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書籍詳細

肺がん診療を安全に行うために

肺がん診療を安全に行うために

加藤治文 他監

A5判 292頁

定価5,280円(本体4,800円 + 税)

ISBN978-4-498-03158-6

2006年04月発行

在庫なし

増え続ける肺がんを背景に,医療従事者の社会的責任として質の高い肺がん診療を安全に行うためのknow-howを解説した書.

目 次

§1◆検査を安全に行うには
 1.単純X線撮影  〈立石宇貴秀,佐竹光夫,荒井保明〉
 2.CT  〈立石宇貴秀,佐竹光夫,荒井保明〉
 3.MRI  〈中島寛人,村上康二,縄野 繁〉
 4.気管支内視鏡  〈土田敬明〉
 5.蛍光気管支鏡  〈本多英俊〉
 6.X線透視下肺針生検・針細胞診  〈平野 隆〉
 7.CT下肺針生検・細胞診断  〈平野 隆〉
 8.肺動脈造影  〈内田 修〉
 9.気管支動脈造影  〈内田 修〉
 10.胸腔鏡  〈林 和〉
 11.超音波検査  〈宮島邦治〉

§2◆治療を安全に行うには
 1.処置
  a.IVH挿入  〈坪井正博,加藤治文〉
  b.胸腔穿刺  〈池田徳彦〉
  c.心嚢ドレナージ  〈渡辺俊一〉
  d.経皮的穿刺細胞診  〈梶原直央〉
  e.胸腔ドレーン挿入術  〈梶原直央〉
  f.気管切開  〈筒井英光〉
  g.CTガイド下マーキング  〈長束美貴〉
 2.手術  113
  a.開胸手術  〈永井完治〉
  b.胸腔鏡下手術  〈大平達夫〉
  c.縦隔鏡  〈渡辺俊一〉
 3.内視鏡下治療
  a.PDT,Nd -- YAG焼灼  〈臼田実男〉
  b.気道ステント挿入術〈古川欣也,柳田国夫,岩崎賢太郎,三浦豊章,齋藤 誠〉
 4.気管支動脈内抗がん剤注入  〈高橋 充〉
 5.化学療法  〈仁保誠治〉
 6.分子標的治療  〈後藤功一〉
 7.化学放射線療法  〈関根郁夫,角美奈子〉
 8.術前術後補助療法  〈軒原 浩〉
 9.放射線療法  〈角美奈子〉
 10.人工呼吸管理  〈菱田智之,吉田純司〉
 11.輸血  〈山田公人〉
 12.血液製剤および特定生物由来薬剤  〈山田公人〉

§3◆安全管理(リスクマネージメント)
 1.外来業務  〈河野貴文〉
 2.手術室  〈永田まみこ,西村光世〉
 3.病棟  〈葉 清隆〉

§4◆インフォームドコンセント  〈久保田馨〉
   1)インフォームドコンセントの成り立ち
   2)インフォームドコンセントの理論的背景
   3)悪い知らせの伝え方
   4)患者の希望をどこまで受け入れるか
   5)家族への対処
   6)医療上の責任とは何か
   7)医療事故/過誤の説明

§5◆承諾書(説明同意文書)  〈吉田純司〉
   1)文書の内容
   2)説明文書を渡すだけではすまない場合も
   3)同意文書について
   4)われわれの文書

§6◆医療事故(過誤)が起きたら  〈西内 岳〉
   1)はじめに(法的責任)
   2)患者側への説明
   3)警察への届出
   4)事故の公表とマスコミ対策
   5)事故検討会の実施
   6)カルテなどの診療記録の保管,保全
   7)カルテなどの診療記録の開示
   8)医師会,保険会社への報告
   9)患者側からの説明会の申し入れ
   10)賠償(示談,訴訟など)

§7◆肺がん診療における安全対策 -- 裁判例に学ぶ -- 〈古川俊治〉
   1)検診
   2)良性疾患との鑑別
   3)手術適応
   4)抗がん剤による副作用死

§8◆Side Memo
 1.医療と法律  〈西内 岳〉
 2.医療事故と医療過誤  〈古川俊治〉
 3.異状死体の届出義務  〈古川俊治〉
 4.造影剤使用に関して  〈赤田壮市〉
 5.抗生剤テスト  〈長瀬清亮,久保田馨〉
 6.治験  〈金尾直美〉

§9◆今後の展望  〈西條長宏〉

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