
D.予防および治療
1.第I期呼吸障害
2.第II期呼吸障害
3.第III期呼吸障害
E.人工呼吸管理
1.第I期呼吸障害
2.第II期呼吸障害
3.第III期呼吸障害
4.人工呼吸器関連肺炎(VAP)
5.気管切開の適応
●3 消化管合併症…(原 義明)
A.高頻度に出現する消化管合併症
1.急性胃粘膜病変(AGML)
2.Bacterial translocation(BT)
3.栄養障害
4.麻痺性イレウス
5.腹部コンパートメント症候群(ACS)
6.肝機能障害
B.稀に出現する消化管合併症
1.無石胆【嚢】炎
2.上腸間膜動脈症候群(SMAS)
3.下部消化管潰瘍
●4 深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症…(鳴海篤志)
A.熱傷における静脈血栓塞栓症とそのリスク因子
B.診断
1.肺血栓塞栓症の診断
2.深部静脈血栓症の診断
C.予防
1.理学的予防法
2.薬物的予防法
●5 熱傷患者の精神医学的問題とその対応…(坂本博子)
A.熱傷受傷後の精神医学的問題とその要因
1.生理期
2.心理期
3.回復期
4.社会期
B.熱傷患者にみられやすい主な精神症状とその対応
1.せん妄
2.不安
3.抑うつ状態
4.退行
5.幻覚妄想状態
6.疼痛
7.適応障害,心的外傷後ストレス障害(PTSD)
C.熱傷受傷前の精神医学的問題
D.自殺企図と自傷行為による熱傷
5.気道熱傷の治療 (高橋国宏,田崎 修)
A.気道熱傷と呼吸管理
1.上気道の傷害に対して
2.下気道の傷害に対して
B.気道熱傷に対する輸液
C.気道熱傷に対する抗生物質の投与
D.耐性菌と抗菌療法
6.熱傷の栄養対策 (池田弘人)
A.ASPENガイドラインの概要
1.ガイドラインの基となるevidence
2.実施ガイドライン
3.その後のガイドライン
B.投与法選択の実際
1.栄養投与法の概論
2.投与経路の選択
3.投与量算定法
C.栄養状態監視のための指標
D.特殊栄養素および同化作用物質
1.代表的な特殊栄養素
2.代表的な同化作用物質
7.重症熱傷患者救命のための感染症対策・治療 (田熊清継)
A.ポイント
B.熱傷患者の感染対策の目標
1.感染予防・高い病原性の細菌感染の抑制
2.熱傷創・呼吸器・消化管における安定した細菌叢の維持
3.全身免疫能と局所免疫能の早期回復
C.熱傷感染症の感染経路
1.Burn wound sepsis(BWS)
2.Catheter-related infections(CRI), catheter-related blood stream infections(CRBSI)
3.呼吸器感染
4.Bacterial translocation(BT)
D.環境・隔離・操作
1.標準予防策
2.滅菌手袋
3.隔離・個室管理
4.水治療(hydrotherapy)
E.感染予防を意識した熱傷創の管理
1.創の清潔管理
2.ゲーベン®クリーム(スルファジアジン銀)
3.受傷早期からの植皮手術
F.全身的抗菌化学療法
G.予防的抗菌薬全身投与
1.予防的抗菌薬全身投与の適応
2.周術期における予防的抗菌薬全身投与
3.予防的全身的投与抗菌薬の選択
H.引き続き行う治療的抗菌薬投与(経験的投与を含む),周術期の抗菌薬投与
1.適応
2.抗菌薬の選択方法
8.重症熱傷患者における真菌感染症の診断と治療 (佐々木淳一)
A.真菌感染症の病態・疾患概念
B.重症熱傷患者におけるカンジダ感染症
C.真菌感染症の血清学的診断
D.真菌感染症における重篤な合併症
E.抗真菌薬の開始・中止基準
F.抗真菌薬の選択
G.真菌感染症に関連したガイドライン
1.「深在性真菌症の診断・治療ガイドライン2007」の重症熱傷への適応
2.「カンジダ治療の臨床実践ガイドライン : IDSAによる2009年改訂版」の重症熱傷への適応
H.抗真菌薬に関連したその他の話題
1.カンジダ感染症に対する抗真菌薬の併用療法
2.抗真菌薬の投与量におけるloading doseの意義
3.抗真菌薬使用中のbreakthrough fungal infection
