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書籍詳細

耳

新 臨床耳鼻咽喉科学

加我君孝 他編著

B5判 498頁

定価25,300円(本体23,000円 + 税)

ISBN978-4-498-06236-8

2002年03月発行

在庫なし

今日の耳鼻咽喉科,頭頸部科の臨床に必要とされる知識を善5冊に集大成した,臨床家のための新しいテキストである.
「各論」は疾患編は本邦で現在見られる疾患,稀ではあるが重要な疾患に重点をおいて,その病態と最新の診断・検査・治療を解説し,「基本手術手技」は主に東大系の著者らの行っている手技を中心に,現在行われている手技のポイント,コツを図解により解説したものである.


 「新 臨床耳鼻咽喉科学」の全5巻は,東京大学耳鼻咽喉科学教室が1900年に創立され2000年に100周年を迎えたことを記念して計画され,本巻は「第1巻−基礎編」に続く「第2巻−耳」である.この100年を振り返ると,戦前の約45年の間はドイツの耳科学を学んだ時代であった.初代の岡田和一郎教授はドイツのFrankel教授とTrautman教授の教室に留学して学び,2代目の増田胤次教授はスイスのSiebenman教授の教室に留学して学んだ.第2次世界大戦中は3代目の颯田琴次教授が,絶対音感の音源定位能力や歌唱と音声の研究を行った.東京大学で耳科学の研究が飛躍的に発展を遂げたのは戦後の切替一郎教授になってからの22年間である.この時代の特徴は,従来の耳科学のワクを破り中耳伝音機構から聴覚中枢の認知機序まですなわち,末梢から大脳皮質に至るまでを基礎研究も臨床研究も広範囲に取り組み,かつその成果が国際的にも注目されるようになったことである.切替一郎教授は研究の成果の国際的な発表に努力し,特に中耳伝音機構の研究は,東京大学出版会の初めての英語の単行本「The structure and function of the middle ear」として出版された.同時に,同名の英語のナレーションのカラー映画も作製した.この時代は,我が国の耳科学および聴覚医学の基礎を作った時代と言える.切替一郎教授は自ら留学の経験はないが,教室員を海外留学へ多数派遣し,その人達が留学先および帰国後の教室で,さらに国際的なレベルの研究を発展させた.6代目の野村恭也教授は,内耳の免疫組織化学研究で一時代を画すと同時に,アブミ骨手術を初めとし耳科学手術の名手として,基礎研究だけでなく,手術も大きく発展させた.現在は再び切替一郎時代からの伝統をさらに発展させるべく耳科学の基礎研究と臨床医学のルネサンス的発展を目指し末梢から高次機能までの広範囲に取り組んでいる.本書は現在までの成果をもとに刊行された.
 本シリーズのルーツは,1/4世紀前に,当時の東京大学の執筆者により同じ中外医学社から全4巻で出版された臨床耳鼻咽喉科学である.その第2巻が耳科編で大きなボリュームとなっている.その内容は切替一郎教授の時代の成果が主となっている.これと比較すると,その後の耳科学は関連領域の進歩とともに新たな展開を遂げ,内容が一新されている.基礎および臨床を含めた耳科学は生き生きとした活発な学問領域であることがよくわかる.本書が,21世紀初めの現在の座右の書として利用されることを願っている.同時に更なる耳科学の発展のための現時点でのマイルストーンとしても役立つことを期待している.

