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書籍詳細

腎臓内科診療の掟

腎臓内科診療の掟

南学正臣 編集 / 高野秀樹 編集

A5判 374頁

定価6,380円(本体5,800円 + 税)

ISBN978-4-498-22490-2

2023年11月発行

在庫あり

研修医・若手専門医が真っ先におさえておくべき診断・治療・患者管理に重要な「掟」をマスター!

実際の診療を行うにあたって,教科書とレジデント用マニュアルからステップアップするために知っておくべきことを各疾患のエキスパートがわかりやすく解説!
Commonな50の疾患・病態について診療の基本,最新のエビデンス,実際の症例で「掟」がどう役立つか学べる,研修医・若手専門医のための必読書.
診療の柱となる5つの「掟」をおさえておけば日々の臨床に自信が持てる!


  
 
 “少なくとも80年前は,腎不全の患者は100%亡くなっていた”.私が医師になってから教わった,この言葉に衝撃を受けました.透析医療も,本格的に普及したのは,たった50年前のことです.本邦では,透析を受ける費用は公費でまかなわれ,今や透析患者は35万人に迫ろうとしています.一方,透析による救命と社会復帰が可能になったため,本来患者が透析導入をしないで済むような治療を行うべき腎臓内科領域の進歩は,遅れを取ってきたような印象をうけていました.しかし,近年の腎臓内科学は,CKD(慢性腎臓病)を始めとする各種のガイドラインが整備され,特に,ここ最近,私達が使用できる治療の選択肢は,年々増えていることを実感します.是非,本書を手に取った先生方には,この腎臓内科領域における目覚しい進歩をきちんと理解し,実地臨床の現場に活かして欲しいと願っています.
 本書は,腎臓内科専門医を目指す方〜腎臓専門医を取得して間もなくの真のエキスパートを目指す先生を対象に,知識の整理がしやすいように執筆しました.まず,腎臓内科で特に重要になる50の領域を選び,それぞれの分野のトップレベルの先生方に執筆を御願いし,各項目とも実臨床で特に重要な“掟”を5つに限定して提示していただきました.さらに,その“掟”について,最新のエビデンスに基づく知見をもとに,できるだけ分かりやすく説明をくわえていただきました.加えて,実際に経験された症例を提示していただいたた上で,更なる飛躍を期待して“1 STEP UP”を簡単に記載しました.今後の腎臓病学の発展に関わる先生方に貢献できるように,誌面の構成も工夫したので,是非,うまく利用してもらえればと思います.
 最後に,本書の執筆いただいた期間は,COVID-19がまだまだ猛威を振るっていた時期であり,各先生方には御忙しい御時間を割いて記載をいただきました.本書の企画・完成まで中外医学社 上岡様,沖田様に様々な御尽力もいただきました.この場を御借りして,御礼を申し上げたいと思います.
ネット全盛の社会で,“紙”でしか伝えられないリアルがあると信じています.それでは,サイエンスを楽しみながら,一緒に学んでいきましょう.

2023年10月
高野秀樹
南学正臣

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 目 次

 

 

