CKD診療テキスト 改訂2版
かかりつけ医と専門医の連携のために
富野康日己 監修 / 鈴木祐介 編集 / 船曳和彦 編集
B5判 400頁
定価4,180円(本体3,800円 + 税)
ISBN978-4-498-12497-4
2022年06月発行
在庫あり
CKD診療テキスト 改訂2版
かかりつけ医と専門医の連携のために
富野康日己 監修 / 鈴木祐介 編集 / 船曳和彦 編集
B5判 400頁
定価4,180円(本体3,800円 + 税)
ISBN978-4-498-12497-4
2022年06月発行
在庫あり
CKD診療に必要な知識を,かかりつけ医と腎臓専門医の双方のレベルから取り上げ,Q&A形式で解説した実践的なハンドブック.CKDの概念から治療までを網羅し,各項きめ細かく解説した.かかりつけ医にとっては日常診療で何をどこまで診るべきかが明確に分かり,腎臓専門医にとっては専門的知識を一層深めてもらえるのに役立つだろう.初版の刊行から10年近くを経て,一から内容を見直し,最新の知見も網羅した決定版である.
改訂2版の発行にあたって
2013年5月,「CKD診療テキストかかりつけ医と専門医の連携のために」を順天堂大学医学部腎臓内科学講座が担当した第56回日本腎臓学会学術総会の記念誌として発行させていただきました.その目的は腎臓専門医のみならず,かかりつけ医や臨床研修医など多くの医師にお読みいただき,CKDの診療に活かしていただきたいと思ったからでした.多くの皆さまに読んでいただいたことを知り大変嬉しく思っています.それから早9年近い歳月が流れ,CKDの診断と治療については広く知られるようになり,治療法も確立されてきたように思います.それにはIgA腎症における扁桃摘出術+ステロイドパルス療法であったり,糖尿病性腎臓病(diabetic kidney disease:DKD)という疾患概念の形成などが含まれています.また最近では,メタボやフレイル・サルコペニアの関係からCKDにおける食事・運動療法も注目されています.しかしながら,CKD患者さんの高齢化や糖尿病性腎臓病・高血圧性腎硬化症患者さんの増加などにより,末期腎不全透析療法導入患者数は依然として多い状態が続いています.現在,日本腎臓学会は関連する学会や厚生労働省との連携を深め透析患者数の削減に力を入れています.
今回の改訂にあたっては,順天堂大学医学部腎臓内科学講座の鈴木祐介教授と船曳和彦教授に編集をお願いしました.お二人には,初版の執筆項目を吟味していただき,執筆者を選んでいただきました.9年近い歳月が経ち昔の仲間たちは様々なところへ異動しCKDの診療にあたっていることを知り,懐かしさと大きな喜びを感じています.改訂2版も「かかりつけ医の診療」として日常診療でのプライマリーケアから検査・治療までをわかりやすく記載し,「腎臓専門医の診療」については専門医が行うべき検査から各疾患の治療・腎移植までを概説していただきました.また,私の希望で現在パンデミックにある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と腎疾患についてふれていただきました.本書の内容には最新の知見が含まれており腎臓専門医のみならず多くの医師の皆さんのCKD診療に活かしていただけるものと自負しています.しかし,記載の過不足もあろうかと思われますので,皆さまから忌憚のないご意見をいただければ幸いです.編集者並びに執筆者の皆さんには,コロナ禍の診療で大変お忙しいところご協力いただき厚く御礼申しあげます.また,私たちの共通の恩師でいつも温かく見守ってくださっている順天堂大学名誉教授 小出 輝先生に感謝いたします.最後に本書の刊行にご尽力いただきました小川孝志部長をはじめ中外医学社の皆さまに御礼申しあげます.
