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書籍詳細

医療機関における暴力対策ハンドブック

患者も医療者も安心できる環境をめざして

医療機関における暴力対策ハンドブック

和田耕治 編著

A5判 180頁

定価(本体3,600円 + 税)

ISBN978-4-498-07646-4

2011年06月発行

在庫あり

医療機関で起こりうる暴言・暴力・セクハラ・パワハラ・ストーカー行為について,その対策と予防,発生時の対処,スタッフの行うべき取り組みをわかりやすくまとめた書.

目 次

1章 職員から職員への暴力
 現状と対策〈三木明子 黒田梨絵〉
  A.職場内で最も心理的負担が強いのは「職員間暴力」という事実
  B.職員間暴力の被害者: 6割が「何もできず」,相談するのは1〜5割
  C.看護師が受ける職員間暴力の被害実態:精神的暴力が多い
  D.職員間暴力の影響
  E.職員間暴力の被害事例
  F.セクハラ対策から職員間暴力対策,さらには院内暴力対策へ
 1.職員間暴力の被害事例と対応〈三木明子 黒田梨絵〉
  A.職員間暴力の被害を傍観する職員の存在
  B.職員間暴力の被害事例と対応
 2.看護部長の立場から見た職員間の暴力と対策〈鈴木まち子〉
  A.職員間の暴言・暴力の予防と対策
  B.当院の取り組み
 3.医療現場でパワーハラスメントが起きる背景と発生時の具体的対応〈岡田康子〉
  A.医療現場でパワーハラスメントが起きる背景
   1.ミスが許されない職場
   2.ストレスフルな職場
   3.スペシャリスト集団,組織統括の概念が少ない
  B.パワーハラスメント問題への具体的対応
   1.窓口に相談するパワハラ問題
   2.職場で解決するパワハラ問題
   3.管理者の役割
   4.一人一人の対応
   5.相談しましょう
 4.職員間暴力を防ぐ職場でのコミュニケーションの活性化〈黒田梨絵〉
  A.看護職員(看護師,クラーク,看護助手)による職場活性化の取り組み
  B.救急外来における医師による看護師のモチベーションを上げる取り組み
 コラム─フィッシュ哲学〈黒田梨絵〉
 まとめ─職員から職員への暴力〈三木明子〉

2章 患者(家族を含む)から職員への暴力
 現状と対策〈三木明子〉
  A.医療機関における院内暴力の実態調査
  B.最も暴力を受けているのは誰?
  C.暴力が発生する背景
  D.職場で取り組んでうまくいった成功事例
  E.医療機関における職員の安全への配慮
 1.患者からのセクハラ被害と対応〈三木明子〉
  A.セクハラは個人対応ではなく組織対応が基本
  B.セクハラへの対応:「明確な意思表示」,「密室化を作らない」,「複数対応」
  C.悪質なセクハラの対応:「書面による警告」,「証拠の提示」
 2.医療従事者へのストーカーの予防と対応〈谷山悌三〉
  A.ストーカーから身を守る方法
 3.船橋市立医療センターの取り組み─救命救急センター医長の立場から─〈池田勝紀〉
  A.当院における患者対応の3 つの基本姿勢:「丁重,丁寧,低姿勢」
  B.救急外来における患者,家族対応の実際
   1.電話対応編
   2.救急外来編
   3.暴言・暴力対応編
  C.今後の展望
 4.筑波メディカルセンター病院の取り組み─渉外管理課の立場から─〈山口敏彦〉
  A.暴力発生予防のための対策
   1.要注意患者および家族の情報共有
   2.暴力対策マニュアルと方針の策定
  B.事例紹介
 5.川崎市立多摩病院の取り組み─看護部長の立場から─〈鈴木まち子〉
  A.暴言・暴力に対する当院の取り組みの経緯
   1.安全衛生委員会で暴言・暴力の実態調査
  B.患者・家族からの暴言・暴力に対する取り組みの実際〜予防,直後の対応,再発防止策〜
   1.病院の方針を明確にして病院全体で取り組む
   2.暴言・暴力を受けた職員に対して
  C.各種マニュアル作成の整備と活用
 まとめ─患者(家族を含む)から職員への暴力〈三木明子〉