2002年3月
編者代表 加我君孝

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目 次

第1章 診察法・検査法・画像診断
 I.診察法〈川端五十鈴〉
  A.外耳の視診と触診
   1)耳介の視診,触診
   2)外耳の視診
   3)耳介と外耳の触診
  B.耳鏡検査
   1)額帯鏡光源などについて
   2)耳鏡検査
   3)鼓膜の観察
  C.耳管機能検査
   1)耳管通気検査
   2)他覚的耳管機能検査
   3)音響耳管検査法
   4)耳管鼓室気流動態法
 II.検査法
  A.聴覚検査法
   1)難聴と聴覚検査〈山岨達也〉
   2)純音聴力検査〈山岨達也〉
   3)骨導聴力検査〈近藤健二〉
   4)マスキング〈近藤健二〉
   5)バランス検査〈室伏利久〉
   6)SISI検査〈室伏利久〉
   7)自記オージオメトリ〈山岨達也〉
   8)語音聴力検査〈八木昌人〉
   9)方向感検査〈加我君孝〉
   10)中枢性聴覚障害の検査〈加我君孝〉
  B.小児の聴覚検査法〈田中美郷〉
   1)小児聴覚検査の特徴と注意
   2)行動反応閾値と聴力との関係
   3)聴性行動反応聴力検査
   4)条件詮索反応聴力検査
   5)ピープショウテスト
   6)遊戯聴力検査
  C.聴性誘発反応聴力検査
   1)分類・装置・方法〈横小路雅文〉
   2)蝸電図〈横小路雅文〉
   3)聴性脳幹反応〈横小路雅文〉
   4)高次機能と聴覚誘発電位〈加我君孝〉
  D.インピーダンスオージオメトリ〈市村惠一〉
   1)原 理
   2)装置と測定法
   3)ティンパノメトリ
   4)アブミ骨筋反射
  E.平衡機能検査法
   1)はじめに〈水野正浩〉
   2)平衡機能検査法の概要〈水野正浩〉
   3)平衡機能検査の方法と解釈〈水野正浩〉
   4)平衡機能検査の診断への利用〈水野正浩〉
   5)小児の平衡機能発達検査〈加我君孝〉
 III.画像診断〈深谷 卓〉
  A.computed tomography(CT)
  B.magnetic resonance imaging(MRI)

第2章 耳介および外耳道疾患〈原 誠〉
 I.症 候
  A.疼 痛
  B.耳 漏
  C.閉塞感・異物感
  D.そう痒感
 II.疾 患
  A.外耳道異物
  B.耳垢栓塞
  C.感染症
   1)耳介軟骨膜炎
   2)急性限局性外耳炎
   3)び漫性外耳道炎
   4)悪性外耳道炎
   5)耳性帯状疱疹
   6)外耳道真菌症
  D.反応性皮膚病変
   1)接触性皮膚炎による外耳炎
   2)内因性湿疹による外耳炎
   3)脂漏性湿疹
   4)尋常性湿疹

第3章 外耳,中耳の奇形
 I.症 候〈奥野妙子〉
  A.形態異常
   1)外耳の奇形
   2)中耳の奇形
   3)症候群
  B.難 聴
   1)難聴の診断
   2)外,中耳奇形に伴う難聴の特徴
 II.疾 患
  A.外 耳
   1)副 耳〈奥野妙子〉
   2)先天性耳瘻孔〈奥野妙子〉
   3)立ち耳〈奥野妙子〉
   4)折れ耳〈奥野妙子〉
   5)埋没耳・袋耳〈奥野妙子〉
   6)Stahl耳〈奥野妙子〉
   7)耳垂裂〈奥野妙子〉
   8)耳垂欠損〈奥野妙子〉
   9)小耳症・外耳道閉鎖〈加我君孝〉
  B.中 耳〈原田勇彦〉
   1)耳小骨の奇形
   2)内耳窓の先天異常
   3)顔面神経の先天異常
   4)耳小骨筋の異常
   5)血管系の異常
   6)中耳奇形と症候群

第4章 内耳の奇形〈深谷 卓〉
  A.症 候
   1)難 聴
   2)平衡障害
  B.疾 患
   1)内耳奇形の種類
   2)内耳奇形を伴う症候群
   3)内耳奇形に中耳奇形の合併
   4)前庭水管拡大症