2022年初春
新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願って
富野康日己
目 次
かかりつけ医の診療
I.プライマリーケア
A.浮腫
1.浮腫をきたす疾患にはどのようなものがありますか? 遺伝性血管性浮腫(HAE),特発性浮腫ってどんな疾患ですか? 〈大澤 勲〉
2.腎疾患による浮腫の特徴にはどのようなものがありますか? 〈佐竹健至〉
3.浮腫をみたらどのような検査をするのですか? 〈田中裕一〉
B.皮膚病変
1.紫斑や紅斑,皮疹を伴う腎疾患にはどのようなものがありますか? また,それらの皮膚病変の肉眼所見は? 〈佐藤浩司〉
C.尿病変
1.尿の色調に異常をきたす疾患にはどのようなものがありますか? 〈清水芳男〉
2.尿の濁りや泡,独特な臭いをきたす腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈清水芳男〉
3.尿が出ないと言われたら,どのような疾患の鑑別が必要ですか? また,急性腎障害(AKI)ってどんな疾患ですか? 〈恩田紀更〉
4.尿の回数・量が多い場合は,どのような原因が考えられますか? 〈蒔田雄一郎〉
5.肉眼的血尿をきたす疾患にはどのようなものがありますか? また,運動後に血尿が出る疾患にはどのようなものがありますか? 〈楢原美希〉
6.尿潜血反応陽性とはどういうことですか? また,血尿と血色素尿はどう違うのですか? 〈原 一彰〉
7.尿検査(試験紙)での蛋白陽性とはどういうことですか? 〈戸塚絢子〉
8.尿糖が陽性となる疾患にはどのようなものがありますか? また,腎性糖尿とはどのような状態ですか? 〈井上早苗〉
D.腎外症状を呈する腎疾患
1.糖尿病性腎臓病ってどんな疾患ですか? 糖尿病性腎症との違いはなんですか? 〈合田朋仁〉
2.糖尿病性腎臓病の早期診断にはどのような検査がありますか? 〈村越真紀〉
3.高血圧に続発する腎疾患の特徴にはどのようなものがありますか? 〈谷本光生〉
4.肥満に続発する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈奥村こずえ〉
5.感染症に続発する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈石井雅也〉
6.呼吸器症状を伴う腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈橋本 梓〉
7.肝疾患に続発する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈相澤昌史〉
8.血液疾患に続発する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈若山愛子〉
9.眼症状を合併する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈山田 芳〉
10.聴覚異常を合併する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈山中貴博〉
11.関節リウマチに合併する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈細江佳子〉
12.激しい運動後に筋肉痛を伴って発症する急性腎障害(AKI)にはどのような特徴がありますか? 〈大谷敦子〉
E.遺伝性疾患
1.遺伝性のある腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈日高輝夫〉
II.身体所見
A.血圧と体液量
1.血圧測定は,いつ,どのようにして測るのですか? 高血圧とはどういう状態ですか? また,白衣高血圧,仮面高血圧,早朝高血圧とは? 〈関 卓人〉