I.真菌感染症を合併した重症熱傷患者の一例
9.疼痛対策 (杉木大輔,池上敬一)
A.疼痛対策の現状
B.疼痛の機序
1.熱傷における疼痛の伝達機構
2.熱傷関連痛
C.疼痛管理
1.薬物療法
2.非薬物療法
D.スコアリング
1.Visual analog scale(VAS)
2.Numerical rating scale(NRS)
3.Verbal rating scale(VRS)
4.Face scale
10.局所療法
[1]熱傷直後の創傷管理…(小野一郎)
A.熱傷とは
B.熱傷深達度(皮膚のどの深さまで熱による障害が及んでいるかを示す分類)とその治療目的
1.II度熱傷
2.II度熱傷
3.III度熱傷
C.熱傷創に対する初期治療
1.冷却
2.洗浄処置と消毒
3.水疱の処置
4.減圧切開(減張切開)
D.熱傷創に対する外用療法の実際
1.処置
2.I度熱傷創に対する局所療法
3.II度熱傷創に対する局所療法
4.III度熱傷創に対する軟膏療法
E.移植床形成(wound bed preparation)
[2]局所治療方針(重症熱傷)…(横尾和久)
A.保存療法
1.受傷直後の処置
2.受傷早期の局所療法
3.受傷後1週間からの局所療法
4.植皮術後の局所療法
B.手術(壊死組織除去術と植皮術)
1.手術を実施するタイミング
2.手術部位の選択(優先順位)
3.術式の選択
[3]超早期手術と術後管理…(齋藤大蔵)
A.超早期手術の歴史
B.超早期手術の特徴
1.他の時期の手術との比較
2.侵襲への影響
3.超早期手術の長所と短所
C.手術方法に関する諸問題
1.実施時期
2.適応症例
3.手術範囲と部位
4.焼痂切除方法
5.同種皮膚の利用
D.合併症と術後管理
E.超早期手術の今後
1.超早期手術治療戦略の見直し
2.薬物併用療法
[4]植皮術…(春成伸之)
A.周術期管理
1.手術の時期
2.呼吸管理
3.循環管理
4.体温管理
5.輸血の準備
6.抗菌薬の選択
B.手術手技
1.デブリードマンの方法
2.移植床の評価と処置
3.採皮部の選択
4.植皮術の種類
5.採皮器具
6.植皮方法の種類
7.特殊な植皮術
8.植皮部位の管理
9.採皮創の管理
C.術後管理
D.後療法
[5]熱傷手術における局所陰圧閉鎖療法(NPWT)…(松田宏樹,中森 靖)
A.局所陰圧閉鎖療法(NPWT)とは
B.「V. A. C. ATS治療システム」の特徴
C.熱傷におけるNPWTの位置付け
D.熱傷におけるNPWTの実際
[6]創傷被覆材…(渡辺克益)
A.創傷被覆材の目的
1.疼痛の軽減
2.皮膚機能の代行
3.治療の促進
B.素材よりみた創傷被覆材の種類と特徴
C.熱傷深度と使用被覆材
1.第II度熱傷創
2.深達性第II度熱傷創(DDB)
3.深達性熱傷創(第III度・第IV度熱傷)
4.考察
D.症例
[7]人工真皮…(鈴木茂彦,河合勝也)
A.人工真皮とは
B.人工真皮製品の種類
C.熱傷治療における人工真皮の応用
1.早期切除後の被覆
2.電撃傷など条件の悪い熱傷創への応用
3.熱傷後瘢痕拘縮治療における応用
[8]培養表皮…(松崎恭一,熊谷憲夫)
A.培養表皮
B.治療対象
C.深達性II度熱傷の治療
1.手技
2.移植後の経過
D.広範囲III度熱傷の治療
1.手技
2.移植後の経過
E.熱傷瘢痕の治療
1.手技
2.移植後の経過
F.培養表皮シートの作成
1.採皮
2.3T3細胞の準備
3.表皮細胞の播種
4.表皮細胞の増殖
5.培養表皮シートの【剥】離
6.培養表皮の凍結保存
[9]スキンバンク…(田中秀治,島崎修次,明石優美,岡野友貴,今野絵美)
A.スキンバンクとは
B.スキンバンクの法的妥当性
C.日本におけるスキンバンクの成り立ち
D.アログラフト(凍結同種保存皮膚)とその特徴
E.同種皮膚移植の効果
F.皮膚の提供(ドネーション)から熱傷施設に皮膚が供給されるまでのプロセス
1.ドナー情報の受信から摘出の対応まで
2.ドナー候補者の情報収集
3.ドナー家族の状況把握
4.スキンバンクドナーの適応
5.ドナーの一次評価
