略 歴
1940年フランス北西部ナント市出身.1970年代より高血圧治療の国際協力研究に尽力した欧州の中心的科学者.一方で,パリの国立研究所に日本人留学者を数多く受け入れ,日仏医学協力に多大な寄与を果たす.国内外の医学研究に関わる一方,フランス厚生省の科学顧問として医療行政に貢献.2008-2012年にはサルコジ大統領直接の求めに応じてアルツハイマー病の国家的取り組みである「アルツハイマー計画」の取りまとめ役(President of the Scientific Council of the Plan-Alzheimer Foundation)として全欧州にまで働きかけアルツハイマー病取り組みの国際協力を進めた.2012年の政権交代後にもオランド大統領の要請でプロジェクト統括を継続している.誠実で熱意に満ちた科学者として国際的に広く信望が厚い.