目 次
総論
1. がん化学療法の基礎知識<古瀬純司 野村久祥 長島文夫>
1. がん化学療法の目的と役割
2. 化学療法の適応
3. 化学療法の効果判定と治療継続
4. 化学療法の安全管理
2. Oncologic Emergencies…<五味大輔 大山 優>
1. インフュージョンリアクション(過敏性反応)
2. 脊髄圧迫(spinal cord compression)
3. 高カルシウム血症
4. SIADH(syndrome of inappropriate secretion of
antidiuretic hormone)
5. 発熱性好中球減少症
6. 上大静脈症候群/気道狭窄
7. 肺塞栓症・深部静脈血栓症
3. 化学療法に伴う有害事象対策
A. 骨髄抑制…<野村久祥>
1. 白血球・好中球減少
2. 血小板減少
3. 貧血(ヘモグロビン減少)
B. 非血液毒性…<中島日出夫 元雄良治>
多くの抗がん剤に共通して発現する副作用
1. 消化器症状
2. 皮膚症状
3. アレルギー反応
4. 臓器障害
5. その他の副作用
4. 消化器がんの合併症対策
…<土岐真朗 山口康晴 高橋信一 古瀬純司>
1. 消化管閉塞・狭窄
2. 消化管穿孔
3. 胆道閉塞
4. 消化管出血
5. 腹腔内出血
5. 肝炎ウイルスの再活性化に対する対応…<楠本 茂 田中靖人>
1. B型肝炎の自然経過とHBV再活性化の臨床経過
2. がん化学療法によるHBV再活性化のリスク分類と
関連するリスク因子
3. がん化学療法・免疫抑制療法中のHBV再活性化対策
4. がん化学療法中のC型肝炎ウイルス再活性化への対策
6. 腫瘍随伴症候群…<山内照夫>
1. 概要
2. 内分泌系
3. 神経系
4. 皮膚・筋骨格系
5. 血液系
7. 骨転移に対する治療方針…<行澤斉悟 石井 浩>
1. 消化器がんにおける骨転移
2. 消化器がんにおける骨転移の診断
3. 骨転移の治療適応,目的
4. 骨転移の治療
原発病変に応じた骨転移病変に対する治療対応
8. がん疼痛治療の実際<窪田靖志>
1. がん性疼痛とは
2. 評価方法
3. 治療
4. がん性腹膜炎に伴う症状
5. レスキューのコツ
6. 投与経路による効果の違い
7. 緩和ケアにおけるステロイドの効用
8. 化学療法・神経障害によるしびれの対処
9. がん治療における精神的ケアと薬物療法<明智龍男>
1. がん患者に頻度の高い精神症状
2. 適応障害
3. うつ病
4. せん妄
5. 予期性悪心・嘔吐
10.医療費と高額医療の手続き…<本告成淳>
1. 医療費
2. 高額療養費制度
11.化学療法を受ける患者家族の相談対応と心理的サポート
―意思決定の支援―…<坂元敦子>
1. 意思決定の場面と支援の必要性
2. 意思決定に必要な支援
3. 患者家族が活用できる社会資源
4. 患者同士の支えあいの場
索引