6.原疾患,感染症の確認
7.海外渡航歴の確認
8.既往歴の確認
9.検視・司法解剖・行政解剖の可能性の有無
10.ドナーの所見
G.手術室での組織採取術から保存までの対応プロセス
1.ドナーからの皮膚の提供
2.採皮手術
H.凍結保存と供給プロセス
1.レシピエント情報の受信
2.供給の可否の確認
3.供給
I.同種皮膚移植後の結果,副作用,有害事象の確認と報告義務
1.シッピングクオリティ調査の検討
2.Result Reportの検討
3.有害事象の報告
J.スキンバンクネットワークの構成とクオリティコントロール
1.スキンバンクネットワークの構成
2.クオリティコントロールのプログラム作成
K.スキンバンクの将来展望
[10]外来での小範囲熱傷の治療…(川上重彦,岸邊美幸)
A.浅達性II度熱傷創
B.深達性II度熱傷創
C.混在創
D.III度熱傷創
[11]抗菌薬…(吉田哲憲)
A.局所抗菌薬
B.局所抗菌薬の抗菌スペクトルと抗菌力
1.フラジオマイシン(ネオマイシン)(FRM)
2.バシトラシン(BC)
3.テトラサイクリン(TC)
4.クロラムフェニコール(CP)
5.ポリミキシンB(PL-B)
6.ゲンタマイシン(GM)
7.フシジン酸(FA)
8.スルファジアジン銀(AgSD)
C.局所抗菌薬の使い方
[12]熱傷後肥厚性瘢痕予防と治療…(百束比古)
A.熱傷後肥厚性瘢痕の概念
B.熱傷後肥厚性瘢痕の成因
1.熱傷深度
2.治癒の遷延・潰瘍化
3.瘢痕拘縮
4.好発部位
5.ケロイド体質
C.熱傷後肥厚性瘢痕の予防
1.早期植皮
2.感染防御
3.瘢痕拘縮の分断・植皮
4.圧迫療法
5.外用剤塗布療法
6.内服療法
D.肥厚性瘢痕の治療
1.熱傷後肥厚性瘢痕の保存的治療
2.熱傷後肥厚性瘢痕の外科的治療
E.後療法
[13]熱傷瘢痕癌…(中西秀樹)
A.発生機序
B.性差
C.発生部位
D.発生頻度
E.熱傷受傷から悪性化までの期間
F.原発巣の進行度
G.転移
H.治療
1.外科的治療
2.化学療法
3.放射線療法
I.予後
[14]Microvision system(Hi-Scope®)による早期熱傷深度判定方法…(仲沢弘明)
A.Hi-Scope®による熱傷深度判定法の実際
B.Hi-Scope®によるタイプ別分類と深度判定
1.タイプ別分類
2.深度判定
C.Hi-Scope®深度判定法による治療方針
D.代表症例
11.小児熱傷
[1]小児熱傷の管理…(菅又 章)
A.初期全身管理
1.熱傷面積の算定
2.初期輸液法
3.気管挿管と呼吸管理
4.初期手術
5.栄養管理
6.急性期の精神衛生管理
B.局所管理
1.深達性II度熱傷(DDB)の治療
2.特殊部位の局所治療
[2]小児虐待と熱傷…(市川光太郎)
A.身体的虐待における熱傷頻度
B.虐待による熱傷痕の特徴
C.主な熱源(成傷器)別の特徴
1.タバコ,車のシガレットライター
2.家庭用品
3.加熱液体(熱湯など)
4.その他
D.実際の虐待症例における熱傷
1.けいれん・無呼吸発作症例の4歳男児
2.腕・躯幹の熱傷症例の1歳9カ月女児
3.低温熱傷(寝返りしたら,顔の傍に電気ストーブがあった)の9カ月女児
4.不自然な外傷痕が絶えないと保育園からの通報の1歳3カ月男児
12.高齢者熱傷 (今泉敏史,西村剛三)
A.当院における熱傷治療の現状
B.当院での高齢者熱傷入院患者の統計
C.高齢者の皮膚の特徴
D.高齢者熱傷の特徴
E.受傷初期の輸液管理
F.呼吸管理
G.局所管理(保存的加療)
H.手術
1.採皮について
2.デブリードマンについて
3.植皮について
4.術後の固定
5.切断について
I.術後の包交と管理
J.リハビリについて
13.特殊部位の熱傷
[1]顔面・頸部熱傷…(根本 充,内沼栄樹)
A.顔面・頸部の解剖学的特徴
B.初期評価と初期治療
1.気道熱傷の確認と気道確保
2.熱傷の評価
3.輸液療法
C.治療
1.熱傷に対する治療
2.後遺障害に対する治療
[2]手指熱傷…(松村 一)
A.疫学
B.解剖学的特殊性
C.緊急の処置を要する状態
1.減張切開
2.化学熱傷での対応