2.体液量の評価はどのようにするのですか? 〈濱田千江子〉
B.体表所見・メンタルヘルスと鑑別
1.紫斑を呈する腎疾患の特徴にはどのようなものがありますか? 〈柳川宏之〉
2.体表から腎臓を触知したらどのような疾患を考えますか? 〈青木竜弥〉
3.頸部血管雑音を聴取する疾患にはどのようなものがありますか? 〈島岡哲太郎〉
4.腹部血管雑音を聴取する疾患にはどのようなものがありますか? 〈堀 陽子〉
5.CKD患者の悪性腫瘍発症率は高いのですか? Onconephrologyってなんですか? 〈神田怜生〉
6.CKD患者へのメンタルヘルスケアはどうするのですか? Psychonephrologyってなんですか? 〈後藤博道〉
III.心電図検査・画像検査
A.心電図検査
1.CKD患者の電解質異常でみられる心電図変化はどのようなものですか? 〈福田裕光〉
2.高血圧患者にみられる心電図異常にはどのようなものがありますか? 〈加納達也〉
B.画像診断
1.画像診断の適応・特徴と代表的な画像にはどのようなものがありますか? 〈高原久嗣〉
IV.尿・血液検査
A.尿検査
1.中間尿はどのようにして採取するのですか? また,早朝尿はどのような時に調べるのですか? 〈椎名健二〉
2.尿沈渣検査はどのような時に行うのですか? その意義は? 外注は可能ですか? 〈武田之彦〉
3.尿中クレアチニンの測定はどのように役立てますか? 〈須山杏理紗〉
4.尿中尿酸の測定はどのような時に行うのですか? また,尿中尿酸の値から治療薬を選択できますか? 〈瓜田温子〉
5.急性腎障害(AKI)の尿中バイオマーカーはなんですか? 〈長田しをり〉
B.腎機能
1.糸球体機能検査にはどのようなものがありますか? その値の考え方は? 〈三摩史子〉
2.推算GFRはどのようにして算出されるのですか? 〈佐藤倫子〉
3.血清クレアチニン・シスタチンCの高値とはどういうことですか? それらの値に乖離が見られた場合,どう考えますか? 〈井下博之〉
4.腎機能低下速度 1/血清クレアチニン(sCr)とは何ですか? 〈有賀誠記〉
5.尿所見異常がみられないのに推算GFRが低下しているのは,どのような状態ですか? 〈高原久嗣〉
6.尿細管機能検査には,どのようなものがありますか? その値の考え方は? 尿細管機能異常とはなんですか? 〈高木美幸〉
7.慢性腎臓病(CKD)の診断基準・重症度分類は? 〈山田耕嗣〉
C.電解質・酸塩基平衡
1.通常の採血(静脈血)から酸塩基平衡異常を予測することはできますか? 〈表 敬介〉
2.血清カルシウムや血清リンの測定はどのような時にするのですか? 〈増田敦美〉
3.尿中電解質の測定はどのような時にするのですか? 〈木原正夫〉
D.免疫・生化学
1.糖尿病の検査にはどのようなものがありますか? どのくらいの値で糖尿病と診断するのですか? 〈萩原晋二〉
2.血清蛋白分画の異常から考えられる腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈石坂匡則〉
3.抗核抗体が陽性となる腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈高橋敬子〉
4.リウマチ因子が陽性となる腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈高畑暁子〉
5.低補体血症をきたす腎疾患にはどのようなものがありますか? また,遺伝性血管性浮腫(HAE)と補体との関係は? 〈本田大介〉
6.ASO・ASKに異常をきたす腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈長町誠嗣〉
