1■ 臨床心理学序説
1.臨床心理学の歴史−概説
a ヨーロッパにおける動向
b アメリカにおける動向
c 日本における最近の動き
d 関連する分野の動き
2.臨床心理学の実践的展開
心理臨床の実践方法とその対象
1)心理アセスメント
2)カウンセリングと心理療法
3)コミュニティへのかかわり
2■ 臨床心理学的査定・診断(心理アセスメント)
1.知能検査
a 知能の定義
b 知能の構造
c 知能検査の種類
1)ビネー式知能検査
2)ウェクスラー式知能検査
3)知能指数
4)偏差知能指数
2.発達検査
3.性格検査
a 質問紙法
1)YGPI R(矢田部・ギルフォード性格検査)
2)MMPI(ミネソタ多面人格目録)
3)エゴグラム
4)EPPS
b 作業検査法
内田クレペリン精神検査
c 投影法
1)ロールシャッハテスト
2)TAT(主題統覚検査)
3)SCT(文章完成法テスト)
4)バウムテスト(樹木テスト)
5)HTPテスト(家屋・樹木・人物描画テスト)
6)P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)
d 性格検査の活用
4.その他の心理検査
a STAI(状態・特性不安検査)
b SDS(うつ性自己評価尺度)
5.テスト バッテリー
6.面接法
7.臨床心理士の専門性
3■ 臨床心理学的援助
A.心理療法の歴史と成り立ち
1.心理療法とはどのようなものか
2.心理療法の成り立ち
a 呪術,シャーマニズム
b 催眠術
c 自由連想法と精神分析
d 催眠と自律訓練法
e オペラント条件づけと行動療法
f クライエント中心療法と人間性心理学
g その他の先駆者
3.援助行為としての心理療法の特徴
a 人の主体性を引き出す
b 日常的なコミュニケーションを手段とする
c 対等で相互的な援助を行う
d 心理療法は専門家の援助と非専門性の援助を結びつける
B.心理療法の諸技法
1.クライエント中心療法
a 無条件の肯定的配慮
b 共感的理解
c 純粋性
2.エンカウンターグループ
3.フォーカシング
a クリアリングスペース
b 選ぶ
c フェルトセンス
d 見出しをつける
e 見出しへの共鳴
f 問いかけ
g 受容
4.精神分析療法
5.プレイセラピー
6.箱庭療法
7.芸術療法
8.集団精神療法
9.心理劇
10.催眠療法
11.自律訓練法
12.動作法
13.内観療法
14.森田療法
a 第1期:絶対臥褥期
b 第2期:軽作業期
c 第3期:重作業期
d 第4期:生活訓練期
e 日記指導
15.行動療法
16.認知行動療法
17.バイオフィードバック法
18.家族療法
19.ブリーフセラピー
C.臨床場面への応用と展開
1.心理療法の適応
2.心理療法の始めかた
a 主訴と技法の選択
b 心理療法への導入
3.心理療法の経過と技法
a 事例
b 考察
4.トレーニング─メニンガークリニックの教育・訓練システム
a 知識
b 臨床技術
c 自己理解
d メニンガークリニックにおけるトレーニングシステム
D.コンサルテーション・リエゾン活動
1.医療機関におけるコンサルテーション・リエゾン活動
2.地域におけるコンサルテーション・リエゾン活動
E.スーパーヴィジョンとコンサルテーション
4■ ライフサイクルと心理臨床
1.生涯発達とライフサイクル
2.各発達段階の特徴と心理臨床
a 乳幼児期
b 児童期
c 青年期
d 成人期
e 老年期
5■ 心理臨床活動の領域
1.教育の領域
a 教育の領域における心理臨床活動
b 教育の現場と心理臨床
2.医療・保健の領域
a 医療・保健の領域における心理臨床活動
b 医療・保険の現場と心理臨床
3.福祉の領域
a 福祉の領域における心理臨床活動
b 福祉の現場と心理臨床
4.司法・矯正の領域
a 司法・矯正の領域における心理臨床活動
b 司法・矯正の現場と心理臨床
5.産業領域
a 産業領域における心理臨床活動
b 産業の現場と心理臨床
6■ 心理臨床における倫理
臨床と実践活動における倫理の重要性
(資料1)日本臨床心理士会倫理綱領
(資料2)日本心理臨床学会倫理綱領
(資料3)日本心理臨床学会員のための倫理基準
(資料4)臨床心理士倫理綱領