各種病態における実際
静脈経腸栄養ハンドブック
畠山勝義 編著
B6判 456頁
定価7,370円(本体6,700円 + 税)
ISBN978-4-498-01800-6
2003年11月発行
在庫なし
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各種病態における実際
静脈経腸栄養ハンドブック
畠山勝義 編著
B6判 456頁
定価7,370円(本体6,700円 + 税)
ISBN978-4-498-01800-6
2003年11月発行
在庫なし
目 次
第1部 基礎編
1.栄養概論 <佐藤信昭>
1.栄養の基本
2.3大栄養素の代謝
3.輸液
4.栄養評価
5.侵襲下の生体反応
6.栄養投与経路
7.高カロリー輸液の変遷
8.高カロリー輸液の合併症
9.経腸栄養の変遷
10.栄養素の消化吸収
11.経腸栄養剤の種類
2.代謝概論 <草間昭夫>
1.一般的な栄養素の代謝
2.糖の代謝
3.実際のブドウ糖の投与について
4.アミノ酸の代謝
5.実際のアミノ酸の投与について
6.脂質の代謝
7.実際の脂肪乳剤の投与について
8.ビタミン
9.微量元素
3.酸塩基平衡 <成田一衛 下条文武>
1.体液のH+濃度と緩衝系
2.pHはH2CO3とHCO3−の比で決まる
3.肺における酸塩基平衡調節
4.腎による酸塩基平衡調節
5.血液ガスの読み方
6.代謝性アシドーシスの治療
7.代謝性アルカローシスの治療
4.栄養学的アセスメント <小山 諭>
1.目的
2.評価法
3.栄養素必要量
4.栄養療法の適応基準
5.予後推定栄養指数
5.投与カロリーの実際 <佐藤賢治>
1.概念
2.熱量消費量の決定
3.投与熱量の決定
第2部 静脈栄養
1.中心静脈栄養と末梢静脈栄養 <植木秀功>
1.静脈栄養の分類
2.ASPENのガイドライン
3.中心静脈栄養(TPN,IVHまたはCPN)
4.末梢静脈栄養(PPN)
5.おわりに
2.適応と禁忌 <香山誠司>
1.中心静脈栄養法(TPN),高カロリー輸液(IVH)
2.末梢静脈栄養法(PPN)
3.まとめ
3.栄養剤と調整法 <大川 彰>
1.末梢静脈栄養
2.中心静脈栄養
3.調整法
4.おわりに
4.中心静脈栄養法基本手技の実際 <小山 諭>
1.鎖骨下静脈穿刺法
2.末梢静脈穿刺法(PICC)
5.合併症と対策 <松尾仁之>
1.機械的または技術的問題
2.感染症
3.代謝関連の合併症
4.栄養学的問題
5.まとめ
第3部 経腸栄養
1.適応と禁忌 <酒井靖夫>
1.栄養補給の方法
2.経腸栄養の利点と欠点
3.栄養法の選択
4.経腸栄養法の適応
5.経腸栄養法の禁忌
6.投与経路・注入部位と経腸栄養剤の選択
7.まとめ
2.栄養剤と調整法 <須田武保>
1.栄養剤の種類と特徴
2.経腸栄養剤の選択基準
3.経腸栄養剤の調整
4.具体的な調整法
5.おわりに
3.基本手技の実際 <岡本春彦>
1.経腸栄養療法の区分
2.栄養剤
3.投与ルート
4.器具,器材
5.投与スケジュール
6.ルート,挿入部の管理
7.患者・家族の指導
8.在宅経腸栄養法
9.長期管理
4.合併症と対策 <飯合恒夫>
1.経腸栄養法における合併症
2.合併症の対策
第4部 各種病態における静脈栄養・経腸栄養のポイント
1.周術期管理 <小林 孝>
A.病態生理
1.周術期の特徴
2.周術期の病態生理
B.実際の栄養療法
1.術前栄養管理
2.術前輸液
3.術後輸液
2.食道疾患 <神田達夫>
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.術前管理
2.術後管理
C.まとめ
3.胃疾患 <神田達夫>
幽門狭窄
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.脱水の改善
2.栄養の回復,維持
3.貧血,低蛋白血症の改善