7.血清・尿蛋白の免疫電気泳動はどのような腎疾患を疑った時に行いますか? 〈眞野 訓〉
8.CKD-MBDとはどのような病態ですか? 〈野原奈緒〉
9.骨代謝マーカーはどのような時に測定するのですか? 〈牧田侑子〉
E.昇圧ホルモン検査
1.外来で二次性高血圧症を鑑別するにはどのような検査がありますか? 〈野村影理〉
2.降圧薬やそのほかの薬物投与により影響を受けるホルモン検査はどのようなものがありますか? 〈苑田祐二〉
V.治療
A.CKD患者の自己管理に有用な記録項目にはどのようなものがありますか? 〈関口 嘉〉
B.CKD患者の運動療法はどのようにしたらよいでしょう? 〈中田真実〉
C.CKD患者の食事療法はどのようにしたらよいでしょう? 〈山路研二〉
D.腎疾患をもつ患者のインフルエンザ・ウイルス感染の際に注意することは何ですか? 〈関塚桂子〉
E.利尿薬を投与する際に注意することは何ですか? 〈彰 一祐〉
F.CKD患者の降圧薬の選択はどのようにするのですか? 〈鈴木重伸〉
G.感染症にかかった時の抗菌薬などの用い方はどのようにするのですか? 〈金丸 裕〉
H.慢性腎炎症候群患者が感冒を契機に肉眼的血尿を呈したら,どのようにしたらよいでしょう? 〈山本香苗〉
I.糖尿病や動脈硬化症で四肢の壊死を防ぐにはどういう方法がありますか? また,その治療方法は? 〈石川祐史〉
J.痛風腎の食事療法と薬物療法にはどのようなものがありますか? 〈狩野俊樹〉
K.CKD(保存期腎不全)患者に勧められないサプリメントはありますか? 〈稲葉真範〉
腎臓専門医の診療
I.検査
急性腎障害(AKI)から慢性腎臓病(CKD)への進展に有用な臨床検査所見の考え方 〈鈴木祐介〉
A.腎機能・尿検査
1.蛋白透過選択性(selectivity index:SI)とは何ですか? 〈淺沼克彦〉
2.尿中ポドサイト算定の意義は? 〈淺沼克彦〉
3.尿細管障害の指標として何を測定しますか? 〈鈴木日和〉
4.FENa(fractional excretion of sodium)はどのような時に測定しますか? 〈浅尾りん〉
5.イヌリンクリアランスの測定方法とその測定値の見方・考え方は? 〈中田純一郎〉
6.イヌリンクリアランスとクレアチニンクリアランスの違いは何ですか? 〈中田純一郎〉
7.血液ガス分析の必要な腎疾患にはどのようなものがありますか? また,血液ガス分析でどのようなことがわかりますか? 〈若林啓一〉
8.尿中アミノ酸分析はどのような疾患に行いますか? 〈奥田真澄〉
9.尿中ミオグロビン測定はどのような時に行うのですか? 〈作本容子〉
B.血圧
1.食塩摂取と高血圧の関係は? 〈蒔田雄一郎〉
2.24時間血圧計(ABPM)では何がわかるのですか? 〈柘植俊直〉
3.高血圧による腎障害の診断はどのように進めるのですか? 〈毎熊政行〉
4.二次性高血圧の鑑別診断はどのように行うのですか? 〈武藤正浩〉
C.体液量
1.hANP,BNPはどのような時に測定し,評価はどのように行うのですか? 〈肥後 望〉
2.pro BNPとBNPの違いは何ですか? 〈武藤正浩〉
D.腎生検
1.腎生検の適応と禁忌は? 〈高木美幸〉
2.腎生検の手技,術前・術後の処置は? 〈金口泰彦〉
3.腎生検後の合併症にはどのようなものがありますか? 〈草場 岳〉
E.画像検査
1.どのような時に腹部超音波検査を行うのですか? 〈稲見裕子〉
2.どのような時に腹部CT検査を行うのですか? 〈佐藤信之〉
3.どのような時に腹部MRI検査を行うのですか? 〈小林 敬〉
4.どのような時に骨密度を測定するのですか? 〈禾千絵子〉
5.どのような時に腎シンチグラフィ(レノグラム)を行うのですか? 〈佐藤大介〉
6.どのような時に腎血管造影を行うのですか? 〈佐藤大介〉