第5章 急性中耳炎・耳管の疾患・滲出性中耳炎
 I.急性中耳炎〈仙波哲雄〉
  A.疫 学
  B.感染経路
  C.病 因
  D.病 理
  E.症 状
   1)疼 痛
   2)難 聴
   3)耳閉塞感
   4)耳 漏
   5)乳突面の圧痛,異常感
   6)発 熱
  F.診 断
   1)鼓膜所見
   2)乳様突起反応
   3)聴力障害
  G.経過と合併症
  H.治 療
   1)一般療法
   2)化学療法・抗生物質療法
   3)局所療法
   4)鼓膜切開術
  I.急性中耳炎の特殊型
II.耳管の疾患〈杉本正弘〉
  A.耳管炎
  B.耳管狭窄症
  C.耳管開放症
  D.耳管機能の異常と疾患
   1)耳管機能の異常と滲出性中耳炎
   2)耳管機能の異常と真珠腫性中耳炎
   3)口蓋裂の耳管機能の異常
   4)耳管機能の異常と潜水障害
  E.耳管通気による合併症
   1)化膿性中耳炎
   2)粘膜下気腫
   3)頭蓋内合併症
 III.滲出性中耳炎〈鈴木光也〉
  A.疾患定義
  B.年齢分布
  C.性 別
  D.季 節
  E.発症機序
  F.滲出性中耳炎の成因
   1)中耳の感染および炎症
   2)耳管障害
   3)鼻,副鼻腔炎の合併
   4)口蓋裂
  G.主な成因の検索
   1)口腔,中咽頭および上咽頭の観察
   2)耳管通気法
   3)耳管機能検査装置による方法
   4)排泄機能検査
  H.中耳腔貯留液の性状
  I.症状および診断・自覚症状
  J.他覚的所見
   1)鼓膜所見
   2)聴力所見
   3)インピーダンスオージオメトリ
  K.画像所見
   1)単純X線撮影
   2)CTおよびMRI
  L.治 療
   1)滲出性中耳炎自体に対する治療
   2)原因疾患の治療
  M.滲出性中耳炎後遺症
   1)鼓膜穿孔
   2)鼓膜の変性
   3)真珠腫形成
   4)コレステリン肉芽腫
   5)感音難聴

第6章 中耳の疾患
 I.慢性化膿性中耳炎〈中原はるか〉
  A.慢性化の原因
  B.成因と分類
   1)慢性化膿性中耳炎の成因
   2)鼓膜穿孔の位置
   3)慢性中耳炎と耳管機能
  C.乳突蜂巣の気胞化
  D.慢性中耳炎の病理
  E.起炎菌の種類
  F.性 状
  G.画像診断
  H.治 療
   1)耳漏,分泌物の除去
   2)局所処置
  I.手 術
 II.真珠腫性中耳炎〈菊地 茂〉
  A.真珠腫の分類
  B.成 因
  C.真珠腫の病理
  D.真珠腫の進展
  E.症状と所見
  F.画像診断
  G.治 療
  H.手 術
 III.合併症〈原  誠〉
  A.迷路炎
   1)漿液性迷路炎
   2)急性化膿性迷路炎
   3)限局性迷路炎
  B.感音難聴
  C.錐体尖炎
  D.髄膜炎
  E.S状静脈洞血栓症
  F.顔面神経麻痺
  G.硬膜外血腫
  H.硬膜下膿瘍
  I.耳性脳膿瘍
  J.耳性髄液漏
  K.ヘルニア
  L.耳性水頭症
 IV.術後耳の諸問題〈佐々木 徹〉
  A.乳突腔の感染
  B.中耳腔の感染
  C.耳管機能と鼓膜の癒着
  D.浅存鼓膜
 V.その他の中耳疾患〈奥野妙子〉
  A.鼓室硬化症
  B.コレステリン肉芽腫
  C.中耳癒着症
  D.耳硬化症
  E.van der Hoeve-de Kleyn症候群
  F.結核性中耳炎
  G.外耳道真珠腫