幽門側胃切除術
A.実際の栄養療法
胃全摘術
A.実際の栄養療法
4.炎症性腸疾患 <島村公年>
潰瘍性大腸炎
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.強力静注療法とTPN
2.手術症例の栄養管理
Crohn病
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.初診・診断時および急性増悪期の栄養療法
2.緩解期の治療(緩解維持療法)
3.手術症例の栄養管理
5.短腸症候群 <岡田貴幸>
A.病態生理
B.栄養管理の実際
C.在宅栄養法
D.身体障害者認定
6.腸閉塞 <島影尚弘>
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.癒着性腸閉塞
2.絞扼性腸閉塞
3.麻痺性腸閉塞
7.肝硬変,肝不全 <坪野俊広>
A.病態生理
B.実際の栄養療法
1.急性肝不全における輸液・栄養療法
2.肝硬変における輸液・栄養療法
8.肝癌 <青野高志>
A.病態生理
1.疾患・病態と栄養状態との関連など
2.栄養状態の注意点など
3.栄養障害に対する治療目標・計画など
B.実際の栄養療法
1.術前栄養療法
2.術中栄養療法
3.術後栄養療法
4.循環管理
5.凝固線溶障害対策
6.膠質浸透圧保持
7.術後門脈圧亢進対策
8.肝再生促進
9.術後感染対策
10.術後肝不全対策
11.術後経腸栄養
12.退院後の栄養治療・注意点
C.まとめ
9.肝移植における周術期管理と栄養管理 <佐藤好信>
A.病態生理
1.成人生体肝移植術後
2.成人生体肝移植の術中・術後管理
B.合併症対策
1.消化管出血
2.血液凝固異常
3.肝不全
4.腹水
5.術後経腸栄養管理
10.胆道系腫瘍 <白井良夫>
A.病態生理
1.胆道癌の種類とその病態
2.胆道癌手術の種類とその適応
B.実際の栄養管理
1.術前管理(特に閉塞性黄疸とその管理)
2.術中管理
3.術後管理
4.経腸栄養の臨床的意義
11.膵癌 <黒崎 功>
A.病態生理
1.膵癌における栄養障害と手術の影響
B.実際の栄養管理
1.術前管理における注意点とポイント
2.周術期および遠隔期における栄養療法
3.手術早期の栄養管理
4.遠隔期の栄養管理
C.まとめ
12.急性膵炎 <川合弘一 須田剛士 青柳豊>
A.病態生理
1.疾患概念
2.循環状態
3.栄養,代謝との関連
B.実際の栄養療法
1.輸液
2.循環管理
3.コロイド輸液
4.電解質補正
5.栄養管理
C.まとめ
13.慢性膵炎 <見田有作 須田剛士 青柳豊>
A.病態生理
1.疾患概念
2.病態と栄養状態との関連
3.栄養障害に対する治療目標
B.実際の栄養療法
1.代償期
2.移行期
3.非代償期
4.静脈栄養
5.経腸栄養
C.まとめ
14.急性腎不全 <森岡良夫 成田一衛 下条文武>
A.病態生理
B.実際の栄養管理
1.エネルギー
2.タンパク
3.脂質
4.水分
5.電解質
C.急性腎不全の診断治療と輸液療法
1.腎前性急性腎不全の輸液
2.腎性急性腎不全の輸液
D.まとめ
15.人工透析 <成田一衛 下条文武>
A.病態生理
1.総水分量
2.Na量
3.酸塩基平衡
4.カロリー(総エネルギー量)
5.アミノ酸
B.実際の栄養療法
C.まとめ
16.ショック,多臓器不全 <田宮洋一>
ショック
A.病態生理
1.ショックの循環動態
2.栄養代謝変動
多臓器不全MOF;multiple organ failure
A.病態生理
1.MOFのメカニズム
2.栄養代謝変動
B.実際の栄養療法
1.投与カロリー量
2.栄養基質
3.投与経路
C.まとめ
17.糖尿病 <谷 長行>
A.病態生理
1.糖尿病患者の病状の把握
B.実際の栄養法
18.癌化学療法 <植木 匡>
A.病態生理,注意点
1.抗癌剤投与施設に必要な院内体制