3章 患者から患者への暴力
 現状と対策〈和田耕治〉
  A.患者同士の暴言や暴力の発生状況
  B.対策のあり方
   1.医療機関としての方針を示す
   2.小さなトラブルに迅速に対応する
   3.凶器になりそうなものを管理する
   4.トラブル発生の際の対応を決める
   5.長期的な対策として「個室」化を検討する
 1.事前の対策で患者間トラブルを予防する〈尾?貴美子〉
  A.暴言や暴力に至る背景と事例
   1.病院の設備事情を背景とするもの
   2.患者の状況認知(ニーズを含め)の差異を背景とするもの
  B.予防策
   1.設備・表示について検討し工夫を加える
   2.五感を働かせた状況把握と看護判断と対応
   3.入院中の生活ルールをしっかり明示する
   4.自分達が事前対処できる範囲を知っておく
  C.患者間のトラブルが発生した時の対応方法
   1.患者同士で解決が可能な場合
   2.看護師が仲裁に入る場合
   3.専門の担当者(保安員,夜間など人数の少ない時は事務当直や男性医師など)に通報が必要な場合
  D.事後対応
   1.被害者のケア
   2.事後報告
 2.精神障害が関係する患者間暴力への対応〈日下修一〉
  盗食して患者が殴られた場合
  幻聴により他の患者に暴力をふるった場合
  認知能力の低下により,他患者の部屋に入り傷害を負わせた場合
  精神障害者が消化器外科に入院中に他患者を殴った場合
 3.患者間のトラブル防止と警察通報の判断〈谷山悌三〉
  A.患者間のトラブルの原因
  B.患者間のトラブル防止策
   1.病院の管理権を確立し行使する
   2.マニュアルの整備
   3.情報の共有化をはかる
   4.病室の個室化
   5.現金持ち込み禁止の厳守
  C.警察との連携と協力体制の確立
   1.警察に通報すべき暴力行為
   2.警察への通報基準
   3.誰が警察へ通報するか
   4.警察との連携強化策
 コラム─ 前橋赤十字病院の取り組み「よろず相談メモ」の活用〈鈴木典浩〉
 まとめ─患者から患者への暴力〈和田耕治〉

4章 職員から患者への暴力
 現状と対策〈和田耕治〉
  A.職員から患者への暴力の事例
  B.予防と対応のための体制作り
  C.ロールプレイによる教育
  D.破壊的行動をとる医師(Disruptive physician)
  E.外部の相談窓口
 1.事例から読み解く─看護師が起こした傷害事件─〈三木明子〉
  A.京都大学医学部附属病院の看護師による患者への傷害事件
    ─不必要なインスリン投与により患者が意識障害─
  B.佐用共立病院の看護師による患者への傷害事件─ 6人の患者の肋骨を折る─
  C.看護師による患者への傷害事件防止のために
 2.愛知県医師会医療安全支援(苦情相談)センターの事例を通して〈宮治 眞 天野 寛 加藤 憲〉
  A.対象事例の抽出
  B.対象事例の言葉上の内容の吟味
  C.検証事例から透見できるもの
 3.医療従事者がトラブルを起こすとき─精神科医の立場から─〈塩入明子 赤穂理絵〉
  A.医療従事者本人に精神的な問題がある場合
  B.本人以外の要因がある場合
 コラム─「ドクハラ」に関連した悪質な反社会勢力やマスコミの対応〈谷山悌三〉
 まとめ─職員から患者への暴力〈和田耕治〉

5章 医療機関での体制作り
 1.医療機関で発生する暴力は組織的な取り組みで克服する─実態と対策─〈和田耕治〉
  A.暴力対策を進めるための7 つのステップ
  B.対策が進む医療機関の特徴
  C.対策に取り組む意義
 2.医療機関における組織的な取り組みのための参加型プログラムの実施
   ─アクションチェックリストの活用─〈吉川 徹 和田耕治〉
  A.暴力対策のための職員参加型研修の企画
  B.組織としての取り組みのヒントと活用できるツール
   1.アクションチェックリスト
   2.チェックリスト活用のヒント
 コラム─暴力後に行うメンタルケア〈三木明子〉
 まとめ─医療機関での体制作り〈和田耕治〉

医療機関における安全で,安心な環境づくりのための改善アクションチェックリスト2011

索 引

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執筆者一覧

和田耕治 北里大学医学部公衆衛生学教室講師 編著
三木明子 筑波大学大学院人間総合科学研究科看護科学専攻准教授 編著
吉川 徹 労働科学研究所副所長 編著
黒田梨絵 筑波大学大学院人間総合科学研究科看護科学専攻博士後期課程 
鈴木まち子 前川崎市立多摩病院副院長・看護部長 
岡田康子 (株)クオレ・シー・キューブ代表取締役 
谷山悌三 元神奈川県警察秦野警察署長 
池田勝紀 船橋市立医療センター救命救急センター医長 
山口敏彦 筑波メディカルセンター病院渉外管理課課長 
尾高貴美子 前仁厚会病院看護部長 
日下修一 獨協医科大学看護学部准教授 
宮治 真 愛知県医師会総合政策研究機構プロジェクト室長/名古屋市立大学大学院医学研究科客員教授 
天野 寛 愛知県医師会総合政策研究機構主任研究員 
加藤 憲 愛知県医師会総合政策研究機構主任研究員 
塩入明子 がん・感染症センター東京都立駒込病院神経科 
赤穂理絵 がん・感染症センター東京都立駒込病院精神科医長 
鈴木典浩 前橋赤十字病院総務課長 

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医療機関における暴力対策ハンドブック
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