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園医必携 保育園の感染症
遠藤郁夫 編著
A5判 70頁
定価1,980円(本体1,800円 + 税)
ISBN978-4-498-02120-4
2011年11月発行
在庫なし
園医を対象に,保育園での感染症における注意点,対策,予防などを簡潔かつ分かりやすくまとめた.一冊で園での感染症対策の全てを網羅できる.まさに園医必携の書.
目 次 第1章 これからの保育園における感染症対策 <遠藤郁夫> 1.保育園全体で共通認識を持って対応する a.「保育所における感染症対策ガイドライン」を共通認識の柱にしよう b.感染症情報を関係者全員で共有しよう c.感染症対策をたてる際,すべての関係者の声が反映されなければならない d.感染症の教育・研修が園全体に行渡らなければならない 2.組織的に機能する a.保育園における保育保健の責任者を決める b.保健室の整備 3.年間計画など計画性ある運用 4.地域との連携 5.園医はどのように働けばよいのか a.保育園における園医の役割を園長と確認し,契約を b.保育保健の責任者を決め,ここを保育園との連携窓口とする c.保育保健の責任者を教育し,園医の意向を正しく保育園へ伝えられるようにする d.保育保健の専門的な対応に関して,指導・助言する e.保育園内で対応できない問題は,地域の支援体制へ投げかける 第2章 園医に必要な感染症の知識 <遠藤郁夫> 1.保育所における感染症対策ガイドライン 2.保育園における感染症の手引き 2010 3.保育園での感染症の流行とは 4.登園のめやす 5.保育園で対応に注意したい感染症 a.感染症の分類 b.潜伏期の長い感染症 c.不顕性感染の多い感染症 6.保育園で必要な予防接種 a.保育生活で必須の予防接種 b.接種が勧められる c.ほんとうに必要だろうか 7.保育園における感染症の対応 第3章 園医にもっと知ってもらいたい保育園の現状と課題 <藤城富美子> 1.保育の現状と課題 a.乳児保育の実態 b.保育園の規模 c.長時間保育 d.障害児および慢性疾患児の保育 e.保育環境 f.看護職配置の実態 2.感染症の発症状況 a.1年間の感染症の発生状況 b.0歳クラスの1年間の病気欠席状況 3.日々の衛生管理と健康観察の実際 a.衛生管理 b.日々の健康観察 4.感染症の予防および対策 保育所における感染症対策ガイドラインの概要 a.保育園で問題となる感染症とその対策 b.感染症発症児の対応と罹患後における登園時の対応 c.予防接種の勧奨 d.感染症発症の際の保育体制 5.保育保健の普及 第4章 保育園サーベイランスについて <安井良則> 1.保育園サーベイランスについて a.保育園欠席者・発症者情報収集システムの特徴 b.保育園サーベイランスを使用した保育所と園医との連携について c.保育園サーベイランスのセキュリティについて 2.今後の保育園サーベイランスの全国規模での展開について 第5章 園医に役立つ感染症一覧表 <遠藤徳之> 1.感染経路とその予防方法 2.保育園における感染症流行のめやす 3.保育園で効果のある予防接種 4.保育園での主な感染症と登園のめやす 5.不顕性感染の多い感染症 6.潜伏期の長い(10日以上)感染症 7.対応の難しい感染症 索引 column <遠藤郁夫> 園医が保育園のなかで専門性を活かして機能するための条件 感染症対策の第1歩は感染症サーベイランスである 感染症対策における保護者の役割 麻しんに1度かかれば,2度とかからない―現在では通用しない 生ワクチンで終生免疫が得られる 保育園へ入る前に麻しんの予防接種は済ませておこう 保育園における感染症対策は時代(時間)とともに変わる 保育園にりっぱな保健室を作ろう (保育保健の質を高めるために必須のもの)発熱について
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