目 次
第1章 肺腫瘍の病理学 〈野口雅之〉
A.肺の解剖
B.肺癌の分類
C.肺癌の前浸潤性病変
D.微小浸潤性腺癌(minimally invasive adenocarcinoma: MIA)について
E.肺腫瘍の形態診断学のポイント
F.生検診断の問題点
G.細胞診断の問題点
第2章 結節あるいは腫瘤の良性,悪性の鑑別 〈酒井文和 堀尾裕俊 比島恒和〉
A.小結節(10mm以下)の良悪性診断
B.腫瘍か炎症かの鑑別
C.腫瘍が良性か癌かの鑑別
D.経過観察
E.肺癌の生態,生長,大きさ,組織: 予後との関連
第3章 前癌病変,小型肺癌 〈藤澤英文 櫛橋民生〉
A.異形腺腫様過形成(AAH)
B.その他の前癌病変
C.小型肺癌
第4章 肺癌のステージング 〈藤澤英文 櫛橋民生〉
A.TNM分類と病期分類
B.TNM分類と画像診断
C.外科治療からみた画像診断のポイント
D.放射線治療からみた画像診断のポイント
第5章 肺癌治療後の画像診断: 特に臨床的観点から 〈桐生拓司〉
A.肺癌術後の画像診断
B.化学療法・放射線治療後の画像診断
C.その他
第6章 典型的な肺癌 〈門倉光隆〉
A.腺 癌
B.扁平上皮癌(類表皮癌)
C.小細胞癌
D.大細胞癌
第7章 非典型的な“肺癌” 〈薄井庸孝 藤澤英文 櫛橋民生〉
A.内部構造が非典型的な肺癌
B.存在部位が非典型的な肺癌
C.形態が非典型的な肺癌
D.経過が非典型的な肺癌
第8章 種々の基礎疾患から発生する肺癌 〈櫛橋民生〉
A.肺線維症
B.肺結核
C.慢性結核性膿胸
D.ブラ,気腫性ブラ
E.珪肺症
F.石 綿
G.その他の吸引物質
H.肺過誤腫
第9章 肺癌に伴う種々の二次変化の画像所見 〈高橋雅士〉
A.気道閉塞,狭窄によるもの
B.血管浸潤に伴うもの
C.リンパ管浸潤に伴うもの
第10章 転移性肺癌 〈鈴木美奈子 櫛橋民生〉
A.肺転移
B.リンパ節転移
C.癌性リンパ管症
D.癌性胸膜炎
E.肺動脈内腫瘍塞栓症
第11章 CT肺癌検診 〈田中絵里子 薄井庸孝 藤澤英文 櫛橋民生〉
A.肺癌検診の有効性評価
B.胸部単純写真と喀痰細胞診
C.現在までの低線量CT肺癌検診
D.低線量CT肺癌検診における肺結節の評価
E.確定診断と経過観察
F.CT肺癌検診の課題
G.肺癌検診の実際
第12章 CTガイド下肺生検とその他のIVR 〈松岡 伸 中島康雄〉
A.CTガイド下肺生検
B.CTガイド下肺生検の手技
C.CTガイド下肺生検のために工夫された種々の器具・手技
D.合併症とその取り扱い
E.CTガイド下肺生検組織と病理診断
F.negative例の取り扱い
G.生検のマネジメント
H.CTガイド下マーキング
第13章 肺悪性腫瘍のラジオ波治療 〈金澤 右 平木隆夫〉
A.ラジオ波治療の原理
B.ラジオ波療法の適応と実際
C.ラジオ波療法の経過観察と成績
D.ラジオ波療法の合併症など
索 引