1 章 総論:腎疾患の大きな流れをつかむ 

  1 身体所見でここまでわかる 〈須藤  博〉

  2 AKI:尿中バイオマーカーの有用性 〈吉田輝彦 土井研人〉

  3 CKD:標準治療の理解と実践 〈岡田浩一〉



2 章 検査:真相にせまる武器

  4 尿検査の鉄則 〈佐々木  彰〉

  5 尿生化:病態にどこまで迫れるか? 〈古瀬  智〉

  6 画像診断:使い分けとピットフォール 〈土師達也 平和伸仁〉

  7 腎生検:確定診断の“golden standard”を読み解く 〈坂本絵美 清水  章〉



3 章 水・電解質・酸塩基異常:“能動的”なバランスのとり方

  8 溢水(心不全):多彩な利尿薬の使い方 〈小原まみ子〉

  9 脱水(腎前性腎不全):高齢者には気をつけよ 〈門脇祐治 寺田典生〉

 10 Naの異常:最も難しい生命の“基本” 〈小松  純 白井小百合〉

 11 Kの異常:救急電解質代表 〈小西加純 長浜正彦〉

 12 Ca,P(CKD-MBD):電解質の“骨組み”を知る 〈副田圭祐 駒場大峰〉

 13 Mgの異常:常識を疑え 〈坂口悠介〉

 14 酸塩基平衡:病態鑑別のリトマス試験紙 〈熊谷  翔 小林東次郎 今井裕一〉



4 章 糸球体疾患:尿検査異常の原点    

 15 MCNS:再発と合併症との戦い 〈大瀬貴元〉 

 16 MN:抗体はどこまでわかったか 〈川村万里子 ?野秀樹〉 

 17 FSGS:多彩な糸球体病変に隠されたポドサイト障害 〈本間志功〉 

 18 MPGN(C3腎症):わかってきた新しい病型分類と概念 〈藤井美里 成田一衛〉 

 19 IgA腎症:最も多い腎炎の診断・治療の進歩 〈李  明峰 鈴木祐介〉 

 20 PSAGN:代表的感染性腎炎を見極める 〈藤永周一郎 西野智彦〉 



5 章 全身疾患:腎臓は体の一部です 

 21 MPA:予想より多いANCAの意義 〈要  伸也〉 

 22 IgA血管炎:小児から成人へ 〈嶋田啓基 ?野秀樹〉 

 23 抗GBM抗体病:基底膜の破壊とは? 〈祖父江  理〉 

 24 全身性エリテマトーデス:多様性に富んだ自己免疫疾患の代表 〈庭野智子 保田晋助〉 

 25 強皮症:膠原病科のコンサルトに対応する 〈澤  直樹〉 

 26 IgG4関連疾患(IgG4-RD):日本で見つかった,新しい概念 〈?橋直生 岩野正之〉 

 27 アミロイド:“棘”があります 〈石橋由孝 山田将平 白井綾一〉 

 28 骨髄腫腎・MGRS:血液内科からコンサルト,paraprotein腎症とは? 〈水野真一〉 

 29 TMA:分類を整理し,最新の治療に繋げる 〈立枩良崇 丸山彰一 加藤規利〉 

 30 DKD:大きくまとめる,その意義は? 〈田中哲洋〉 

 31 良性腎硬化症:古くて新しい疾患概念 〈村田悠輔 阿部雅紀〉 



6 章 遺伝性疾患:家族歴からルーツをたどる 

 32 ADPKD〔常染色体顕性(優性)多発性嚢胞腎〕:多発する腎嚢胞は,必ずしも嚢胞腎ではない 〈関根章成〉 

 33 Alport症候群:コラーゲンの謎を紐解く 〈中西浩一〉 

 34 Fabry病:電顕なしで確定診断をつける 〈松村実美子〉 

 35 遺伝子検査:いつ,どのように行うか 〈池田洋一郎〉 



7 章 間質疾患:腎機能障害の本質 

 36 尿細管間質性腎炎:ただの「糸球体じゃない部分」にあらず 〈小田原  幹 西  裕志〉 

 37 尿細管性アシドーシス:水素と重炭酸の力関係 〈鈴木倫子 淺沼克彦〉 

 38 悪性腎硬化症:“玉ねぎ”を剥きます 〈長田太助〉 



8 章 特殊な場合の腎障害:一流のコンサルタントへの近道 

 39 悪性腫瘍:原病ですか? 抗がん薬ですか? 〈和田健彦〉 

 40 周術期:院内で一目置かれる専門家になる 〈鈴木みなみ〉 

 41 造影剤腎症,コレステロール塞栓症候群:転ばぬ先の予防策 〈浜崎敬文〉 

 42 妊娠:一人で二人分を担う母の苦労 〈中里  玲 三井亜希子〉 

 43 小児:小児と成人の違いによるピットフォールにご用心 〈伊藤秀一〉 

 44 感染症:多彩な変化と,進化する抗菌薬 〈臼井丈一 野口和之 渡邉めぐみ〉 

 45 COVID-19:世界的な大問題 〈片桐大輔〉 



9 章 腎代替療法:80年前,腎臓病は100%死亡した

 46 HD:さらに進化する“標準的”治療法 〈植松  光 酒井  謙〉 

 47 PD:遠隔治療も対応できる究極の在宅医療 〈松尾七重〉 

 48 Intervention:エコーでできるシャントの管理と治療 〈中村元信〉 

 49 腎移植:増やすためにはどうするの? 〈金子修三 中島一朗〉 



10 章 社会精神的問題:最後は心の問題です 

 50 CKM:透析をしないという治療 〈守山敏樹〉 

 

索引 

 

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執筆者一覧

南学正臣 東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科教授 編集
高野秀樹 国立国際医療研究センター病院腎臓内科診療科長 編集

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