ログアウト中です。

トップページ医師国家試験 > 眼,耳鼻,泌尿,整形外科記憶術

書籍詳細

眼,耳鼻,泌尿,整形外科記憶術

記憶術シリーズ

眼,耳鼻,泌尿,整形外科記憶術

TW教育研究会 編

A5判 184頁

定価3,080円(本体2,800円 + 税)

ISBN978-4-498-06103-3

1991年発行

在庫なし

記憶術シリーズ刊行にあたって
 学問には大きく分けて2つの型がある.理論優先型と事実優先型である.前者の代表は数学であり,理論に基づいて整然と結果は導かれる.医学は明らかに後者の事実優先型であり,理論はあとまわし,場合によっては無くとも許されるのである.そして,事実優先型の学問の特徴は,試験となったときは「知らなくては出来ない」つまり考えても理論優先型の様に答えは出て来ないという点にある.此処に丸暗記の必然が生じて来る訳である.
 そもそも丸暗記は不確実かつ記憶の保持が難しく,幾多の工夫がそれに対して為されて来たが,その多くは意味のない物を無理矢理意味付けする「こじつけ」「語呂合わせ」の類であり,それは確かに有効で古今東西人類の智慧として受け継がれている.
 医師国家試験,専門医試験等医学試験は膨大な記憶量を要求しており,医学の進歩に伴ってこれらは更に増加してゆく.こうなれば単なる丸暗記では限界で,記憶の工夫が必要となってくるのは自明の理であるが,いかんせん出版されている書物は総てが事実の記載が目的たる学問書であり,決して記憶の便をはかったものではない.せいぜい「まとめ」と称して記憶優先順位を示すくらいのものである.
 医学知識を語呂合わせ等を使って記憶して悪かろうはずはない.凡そ医学を志す者に知識は有れば有る程よいのだし,その手段は何であろうと問題はない.学校教育で「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」「フジサンロクニオームナク」等にお世話にならなかった比とはいない筈であり,歴史の年代等も各種の記憶法に頼った筈である.
 本書は記憶の立場から医学にアプローチするという新しい手法で書かれており,如何にして記憶しやすくするかという点を徹底的に追求したものである.記憶の便の為に学問的検知からはやや強引な割り切り方をした部分もあるが,大半はすんなりと受け入れてくださるものと信ずる.又,本書はいわゆる教科書とは全く別のものであるから,単独でなく併用して効果の上がるものである.制作にあたっては米国の著名なテキスト等にも英語の語呂合わせは記載されてあるが,言語が違う以上,そして日本には本書に類するものがない為まったくのゼロからスタートせねばならなかった.本書が読者諸氏の医学知識習得に少しでも役立てば苦労も報われようというものである.是非御活用をお願いする.

1985年6月
※1991年11月追補増刷 TW教育研究会

すべて見る

目 次

眼科
1.MARIOTTE盲点の拡大
2.BJERRUM(ビエルム)暗点
3.視細胞の位置
4.棉花様白斑
5.交差現象
6.流行性角結膜炎(EKC)
7.樹枝状角膜炎
8.匐行性角膜潰瘍
9.春季カタル
10.BEHCET病の眼症状
11.閉塞隅角緑内障
12.開放隅角緑内障
13.網膜色素変性症
14.夕焼け眼底
15.球後視神経炎
16.交感性眼炎
17.MARFAN症候群
18.SCHIRMERテスト
19.トノグラフィー
20.斜視手術
21.ステロイドの副作用
22.IDU(点眼)

