ログアウト中です。

トップページ心電図・心音図・心エコー > 心電図診断基準110

書籍詳細

心電図診断基準110

心電図診断基準110

小沢友紀雄 他編著

四六倍 244頁

定価6,270円(本体5,700円 + 税)

ISBN978-4-498-03756-4

1998年10月発行

在庫なし

本書は心電図診断に必要な診断基準を,規範となる典型例を示して解説したものである.今回の改訂では初版以降の進歩をふまえて新たに10の基準を追加した.左頁に選びぬかれた典型例(心電図)を鮮明な2色刷で示し,右頁でまずその診断基準を,次に本例の診断,続いて鑑別診断を示し,最後の臨床指針として診断のカンドコロやまた治療の要点を簡潔に示している.心電図を学ぶ際のガイドとして,広くおすすめする.

改訂版の序

 「心電図診断基準100」が出版されてからすでに9年になる.その間本書は比較的安定したペースで読者に受け入れられていたのは嬉しいことであった.
 しかし,年月が過ぎ,診断技術や治療の発展とともに本書も改訂すべき時が来たと思われる.幸いにも,多くの部分が多少の修正ですんだが,項目を増やすべきと思われる部分もあり,診断基準100というきりの良い数を越えてしまうことになり,110という語呂のよいところで題名も「心電図診断基準110」とすることになった.初版の序にも述べたが,本書はそれぞれの項目の診断基準を日常診療上使っている実際的な内容にまとめることに努めている.
 時は流れ,初版に参加した我が心臓研究班のメンバーも大幅に変わり,今回は新しいスタッフ達に加わって貰うことになった.
 本書の改訂にあたり,関連各位のご支援に感謝するとともに,改訂の機会を与えて下さった中外医学社の青木三千雄社長および荻野邦義氏のご協力に感謝致します.
 
1998年7月
小沢友紀雄

すべて見る

目 次

1.正常心電図
2.Normal variation
3.左房負荷(僧帽P・左房性P)
4.右房負荷(肺性P・右房性P)
5.両房負荷
6.左室肥大(圧負荷)
7.左室肥大(容量負荷)
8.右室肥大(圧負荷)
9.右室肥大(容量負荷)
10.肺性心
11.心膜炎(急性期)
12.心膜炎(亜急性期)
13.異常低電位差
14.高カリウム血症
15.低カリウム血症
16.高カルシウム血症
17.低カルシウム血症
18.洞-心室リズム
19.完全右脚ブロック
20.不完全右脚ブロック
21.ARVD(arrhythmogenic right ventricular dysplasia)
22.BRUGADA症候群
23.左脚ブロック
24.左脚前枝ブロック
25.左脚後枝ブロック
26.2枝ブロック(右脚ブロック+左脚前枝ブロック)
27.2枝ブロック(右脚ブロック+左脚後枝ブロック)
28.WPW症候群(A型)
29.WPW症候群(B型)
30.WPW症候群(C型)
31.LGL症候群
32.心筋梗塞(極早期)
33.心筋梗塞(急性期)
34.陳旧性心筋梗塞
35.前壁中隔梗塞
36.広範囲前壁梗塞
37.高位側壁梗塞
38.下壁梗塞
39.高位後壁梗塞
40.右室梗塞
41.非Q波心筋梗塞
42.労作性狭心症(発作中)
43.異型狭心症(発作中)
44.ジギタリス効果(ST-T)
45.巨大陰性T波
46.ST alternans
47.非特異性ST-T変化
48.陰性U波
49.洞性頻脈
50.洞性徐脈
51.洞性不整脈
52.ペースメーカー移動
53.洞停止
54.洞房ブロック
55.徐脈頻脈症候群
56.上室性期外収縮
57.心室内変行伝導を伴う上室性期外収縮
58.心室に伝導されない上室性期外収縮
59.房室接合部性(上室性異所性)調律
60.補充調律(房室接合部性)
61.心室性補充収縮
62.補充収縮による2段脈
63.多源性心房頻拍
64.心房細動
65.心房粗動(通常型)
66.心房粗動(非通常型)
67.発作性上室性頻拍
68.ブロックを伴う発作性上室性頻拍
69.WPW症候群の発作性心房細動
70.頻脈性心房細動
71.徐脈性心房細動
72.心室性期外収縮(代償性)
73.心室性期外収縮(間入性)
74.心室性期外収縮(頻発性)
75.心室性期外収縮(多形性)
76.心室性期外収縮(2連発)
77.心室性期外収縮(short run)
78.心室性期外収縮(R on T)
79.心室性期外収縮(2段脈)
80.心室性期外収縮(3段脈)
81.心房への逆伝導を伴う心室性期外収縮
82.心室頻拍
83.特発性心室頻拍
84.反復性単形心室頻拍
85.2方向性心室頻拍
86.促進固有心室調律
87.心室性副収縮
88.心室細動
89.Torsades de Pointes
90.心室停止
91.第1度房室ブロック
92.WENCKEBACH型房室ブロック
93.MOBITZII型房室ブロック
94.MOBITZII型とまちがえやすいWENCKEBACH型房室ブロック
95.完全房室ブロック(ADAMS-STOKES発作のないもの)
96.2:1房室ブロック
97.心臓停止
98.完全房室ブロック(著明な徐脈のあるもの)
99.房室干渉解離
100.完全房室ブロックを伴う心房細動
101.心室ペーシング
102.心房ペーシング
103.心房心室順次ペーシング
104.単極ペーシングと双極ペーシング
105.デマンド型ペーシング
106.ペーシング不全
107.センシング不全
108.QT延長症候群
109.右胸心
110.低体温の心電図

付1.トレッドミル運動負荷試験陽性
付2.マスター2階段運動負荷試験陽性
付3.エルゴメーター運動負荷試験陽性
付4-1.アーチファクト
付4-2.左右誘導コードのつけまちがい

付 録
索 引

すべて見る

執筆者一覧

小沢友紀雄  他編著

すべて見る
  • テキスト・教科書
  • 考え方・使い方
  • J-IDEO
  • J-IDEO定期購読
  • ClinicalNeuroscience
  • 広告掲載をお考えの方へ
  • 企画応募フォーム
  • 動画閲覧・ファイルダウンロード
  • 採用情報
  • X
  • note小
  • Facebook
  • JIDEOバックナンバー
  • テキスト・教科書
  • グリーンノート
  • 考え方使い方

株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722