第7章 顔面神経の疾患
 I.顔面筋の機能〈竹内直信〉
 II.神経損傷に関するSeddonの分類〈竹内直信〉
   1)neurapraxia(神経無動作)
   2)axonotomesis(軸索断裂)
   3)neurotomesis(神経断裂)
 III.顔面神経麻痺の評価法〈竹内直信〉
 IV.顔面神経の検査法〈近藤健二,竹内直信,戸島 均〉
  A.運動機能の電気診断
   1)神経障害の程度を評価する検査法
   2)神経の伝達障害の程度をみる検査
  B.流涙検査
  C.顎下腺唾液流量検査
  D.味覚検査
  E.アブミ骨筋反射
 V.顔面神経麻痺をきたす疾患〈竹内直信〉
 VI.顔面神経麻痺の局所診断〈竹内直信〉
 VII.顔面神経麻痺
  A.末梢性顔面神経麻痺〈竹内直信,大木雅文〉
   1)Bell麻痺
   2)Hunt症候群
   3)頭部外傷性麻痺
   4)中耳炎による顔面神経麻痺
   5)外耳炎による顔面神経麻痺(悪性外耳道炎)
   6)手術による麻痺
   7)側頭骨外顔面神経麻痺
   8)陳旧性麻痺
   9)小児の顔面神経麻痺
   10)症候性顔面神経麻痺
  B.中枢性顔面神経麻痺〈加我君孝〉
   1)核性顔面神経麻痺
   2)皮質性顔面神経麻痺
 VIII.顔面痙攣・片側顔面痙攣・顔面半側痙攣〈小林武夫〉
  A.概 念
  B.症 状
  C.診 断
  D.病態・原因
   1)ephaptic transmission(混信伝導)
   2)kindling説
   3)sensory trickの影響
  E.治 療
   1)薬物治療
   2)ブロック
   3)ボツリヌストキシン注射