II.疾患各論
A.糖尿病
1.糖尿病性腎症の確定診断はどのように行うのですか? 〈合田朋仁〉
2.CKD病期別血糖コントロールの目安には何が適していますか? 〈岩崎雅子〉
B.IgA腎症とはどういう疾患ですか? また,IgA血管炎との違いは? 〈鈴木 仁〉
C.微小変化型ネフローゼ症候群とはどういう疾患ですか? 〈松本昌和〉
D.腎硬化症とはどういう疾患ですか? 〈山初あや〉
E.多発性囊胞腎とはどういう疾患ですか? 〈田中裕一〉
F.ループス腎炎とはどういう疾患ですか? 診断基準は? 治療は? 〈上田誠二〉
G.急速進行性腎炎症候群とはどういう疾患ですか? 〈相澤昌史〉
H.ANCA関連腎炎とはどういう疾患ですか? pauci-immune型ってなんですか? 〈木原正夫〉
I.痛風腎とはどういう疾患ですか? 〈小柳伊智朗〉
J.難治性ネフローゼ症候群とはどういう疾患ですか? 〈淺沼克彦〉
K.形質細胞の異常に伴う腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈林 陽子〉
L.腎疾患患者の妊娠・挙児希望にはどのように対処するのですか? 〈金子佳代〉
M.感染性心内膜炎に合併する腎疾患にはどのようなものがありますか? 〈市川沙紀〉
N.CVD(心血管疾患)を早期診断するにはどのようにするのですか? 〈井尾浩章〉
O.膜性腎症における血中PLA2R抗体測定の意義は? 〈久寶彩乃〉
P.薬剤性腎障害の病態と治療は? 〈林野久紀〉
Q.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による腎疾患はありますか? CKD・透析患者でのCOVID-19対策は? 〈島田憲明〉
特別寄稿:新型コロナ感染症と腎病変
急性腎障害を呈したCOVID-19患者腎生検の臨床病理的特徴 〈山下倫史〉
III.腎臓専門医の治療
高齢CKD患者で治療(食事・運動・薬物)の基本と注意すべき点は? 〈船曳和彦〉
A.血圧
1.CKDにおける降圧目標と推奨される降圧薬には,どのようなものがありますか? 〈田代享一〉
2.二次性高血圧症を疑った場合の初期治療はどのようにするのですか? 〈瀬戸拓也〉
3.妊娠中・授乳中に使用できる降圧薬にはどのようなものがありますか? 〈若林道郎〉
4.腎血管性高血圧での血行再建術の適応についてはどのように考えるのですか? 〈柳川宏之〉
B.電解質・酸塩基平衡
1.代謝性アシドーシスの治療はどのようにするのですか? 〈山初あや〉
2.CKDでの高カリウム(K)血症の治療はどのようにするのですか? 〈下山正博〉
3.CKDでの低ナトリウム(Na)血症の治療はどのようにするのですか? 〈田中希尚〉
4.CKDでの低カルシウム(Ca)血症の治療はどのようにするのですか? 〈金子佳代〉
C.糖尿病
1.血糖の管理はどのようにするのですか? 〈金子 滋〉
2.血糖降下薬はどのように用いるのですか? 〈小原一廣〉
3.新しい血糖降下薬(SGLT2阻害薬,インクレチン関連薬など)はCKD with diabetesの患者にも有用ですか? 〈合田朋仁〉
D.Cardiovascular Disease(CVD:心血管疾患)
1.CVDの薬物療法はどのようにするのですか? 〈西谷寛仁〉
E.メタボリックシンドローム・サルコペニア・フレイル
1.体重管理はどのようにするのですか? 〈山崎貴彦〉
2.血清脂質の管理,とくに食事療法はどのようにするのですか? 〈上田誠二〉
3.サルコペニア・フレイルってなんですか? また,その対処法は? 〈鈴木 仁〉
F.ネフローゼ症候群・腎炎
1.尿蛋白を減少させる降圧薬にはどのようなものがありますか? 〈福田裕光〉
2.ステロイドの使い方はどのようにするのですか? 〈小林則善〉