耳鼻咽喉科
1.耳のX線像(SCHULLER法とSTENVERS法)
2.副鼻腔のX線像(WATERS法)
3.耳小骨
4.耳せつ
5.鼓室形成術の適応
6.回転後眼振
7.温度性眼振
8.MENEERE病(1)
9.MENEERE病(2)
10.中耳真珠腫
11.流行性耳下腺炎と感音性難聴
12.鼻出血(1)KIESSELBACH部位
13.鼻出血(2)BELLOCQタンポン
14.アレルギー性鼻炎の原因
15.上顎洞手術(CALDWELL-LUE法)
16.術後性頬部嚢胞(1)
17.術後性頬部嚢胞(2)
18.副鼻腔炎と上顎眼
19.blow out fracture
20.副鼻腔線維腫
21.アデノイド
22.扁桃マッサージと陰窩洗浄法
23.扁桃摘出術の適応
24.扁桃周囲膿瘍
25.唾石症の好発部位
26.声帯ポリープと声帯結節
27.ポリープと結節の発生部位
28.喉頭癌
29.代用音声
30.反回神経麻痺
31.正中頸瘻
32.側頸瘻
33.気管切開の位置

泌尿器科
1.カテーテル,ブジーの太さ
2.金属カテーテル(ブジー)
3.海綿腎
4.馬蹄(鉄)腎
5.腎癌と孤立性腎嚢胞との鑑別
6.尿路結石の症状
7.尿路結石の最多は?
8.尿路結石のX線写真
9.cobra head(蛇頭)像
10.尿管瘤の尿道口よりの脱出
11.尿管瘤とVUR
12.神経因性膀胱とVUR
13.VURの治療
14.尿路結核
15.尿管異所開口
16.前立腺肥大症と前立腺癌の発生母地
17.前立腺肥大症の癌化
18.前立腺肥大症の手術
19.睾丸回転症
20.男性不妊の原因
21.KLINEFELTER症候群
22.腫瘍の好発転移部位
23.β-グルタロニダーゼ
24.骨盤骨折と尿道損傷
25.包茎
26.DENIS-BROWNE法
27.POLITANO-LEADBETTER法
28.WINKELMANN法
29.ANDERSON-HYNES法
30.腹膜透析
31.腎不全のワンパターン

整形外科
1.急性化膿性骨髄炎(1)
2.急性化膿性骨髄炎(2)
3.手根管症候群
4.正中神経麻痺
5.橈骨神経麻痺
6.尺骨神経麻痺
7.総腓骨神経麻痺
8.脛骨神経麻痺
9.FROMENT徴候
10.外傷性脱臼(1)
11.外傷性脱臼(2)
12.肩関節脱臼
13.肘関節脱臼
14.股関節脱臼
15.複雑骨折
16.小児の骨折
17.疲労骨折
18.SUDECK骨萎縮(1)
19.SUDECK骨萎縮(2)
20.偽関節なりやすい骨折
21.上腕骨骨幹部骨折
22.VOLKMANN拘縮
23.上腕骨顆上骨折の後遺症
24.上腕骨外顆骨折
25.肘内障
26.HUTER線
27.SCHEUERMANN病
28.DUPUYTREN拘縮
29.MADELUNG変形
30.SPRENGEL変形
31.HEBERDEN結節
32.swan neck変形
33.槌指(mallet finger)
34.骨盤骨折の合併症
35.大腿骨頭すべり症
36.大腿骨頭無腐性壊死
37.(小児)股関節結核
38.MCMURRAY test
39.先天性内反足
40.アキレス腱断裂
41.BOHLER角
42.KUNTSCHER釘
43.ENDER釘
44.GLISSON牽引
45.CRUTCHFIELD牽引
46.PERTHES病(1)
47.PERTHES病(2)
48.KIENBOCK病
49.KOHLER病
50.PANNER病
51.RA(慢性関節リウマチ)と赤沈値
52.強直性脊椎炎
53.骨形成不全と大理石病
54.骨肉腫の転移
55.類骨骨腫
56.脊髄腫瘍のミエログラム
57.脊髄腫瘍の髄液所見

すべて見る

執筆者一覧

TW教育研究会  編

すべて見る
  • テキスト・教科書
  • 考え方・使い方
  • J-IDEO
  • J-IDEO定期購読
  • ClinicalNeuroscience
  • 広告掲載をお考えの方へ
  • 企画応募フォーム
  • 動画閲覧・ファイルダウンロード
  • 採用情報
  • X
  • note小
  • Facebook
  • JIDEOバックナンバー
  • テキスト・教科書
  • グリーンノート
  • 考え方使い方

株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722