第8章 感音難聴
 I.感音難聴の分類〈八木昌人〉
  A.内耳病理学的分類
  B.オージオグラムによる分類
  C.蝸電図,ABRによる分類
  D.原因による分類
 II.感音難聴と遺伝子異常〈喜多村 健,玉川雄也〉
  A.ミトコンドリア遺伝子変異による感音難聴
   1)ミトコンドリアの遺伝学
   2)mtDNA3243変異と感音難聴・糖尿病
   3)mtDNA1555変異と非症候群性感音難聴
   4)mtDNA7445変異と非症候群性感音難聴
  B.非症候群性遺伝性感音難聴
   1)優性遺伝性感音難聴
   2)劣性遺伝性感音難聴
   3)X連鎖遺伝性感音難聴
 III.薬物による感音難聴〈八木昌人〉
  A.アミノ配糖体抗生物質
   1)アミノ配糖体抗生物質の特徴
   2)耳毒性による感音難聴の特徴
   3)耳毒性とミトコンドリア遺伝子
   4)耳毒性の機序
   5)薬剤による特徴
   6)聴器毒性を減少させるための使用法
  B.erythromycin
  C.vancomycin
  D.cisplatin
   1)cisplatinによる聴覚障害
   2)cisplatin難聴の蝸牛病理
   3)cisplatin難聴の予防
  E.利尿剤
   1)furosemide
   2)ethacrynic acid
  F.interferon(IFN)
  G.salicylic acidおよび非ステロイド系消炎剤
   1)salicylic acid
   2)非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)
  H.quinine
  I.その他の薬物および化学物質
 IV.音響刺激による感音難聴〈石本晋一,伊藤 健〉
  A.聴器に有害な音響の種類
   1)環境騒音
   2)職場騒音
  B.音響刺激による難聴の分類
  C.音響外傷(音響による急性聴力傷害について)
   1)音響外傷
   2)急性音響性難聴
   3)ディスコ難聴
  D.騒音性難聴
   1)騒音性難聴の特徴
   2)騒音性難聴の病態
   3)騒音性難聴の典型的聴力像
   4)騒音性難聴の予防
  E.最近の知見について
 V.他疾患に伴う感音難聴
  A.感染性疾患〈室伏利久〉
   1)炎症の部位による分類
   2)感染の波及経路による分類
   3)病理学的分類
   4)病原体による分類
  B.非感染性疾患〈八木昌人〉
   1)全身性疾患
   2)眼疾患
   3)腎疾患および透析
   4)甲状腺疾患および内分泌異常
   5)心疾患
   6)妊娠・産褥
   7)免疫異常
   8)消化器疾患
 VI.頭部外傷と感音難聴〈八木昌人〉
  A.頭部外傷の原因
  B.頭部外傷による聴力障害の成因
  C.側頭骨骨折
   1)縦骨折
   2)横骨折
  D.迷路震盪症
  E.頭部外傷による後迷路性障害
  F.聴力検査所見の特徴
 VII.気圧外傷による感音難聴〈八木昌人〉
  A.原 因
  B.病 態
  C.臨床像
 VIII.中枢性難聴〈加我君孝〉
  A.聴皮質,聴放線障害
   1)片側性聴皮質,聴放線の障害
   2)両側性聴皮質損傷
  B.脳幹,中枢障害による聴覚障害
 IX.加齢と難聴
  A.聴覚系の老化による難聴の臨床像〈八木昌人,岩崎真一〉
   1)純音聴力検査所見
   2)内耳機能検査所見
   3)語音聴力検査所見
   4)ABR検査所見
   5)耳音響放射検査所見
  B.聴覚系の老化の病理〈八木昌人,岩崎真一〉
   1)内耳の老化
   2)後迷路性の老化
  C.高齢者での聴覚系の老化による純音聴力の実態〈八木昌人,岩崎真一〉
  D.聴覚認知,理解の検査〈加我君孝〉
 X.進行性感音難聴〈八木昌人〉
   1)特難の診断
   2)鑑別診断
   3)疫 学
   4)臨床像
   5)治 療
 XI.突発性難聴〈佐々木 徹〉
   1)定 義
   2)症 状
   3)診 断
   4)鑑別診断
   5)疫 学
   6)発症機序
   7)側頭骨病理
   8)検 査
   9)治 療
 XII.めまいに伴う難聴〈伊藤 健〉
   1)めまい,平衡障害と難聴の関連
   2)難聴を伴うめまいを来す疾患

第9章 小児の難聴
 I.小児の聴力と言語発達〈田中美郷〉
  A.胎生期の聴覚
  B.新生児,乳児の音に対する反応
  C.乳幼児の聴力
 II.難聴児の言語の特徴〈田中美郷〉
  A.伝音難聴
   1)滲出性中耳炎
   2)先天性外耳道閉鎖症と中耳奇形
  B.感音難聴
   1)難聴の型と言語発達
   2)軽度,中等度難聴
   3)高度難聴
  C.コミュニケーションモード
  D.言語の発達と臨界期
 III.難聴児の心理,精神の発達〈中野善達〉
  A.聴覚障害の心理的意義
   1)聴覚機能の心理的側面
   2)聴覚障害の心理的意義
   3)家族による難聴の受容
  B.知的発達
   1)知覚・記憶・学力
   2)知 能
   3)思 考
  C.社会性の発達
   1)乳幼児期における社会性
   2)児童期における社会性
   3)社会的成熟度
  D.パーソナリティ
   1)一般的特性
   2)社会的未熟さ
 IV.小児難聴の原因
  A.遺伝性難聴と遺伝子〈竹腰英樹〉
   1)症候群性難聴
   2)非症候群性難聴
   3)ミトコンドリア症候群
  B.胎生期難聴〈竹腰英樹〉
   1)胎内感染
   2)薬剤性難聴
   3)その他
  C.周生期難聴〈竹腰英樹〉
   1)低酸素
   2)重症黄疸
  D.後天性難聴〈池原由香〉
   1)伝音難聴
   2)感音難聴
   3)原因不明
   4)機能性難聴
  E.中枢性難聴〈吉川弥生〉
 V.難聴の早期発見と診断法〈池原由香〉
  A.難聴の早期発見
  B.診断法
   1)他覚的検査
   2)心理的検査
 VI.小児難聴と早期教育〈田中美郷〉
  A.難聴による二次的障害と対策
  B.早期対策と方法
  C.聴能訓練
  D.言語指導
  E.補聴器か人工内耳か
 VII.重複障害
  A.難聴を伴う重複障害〈田中美郷〉
  B.難聴を伴う重複障害の病態と生理〈加我君孝〉
   1)脳血液関門と内耳血液関門
   2)仮 死
   3)新生児重症黄疸