3.免疫抑制薬の使い方はどのようにするのですか? 〈谷本光生〉
4.抗血小板薬 〈金子松五〉
5.抗凝固薬の使い方はどのようにするのですか? 〈小林 敬〉
6.血漿交換・吸着療法(アフェレシス)の適応とされる病態にはどのようなものがありますか? 〈若林啓一〉
7.難治性ネフローゼ症候群のLDLアフェレシスとは何ですか? その効果は? 〈中野貴則〉
8.IgA腎症での扁桃摘出術とステロイドパルス併用療法とは何ですか? その効果は? 〈鈴木 仁〉
G.CKDステージG 4-5
1.腎代替療法はどのように選択するのですか? 患者の同意と中断の申し入れにどう対応するのですか? 〈大澤 勲〉
2.CKDでの経口吸着炭素製剤(クレメジンⓇ)は有効ですか? 腸腎連関の改善が期待できますか? 〈前田国見〉
3.腎性貧血の治療はどのようにするのですか? 新しい治療薬の適正な使い方は? 〈神田怜生〉
4.多発性囊胞腎に対するV2受容体拮抗薬(トルバプタン)の作用機序と効果とは? 〈橋本 梓〉
5.血清カルシウム(Ca)・リン(P)に異常がみられたらどのように治療するのですか? 〈毎熊政行〉
6.腎疾患のある骨粗鬆症患者の診療で注意する点は何ですか? 〈長濱莉莉〉
7.適切な鎮痛薬の使い方はどのようにするのですか? 〈高橋俊雅〉
8.公費助成を受けられる腎疾患にはどのようなものがありますか? 身体障害者(腎臓機能障害)の認定基準は何ですか? 〈福井光峰〉
H.CKDステージG 5D
1.CKD患者の透析導入条件は? 腹膜透析と血液透析の併用療法の効果は? 〈濱田千江子〉
2.シャント機能不全はどのようにみつけるのですか? 〈井尾浩章〉
3.透析患者の腫瘍マーカーの評価はどのようにするのですか? 〈石黒千鶴〉
4.二次性副甲状腺機能亢進症治療の変遷は? 〈石黒 望〉
I.急性血液浄化
1.血液濾過透析(HDF)の適応と限界はなんですか? 〈清水友希〉
2.On-line HDFの原理,適応と限界はなんですか? 〈佐々木有〉
J.腎移植
1.わが国における腎移植の現状は? 〈島本真実子〉
2.先行的腎移植はどのように行うのでしょうか? 〈島本真実子〉
索引
執筆者一覧
富野康日己 医療法人社団松和会理事長/順天堂大学名誉教授 監修
鈴木祐介 順天堂大学医学部腎臓内科教授 編集
船曳和彦 順天堂大学医学部腎臓内科教授(順天堂東京江東高齢者医療センター腎・高血圧内科科長) 編集
林野久紀 順天堂大学医学部附属浦安病院総合診療科教授
濱田千江子 順天堂大学保健看護学部専門・基礎教授
井尾浩章 順天堂大学医学部附属練馬病院腎・高血圧内科教授
鈴木 仁 順天堂大学医学部附属浦安病院腎・高血圧内科教授
金子松五 国際医療福祉大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科教授
淺沼克彦 千葉大学大学院医学研究院腎臓内科学教授
大澤 勲 埼友草加病院院長
佐竹健至 佐竹クリニック院長
田中裕一 順江会江東病院腎臓内科,血液浄化センター長
佐藤浩司 順天堂大学医学部腎臓内科
清水芳男 順天堂大学医学部附属静岡病院腎臓内科先任准教授
恩田紀更 順天堂大学医学部腎臓内科
蒔田雄一郎 越谷市立病院内科部長
楢原美希 順天堂大学医学部腎臓内科
原 一彰 千葉中央メディカルセンター内科・腎臓内科
戸塚絢子 順天堂大学医学部腎臓内科
井上早苗 あいおいニッセイ同和損保
合田朋仁 順天堂大学医学部腎臓内科先任准教授
村越真紀 順天堂大学医学部腎臓内科准教授
谷本光生 谷本医院院長
奥村こずえ 白根徳洲会病院腎臓内科医長
石井雅也 順天堂大学医学部腎臓内科
橋本 梓 赤羽中央総合病院内科医長
相澤昌史 千葉大学大学院医学研究院腎臓内科講師
若山愛子 順天堂大学医学部腎臓内科