D.手術適応症例と保存的加療例の判断
E.保存的療法と早期リハビリテーション
F.手術時期
G.手術方法および術後管理
H.小児の手掌・指腹熱傷
I.超深達性熱傷と特殊な治療法
[3]会陰部・肛門部熱傷…(田中克己)
A.会陰部・肛門部熱傷の特徴
B.会陰部・肛門部における熱傷創の治療
1.肢位と排尿・排便管理
2.熱傷創の管理
C.瘢痕ならびに瘢痕拘縮に対する治療
D.治療上の注意点
[4]下肢熱傷…(浅井真太郎)
A.創部の処置
B.創閉鎖手術
C.再建
D.リハビリテーション
14.低温熱傷 (副島一孝)
A.概念
B.疫学
C.臨床での診断と治療
1.診断
2.治療
D.症例
15.化学熱傷 (迎 伸彦)
A.基礎的知識
1.定義
2.頻度
3.原因
4.損傷部位
5.影響因子
6.注意点
B.化学損傷の特性
1.特徴
2.全身的影響と毒性
C.化学損傷の病態
D.初期救急治療
1.初期救命処置と評価
2.受傷機転の聴取と原因物質の特定
3.二次被害,損傷の予防
4.初期治療の基本原則
5.初期治療の実際
6.中和剤の使用について
7.合併損傷のチェック
8.入院基準
E.全身管理
1.輸液・循環管理
2.呼吸管理
F.局所治療
1.局所の評価
2.局所治療
G.皮膚以外の化学損傷
1.上部消化管の化学損傷
2.眼の化学損傷
H.一般的な化学損傷
1.一般的な酸による損傷
2.アルカリによる損傷
I.特殊な化学損傷
1.フッ化水素酸
2.フェノール
3.灯油類
4.リン
5.重クロム酸塩
6.化学兵器
16.電撃症と雷撃症 (柳川洋一,田中 裕)
A.電撃症
1.疫学
2.基礎知識
3.臨床症状
4.診断
5.治療
B.雷撃症
1.疫学
2.落雷による損傷機序
3.臨床症状
4.治療
5.予防
17.凍傷 (四ッ柳高敏)
A.総論
B.好発部位
C.凍傷の重症度に影響する因子
D.凍傷の病態
1.凍結による直接的細胞障害
2.循環不全に伴う2次的組織障害
E.凍傷の分類
F.診断と検査
1.Pin prick test
2.画像診断法
3.血液生化学的所見
G.凍傷の治療―対策
1.全身管理
2.Rapid rewarming
3.末【梢】循環の改善
4.鎮痛
5.局所療法
6.手術
7.リハビリ
H.凍傷治療のプロトコール
18.放射線による皮膚障害 (唐澤久美子,中山文明,立崎英夫,鎌田 正)
A.放射線皮膚障害の病態
1.超急性期
2.急性期
3.慢性期
B.被ばく事故による全身被ばくの診断と治療
C.被ばく事故による局所被ばく
D.放射線診断の有害事象
E.放射線治療の有害事象
F.放射線皮膚障害の治療
1.前駆症状
2.I度熱傷相当の皮膚障害
3.II度熱傷相当の皮膚障害
4.III度熱傷相当の皮膚障害
19.壊死性筋膜炎
[1]四肢・体幹壊死性筋膜炎(Fournier症候群を含む)…(嶋津岳士)
A.名称と分類
B.ガス壊疽
1.ガス壊疽
2.非クロストリジウム性ガス壊疽
C.壊死性筋膜炎
1.壊死性筋膜炎
2.特殊な壊死性筋膜炎
D.診断
1.臨床症状
2.細菌学的検査
3.X線・CT検査
E.治療
1.外科的処置
2.抗生物質
3.高気圧酸素療法(HBO)
4.その他
[2]頸部壊死性筋膜炎・降下性壊死性縦隔炎…(角 由佳)
A.原因
B.起因菌
C.リスクファクター
D.臨床症状
E.深頸部間隙
1.咽頭後間隙
2.旁咽頭間隙
3.頸動脈間隙
4.咀嚼筋間隙
5.顎下間隙
6.内臓間隙
F.診断
1.血液検査
2.画像診断
3.グラム染色
4.組織診
5.Originの評価
G.合併症
H.予後
I.治療法
1.気道確保
2.早期ドレナージ,デブリードマン
3.広域抗生剤の投与
4.積極的な輸液療法
5.頻回の画像による評価
6.早期からの経管栄養
7.補助治療
20.熱傷のクリニカルパス (池内尚司)
A.クリニカルパスとは
B.パスのメリット・デメリット
C.パスの構成
D.熱傷治療の特徴
E.熱傷用パスの実際
F.電子化によりパスは変貌する
21.熱傷患者の麻酔 (濱田 宏)
A.術前評価
B.術中麻酔管理
1.循環管理―出血量に注意!