第10章 こどもの言語障害〈阿部雅子〉
  A.言語障害とは
  B.こどもの言語障害の特徴
  C.言語障害の種類とその症状
   1)障害部位別分類
   2)発症要因(原因)疾患別分類
  D.言語障害の診断に必要な検査
   1)生育歴調査
   2)構音器官の形態と機能の検査
   3)聴力検査
   4)言語発達検査
   5)構音検査
   6)鼻咽腔閉鎖機能検査
   7)行動観察
  E.言語障害の治療

第11章 補聴器・人工内耳・リハビリテーション
 I.聴覚リハビリテーションの理念〈大沼直紀〉
  A.聾と難聴
  B.オーディオロジーと聴覚リハビリテーション
  C.聴覚補償によるハビリテーション
  D.聴覚リハビリテーションの指導プログラム作成の観点
  E.聴能訓練の体系と聴覚学習の理念
  F.音声リハビリテーション
  G.聴覚補償と情報保障
 II.聴覚リハビリテーションの歴史〈大沼直紀〉
  A.聴覚障害者の教育可能性の追求--アリストテレスからベルまで
  B.聴覚リハビリテーションの科学--オーディオロジーの黎明
 III.補聴器の歴史〈大沼直紀〉
  A.音響的補聴器の歴史
  B.電気的補聴器の歴史
  C.補聴器の装用様式の歴史
 IV.補聴器の原理〈今泉 敏〉
  A.基本的な原理と構造
  B.アナログ処理とディジタル処理
  C.線形(リニア)か非線形(ノンリニア)か
  D.非線形処理: 圧縮と伸張増幅
  E.多様な信号処理方式
 V.補聴器の種類〈今泉 敏〉
  A.個人用小型補聴器
  B.集団用補聴器
  C.処理方式からみた各種の補聴器
 VI.補聴器処方に必要な検査〈小寺一興〉
  A.会話音の大きさと純音聴力検査,語音聴力検査の関係
  B.会話理解能力と語音聴力検査の関係
  C.不快レベル検査と快適レベル検査
 VII.補聴器処方の実際〈小寺一興〉
  A.補聴器処方の原則
  B.補聴器の形
  C.増幅方式
  D.音響利得
  E.最大出力音圧レベル
  F.周波数レスポンス
 VIII.補聴効果の評価判定〈小寺一興〉
  A.補聴器適合検査の特徴
  B.補聴器適合検査で評価すべき事項と方法
   1)補聴器使用時の聴覚閾値(補聴器の電気音響的特性の測定)
   2)補聴器使用時の補聴器から出る最大音(補聴器の電気音響的特性の測定)
   3)補聴器使用時の会話理解能力(補聴器装用下の語音明瞭度検査)
   4)補聴器使用時の環境騒音への印象の評価(環境騒音聴取検査)
 IX.人工内耳〈伊藤 健〉
  A.原理と歴史
  B.電気刺激プログラム
  C.効 果
  D.適応の決定
  E.マッピングおよびリハビリテーション
 X.脳幹インプラント〈加我君孝〉
  A.米国における臨床治験
  B.ABIの成果