2.抗癌剤投与時の留意点
B.実際の管理
1.主な副作用対策
2.末梢静脈が確保できない場合
C.まとめ
19.癌悪液質 <林 達彦>
A.病態生理
1.疾患,病態と栄養状態の関連
2.栄養状態の注意点
3.栄養障害に対する治療目標,計画
B.実際の栄養療法
1.静脈栄養
2.経腸栄養
3.在宅栄養
C.まとめ
20.熱 傷 <吉川恵次>
A.病態生理
1.熱傷に伴う代謝変動
2.熱傷後早期からの積極的栄養療法の意義および高カロリー輸液(TPN)の適応
B.実際の栄養管理
1.熱傷後早期のTPNの実際
2.熱傷後早期の非蛋白エネルギーの基質について
3.蛋白源,主としてTPN時のアミノ酸投与に関する問題
4.受傷後早期からの経腸栄養法の再評価─特にbacterial translocation予防の観点から
21.未熟児 <八木 実>
A.病態生理
B.実際の栄養管理
1.未熟児の静脈栄養
2.未熟児の経腸栄養
22.新生児,乳児 <飯沼泰史>
A.病態生理
1.栄養療法の適応
2.栄養療法における小児の特殊性
B.実際の栄養管理
1.経腸栄養
2.静脈栄養
23.高齢者 <親松 学>
A.病態生理
1.高齢者の背景
2.栄養アセスメント
B.実際の栄養法
1.総エネルギー量の算定
2.蛋白質・アミノ酸の算定
3.脂肪の算定
4.総水分量・電解質の算定
5.ビタミン・ミネラル・微量元素の算定
6.投与経路の決定
7.経腸栄養法
8.経静脈栄養法
C.まとめ
24.意識障害患者 <森 宏>
A.病態生理
B.実際の栄養療法
C.まとめ
25.心臓手術 <名村 理>
A.病態生理
1.心臓悪液質の栄養管理
2.心臓手術後の栄養管理
B.実際の栄養療法
1.心臓悪液質に対する栄養療法
2.心臓手術後の栄養療法
3.経腸栄養への切り換え
C.まとめ
26.冠不全 <土田圭一 堀知行>
A.病態生理
B.実際の栄養管理
1.水分バランス
2.GIK療法
3.投与カロリー
4.微量元素
5.アミノ酸製剤
6.その他
C.まとめ
27.心不全 <柏村健 小玉誠>
A.病態生理
1.疾患,病態と栄養状態との関連
2.栄養状態の注意点
3.栄養障害に対する治療目標・計画
B.実際の栄養療法
1.静脈栄養
2.経腸栄養
C.まとめ
28.慢性呼吸不全 <大平徹郎>
A.病態生理
1.疾患,病態と栄養状態との関連
2.栄養評価項目<栄養状態の注意点など>
3.重症度分類
4.栄養障害に対する治療目標,計画など
B.実際の栄養治療
1.安定期慢性呼吸不全患者の栄養治療
2.慢性呼吸不全患者の急性増悪期の栄養治療
C.まとめ
1.安定期慢性呼吸不全患者の栄養治療
2.慢性呼吸不全急性増悪期の栄養治療
29.肺手術 <土田正則>
A.病態生理
B.実際の栄養管理
1.一般的肺手術
2.特殊病態での輸液管理
30.脳神経外科手術 <森 宏>
A.病態生理
B.実際の栄養療法
C.まとめ
31.産婦人科疾患 <高桑好一 田中憲一>
A.病態生理
B.実際の栄養管理
1.産科領域における静脈栄養・経腸栄養
2.周術期の栄養管理
3.婦人科末期癌
32.泌尿器科手術 <若月秀光 冨田善彦>
A.病態生理
1.経尿道的内視鏡手術
2.TUR―Pの術前・術中輸液
3.症例
B.実際の栄養管理
1.経尿道的手術
2.腎移植
3.副腎手術の輸液
C.まとめ
33.多発外傷患者に対するTPN <吉川恵次>
A.病態生理
1.多発外傷患者に対するTPNの目的
2.外傷に伴う代謝変動とTPN
B.実際の栄養管理
1.多発外傷に伴う代謝変動とTPNの実際
2.多発外傷時,特に開腹術を要する腹部外傷を伴う場合の空腸瘻の造設
C.まとめ
附表
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畠山勝義 編著
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