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書籍詳細

がん疼痛緩和ハンドブック

がん疼痛緩和ハンドブック

槇田浩史 監

B6変 196頁

定価2,860円(本体2,600円 + 税)

ISBN978-4-498-05708-1

2007年04月発行

在庫なし

がん疼痛の緩和医療に関する全般的な知識や最新の臨床における実践的な治療指針などを簡明にまとめたコンパクトなハンドブック.

第1章 総論的知識
1.がん疼痛治療の概要
 A.世界の動きと日本の位置づけ
 B.医療用麻薬に対する誤解
 C.わが国におけるがん疼痛治療の整備
 D.緩和ケア病棟,緩和ケアチームが必要
 E.在宅緩和への流れ

2.WHO方式がん疼痛治療法
 A.がん疼痛治療の目標
 B.鎮痛薬投与の基本原則
 C.WHO方式がん疼痛治療法の有効性

3.副作用対策
  ■悪心・嘔吐
  ■便秘
  ■眠気
  ■呼吸抑制
  ■幻覚,錯乱
  ■口内乾燥,口渇
  ■発汗
  ■そう痒感
  ■排尿障害
  ■ふらつき,めまい

4.がん性疼痛に対する神経ブロックの有効性
 A.適応基準
 B.神経ブロックの利点・欠点
 C.神経ブロックの種類

5.放射線治療
 A.がん緩和医療における放射線治療の適応
 B.主な対象
  ■骨転移
  ■脊髄圧迫症候群→緊急照射の適応
  ■Pancoast型腫瘍
  ■脳転移
  ■腫瘍からの出血
  ■上大静脈症候群
  ■閉塞性黄疸
 C.放射線障害
 D.放射線治療にかかる費用

6.経口製剤
 A.NSAIDsの使い方
 B.NSAIDsで除痛効果が不十分のときは
    経口オピオイド
 C.即効性オピオイドの使い方
 D.モルヒネ徐放製剤
 E.オキシコドン徐放製剤
 F.経口オピオイドの増量のしかた
 G.経口摂取が不可能になったとき
 H.いつオピオイドは中止すべきか

7.注射製剤
 A.持続皮下注入法と持続静脈内注入法
  ■デバイス
  ■投与量の決定
  ■持続皮下注入法
  ■持続静脈内注入法
 B.硬膜外投与法およびくも膜下投与法

8.フェンタニル貼付剤(デュロテップパッチ)

9.鎮痛補助薬
  ■鎮痛補助薬とは
 A.使用原則
 B.主な薬剤
  ■抗けいれん薬
  ■抗うつ薬
  ■抗不整脈薬
  ■ケタミン(ケタラール)
  ■デキストロメトロルファン(メジコン)
  ■コルチコステロイド
  ■ビスホスホネート(アレディア,ビスフォナール,ゾメタ),
   カルシトニン(エルシトニン)
  ■バクロフェン(ギャバロン,リオレサール)
  ■クロニジン(カタプレス)
  ■オクトレオチド(サンドスタチン)
  ■ガバペンチン(ガパペン錠)

10.がん患者の苦痛,がん疼痛の評価
 A.がん患者の全人的な痛み
 B.痛みの評価法

第2章 具体的対応
1.オピオイド開始時の処方例
 A.オピオイド投与開始時に同時に処方されることの多い薬
 B.処方例
  ■処方例1(経口投与の例)
  ■処方例2(経直腸投与の例)
  ■処方例3(静脈内投与の例)
  ■処方例4(皮下投与の例)
  ■処方例5(骨転移痛を伴う場合)
  ■処方例6(小児の場合)
  ■処方例7(高齢者の場合)

2.腎・肝機能障害時の減量処方
 A.腎機能障害時の減量処方
 B.肝機能障害時の減量処方

3.オピオイドによる鎮痛が不十分な場合の対応
 A.オピオイドの投与量が疼痛のレベルに対して少ない
 B.オピオイドが効きにくい疼痛

4.オピオイドローテーション
 A.オピオイドローテーションを考慮する状況
 B.投与経路,オピオイドの選択
 C.モルヒネ投与経路の変更のしかた
 D.モルヒネ,オキシコドンからデュロテップパッチへの変更のしかた
 E.デュロテップパッチからモルヒネ,オキシコドンへの変更のしかた
 F.大量のオピオイドからのローテーション

(以下,小項目は省略)
5.疼痛以外の症状への対応
 A.口腔ケア・口腔内の症状
 B.消化器の症状
 C.呼吸器の症状
 D.皮膚の症状
 E.不眠の分類と治療
 F.高カルシウム血症
 G.全身倦怠感
 H.苦痛緩和のための鎮静

6.精神症状の評価と対応
 A.抑うつ
 B.不安
 C.せん妄

第3章 環 境
1.麻薬の管理と実際
 A.麻薬取扱者免許と事務手続
 B.麻薬の施用・交付・処方せんの交付
 C.麻薬の管理
 D.その他

2.医療ソーシャルワーカーの役割

3.在宅ケア,ホスピス,緩和ケアと相互の連携

付録 参考図書
   参考HP
   薬剤一覧

 事項索引
 薬物索引

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執筆者一覧

槇田浩史  監

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