第12章 耳の外傷〈中村直也〉
  A.耳介の外傷
   1)耳介血腫
   2)耳介軟骨膜炎
   3)耳介の擦過傷
   4)耳介の開放性の外傷
   5)耳介の凍傷,熱傷
   6)ピアスのトラブル
  B.外耳道の外傷
   1)外耳道を介する機械的障害
   2)頭部外傷性外耳道損傷
  C.鼓膜,中耳の外傷
   1)外耳道を通しての物理的,直接的外傷
   2)頭部外傷などに伴う間接的な外傷
  D.気圧,水圧の変化による影響
   1)気圧性中耳炎・航空性中耳炎
   2)ダイビングによるもの
   3)潜函病に伴う難聴
   4)爆風性鼓膜外傷
  E.内耳の外傷
   1)頭部外傷による内耳性難聴
   2)頭蓋底骨折
  F.聴器外傷における障害等級の認定
   1)労災保険の仕組み
   2)自動車損害賠償保障法

第13章 めまい疾患
 I.末梢性めまい〈水野正浩〉
  A.Meniere病
   1)Meniere病の名称
   2)病因,病態
   3)疫 学
   4)臨床症状と検査所見
   5)診 断
   6)治 療
  B.突発性難聴の前庭症状(めまいを伴う突発性難聴)
   1)概 念
   2)検査所見
   3)治 療
  C.良性発作性頭位眩暈症
   1)症 状
   2)病 因
   3)検査所見
   4)診 断
   5)治 療
  D.前庭神経炎
   1)症 状
   2)病 因
   3)検査所見
   4)診 断
   5)治療と予後
  E.Ramsay Hunt症候群(耳性帯状疱疹)
   1)臨床症状
   2)病 因
   3)検査所見
   4)診 断
   5)治 療
  F.薬物中毒によるめまい
   1)アミノ配糖体抗生剤
   2)サリチル酸系薬物
   3)その他の薬剤
  G.内耳梅毒
   1)臨床症状
   2)病 因
   3)検査所見
   4)診 断
   5)治 療
 II.中枢性めまい〈渡辺剛士,林田哲郎〉
  A.病 因
   1)血管障害
   2)脳腫瘍
   3)脱髄,変性疾患
   4)外 傷
   5)奇 形
   6)中枢性中毒症
   7)その他
  B.診 断
   1)脳幹障害
   2)小脳障害
   3)大脳基底核障害
   4)大脳障害
 III.心因性めまい〈矢野 純〉
  A.めまいと心理的因子
  B.精神疾患,神経症の症状としてのめまい(心因性めまい)
   1)不安障害
   2)身体表現性障害
   3)うつ病
   4)小児の心因性めまい
  C.心因性めまいの診療
   1)診 断
   2)治 療
 IV.起立性低血圧〈矢野 純〉
  A.概 念
   1)発症機序
   2)起立性低血圧の基準
   3)起立性調節障害
  B.分類と原因
   1)原因別分類
   2)原発性 / 症候性による分類
   3)交感神経機能による分類
  C.診 断
   1)症 状
   2)原因疾患の診断
   3)起立試験
  D.治 療

第14章 聴神経腫瘍
  A.頻 度〈深谷 卓〉
  B.聴神経腫瘍の名称と病理〈深谷 卓〉
  C.臨床症候と検査〈深谷 卓〉
   1)蝸牛症状
   2)前庭症状
   3)顔面神経,三叉神経,その他の神経学的所見
  D.画像診断〈深谷 卓〉
  E.聴神経腫瘍の早期診断〈深谷 卓〉
  F.その他の小脳橋角部腫瘍〈深谷 卓〉
  G.聴神経腫瘍の治療〈佐々木富男,栗田浩樹〉
   1)手術摘出
   2)放射線外科療法
   3)治療法の選択

索 引
1巻 〈基礎編〉内容構成
3巻 〈鼻・口腔・咽頭・唾液腺・頭頸部腫瘍〉内容構成
4巻 〈喉頭・気管・気管支・食道・音声言語〉内容構成
5巻 〈基本手術手技〉内容構成

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