2.呼吸管理―気道の確保に注意!
3.体温管理―低体温に注意!
4.麻酔薬の選択
C.術後管理
22.熱傷看護 (渡邊淑子)
A.熱傷の一般的経過と看護
B.熱傷患者への看護師の役割
1.循環・呼吸管理への注意による異常の早期発見と対応
2.患部および全身の感染防止と環境整備
3.排便管理
4.迅速なガーゼ交換や水治のための手順や必要物品の熟知と人員の確保
5.早期からのリハビリテーションによる拘縮予防
6.闘病生活の苦痛・創痛による身体的・精神的苦痛の除去
7.必要カロリーと摂取カロリーの評価をした栄養管理
23.熱傷後のリハビリテーション (林 康子,長岡正範)
A.リハビリテーションの考え方 : 医学モデル,障害モデルと国際生活機能分類
B.熱傷がもたらす医学的問題 : 特に機能障害の原因として
1.筋萎縮と関節拘縮
2.瘢痕
3.異所性仮骨
4.切断
5.末【梢】神経障害
6.【掻】痒感,疼痛
7.心理学的問題
C.熱傷のもたらす機能障害の影響を評価すること
1.上肢機能
2.下肢機能
D.経過に沿った熱傷のリハビリテーション
1.急性期 : 全身状態が落ち着くまでの受傷後48〜72時間以内の時期
2.亜急性期 : 積極的な局所治療の時期
3.回復期 : 表皮化完成,植皮完成の時期
4.慢性期 : 退院前および退院後の時期
E.特殊な問題
1.気道熱傷の合併に対して
2.ポジショニング
3.副子(スプリント)の使用
4.可動域訓練
5.早期離床
6.水治療
7.コスメテックス
8.年齢による配慮(小児と高齢者)
24.多数熱傷患者を伴う災害への対応 (小早川義貴,小井土雄一)
A.多数熱傷患者を伴う災害
B.諸外国の対応
C.多数熱傷患者対応の原則
D.多数熱傷患者が発生した場合の状況分類と対応
E.多数熱傷患者のトリアージ
F.多数熱傷患者の治療
G.特に広域災害時(パターン1)の多数熱傷患者対応
H.全国の熱傷患者受け入れキャパシティー
I.熱傷対応の標準化コース : Advanced Burn Life Support
索引
執筆者一覧
田中 裕 順天堂大学教授 編著
樋口良平 東京都立多摩総合医療センター形成外科部長
岡本 健 順天堂大学医学部附属浦安病院救急診療科教授
大須賀章倫 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター社会保険中京病院救急科医長
James A. Lederer Department of Surgery(Immunology), Brigham andWomens Hospital/HarvardMedical School
小倉裕司 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター講師
須賀 康 順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科教授
松葉祥一 順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
青木克憲 前浜松医科大学医学部救急災害医学教授
織田 順 東京医科大学病院救命救急センターセンター長・准教授
鈴木幸一郎 川崎医科大学救急医学教授
堀田敏弘 川崎医科大学救急医学講師
相馬一亥 北里大学医学部救命救急医学教授
奈良 理 手稲渓仁会病院救命救急センター副センター長・救急科部長
浅井康文 札幌医科大学名誉教授
武山直志 藤田保健衛生大学医学部救命救急医学教授
遠藤重厚 岩手医科大学医学部救急医学教授
上山昌史 社会保険中京病院救急科主任部長
井上貴昭 順天堂大学医学部附属浦安病院救急診療科先任准教授
猪口貞樹 東海大学医学部専門診療学系救命救急医学教授
海田賢彦 杏林大学医学部救急医学
山口芳裕 杏林大学医学部救急医学教授
黒川 顕 日本医科大学武蔵小杉病院院長
久志本成樹 東北大学大学院医学系研究科外科病態学講座救急医学分野教授
三島史朗 東京医科大学救急医学准教授
池側 均 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター
北澤康秀 関西医科大学附属枚方病院高度救命救急センターセンター長・病院教授
大島 拓 千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学
織田成人 千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学教授
小泉健雄 杏林大学医学部救急医学講師
原義 明 日本医科大学千葉北総病院救命救急センター
鳴海篤志 国立病院機構別府医療センター救急科部長
坂本博子 医療法人社団すずき病院神経科部長
高橋国宏 長崎大学病院外傷センター
田崎 修 長崎大学病院救命救急センター教授
池田弘人 帝京大学医学部救急医学准教授
田熊清継 川崎市立川崎病院救命救急センター長・救急科部長
佐々木淳一 慶應義塾大学医学部救急医学専任講師
杉木大輔 獨協医科大学越谷病院救急医療科講師
池上敬一 獨協医科大学越谷病院救急医療科教授
小野一郎 札幌医科大学皮膚科学准教授
横尾和久 愛知医科大学形成外科学教授
齋藤大蔵 防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門教授
春成伸之 横浜市立大学附属市民総合医療センター高度救命救急センター准教授
松田宏樹 大阪府立急性期・総合医療センター高度救命救急センター診療主任
中森 靖 大阪府立急性期・総合医療センター高度救命救急センター副部長
渡辺克益 東京医科大学形成外科学主任教授
鈴木茂彦 京都大学大学院医学研究科形成外科学教授
河合勝也 京都大学大学院医学研究科形成外科学准教授
松崎恭一 川崎市立多摩病院形成外科部長
熊谷憲夫 聖マリアンナ医科大学名誉教授
田中秀治 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科教授
島崎修次 国士舘大学体育学部スポーツ医科学科教授
明石優美 日本スキンバンクネットワーク
岡野友貴 日本スキンバンクネットワーク
今野絵美 日本スキンバンクネットワーク
川上重彦 金沢医科大学形成外科学教授
岸邊美幸 金沢医科大学形成外科学講師
吉田哲憲 市立札幌病院形成外科・名誉院長
百束比古 日本医科大学大学院形成再建再生医学教授
中西秀樹 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部形成外科学分野教授
仲沢弘明 日本大学医学部形成外科学教授
菅又 章 東京医科大学八王子医療センター形成外科学教授
市川光太郎 北九州市立八幡病院院長
今泉敏史 福岡徳洲会病院形成外科医長/長崎労災病院形成外科部長
西村剛三 福岡徳洲会病院副院長・形成外科部長
根本 充 北里大学医学部形成外科学講師
内沼栄樹 北里大学医学部形成外科学教授
松村 一 東京医科大学形成外科学教授
田中克己 長崎大学医学部形成外科学准教授
浅井真太郎 社会保険中京病院形成外科部長
副島一孝 日本大学医学部形成外科学准教授
迎 伸彦 北九州総合病院形成外科部長
柳川洋一 順天堂大学医学部救急・災害医学先任准教授
田中 裕 順天堂大学医学部救急・災害医学教授
四ッ柳高敏 札幌医科大学形成外科学教授
唐澤久美子 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター
中山文明 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター
立崎英夫 放射線医学総合研究所緊急被ばく医療研究センター
鎌田 正 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター
嶋津岳士 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター教授
角由 佳 順天堂大学医学部附属浦安病院救急診療科准教授
池内尚司 防衛医科大学校救急部教授・救命救急センター長
濱田 宏 広島大学大学院医歯薬保健学研究院麻酔蘇生学准教授
渡邊淑子 東京医科大学病院救命救急センター師長
林 康子 順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学
長岡正範 順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学教授
小早川義貴 国立病院機構災害医療センター臨床研究部
小井土雄一 国立病院機構災害医療センター臨床研究部長
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