山田 芳 池上総合病院総合内科・腎臓内科
山中貴博 越谷市立病院内科・臨床工学科部長
細江佳子 湘南東部総合病院腎臓内科
大谷敦子 海上ビル診療所腎・高血圧内科
日高輝夫 大曲ファミリークリニック院長
関 卓人 池上総合病院腎臓内科透析室長
柳川宏之 順天堂東京江東高齢者医療センター腎・高血圧内科
青木竜弥 銀座予防医療クリニック院長
島岡哲太郎 西村ハートクリニック院長代行
堀 陽子 つるまエキチカじんクリニック
神田怜生 池上総合病院腎臓内科科長
後藤博道 埼友草加病院理事長
福田裕光 順天堂大学医学部附属浦安病院腎・高血圧内科
加納達也 南砂腎クリニック院長
高原久嗣 順天堂大学医学部附属浦安病院腎・高血圧内科准教授
椎名健二 小山整形外科内科クリニック
武田之彦 新小岩クリニック船堀院長
須山杏理紗 いしいクリニック築地副院長
瓜田温子 池上総合病院腎臓内科
長田しをり 東京綾瀬腎クリニック院長
三摩史子 関医院院長
佐藤倫子 盛岡市立病院腎臓内科
井下博之 順天堂東京江東高齢者医療センター腎・高血圧内科准教授
有賀誠記 門仲腎クリニック院長
高木美幸 順天堂大学医学部腎臓内科
山田耕嗣 順天堂大学医学部腎臓内科准教授
表 敬介 おもて内科糖尿病クリニック院長
増田敦美 邦仁会増田内科クリニック副院長
木原正夫 順天堂大学医学部腎臓内科准教授
萩原晋二 東久留米団地診療所院長
石坂匡則 順天堂大学医学部腎臓内科
高橋敬子 井荻内科医院副院長
高畑暁子 埼友草加病院腎臓内科
本田大介 千葉大学医学部附属病院腎臓内科
長町誠嗣 梶が谷駅前内科クリニック院長
眞野 訓 順天堂大学革新的医療技術開発研究センター准教授
野原奈緒 順天堂大学医学部腎臓内科
牧田侑子 順天堂大学医学部腎臓内科
野村影理 介護老人保健施設杏の里
苑田祐二 苑風会病院院長
関口 嘉 埼友草加病院腎臓内科
中田真実 順天堂大学医学部腎臓内科
山路研二 山崎医院院長
関塚桂子 西大島腎クリニック院長
彰 一祐 新宿御苑しょうクリニック院長
鈴木重伸 練馬高野台クリニック院長
金丸 裕 クリニック ソワニエ院長
山本香苗 洛和会音羽記念病院腎臓内科
石川祐史 秋葉原腎クリニック院長
狩野俊樹 順天堂大学医学部附属練馬病院腎・高血圧内科
稲葉真範 東葛西クリニック院長
鈴木日和 田町腎クリニック院長
浅尾りん 埼友草加病院腎臓内科
中田純一郎 順天堂大学医学部腎臓内科准教授
若林啓一 順天堂大学医学部附属静岡病院腎臓内科
奥田真澄 新線池袋クリニック
作本容子 順天堂大学医学部腎臓内科
柘植俊直 茅ヶ崎メディカルクリニック院長
毎熊政行 順天堂大学医学部腎臓内科
武藤正浩 順天堂大学医学部附属練馬病院腎・高血圧内科
肥後 望 まごめ内科・腎クリニック
金口泰彦 御徒町腎クリニック院長
草場 岳 大泉学園クリニック院長
稲見裕子 北習志野花輪病院内科
佐藤信之 南部郷厚生病院副院長
小林 敬 順天堂大学医学部腎臓内科
禾 千絵子 順天堂大学医学部腎臓内科
佐藤大介 本八幡腎クリニック院長
岩崎雅子 順天堂大学医学部附属浦安病院腎・高血圧内科
松本昌和 みらいメディカルグループ代表医師
山初あや 千葉中央メディカルセンター腎臓内科
上田誠二 順天堂大学医学部腎臓内科准教授
小柳伊智朗 三和クリニック院長
林 陽子 順天堂大学医学部腎臓内科
金子佳代 林医院院長
市川沙紀 順天堂大学医学部腎臓内科
久宝彩乃 池上総合病院腎臓内科
島田憲明 立花クリニック院長
山下倫史 シーダーズ・サイナイ メディカルセンター病理部門助教授
田代享一 田代内科院長
瀬戸拓也 富士病院内科
若林道郎 富士第一クリニック理事長
下山正博 友愛クリニック院長
田中希尚 田中内科医院
金子 滋 椎名町クリニック院長
小原一廣 康正会病院
西谷寛仁 みんなの内科クリニック東松本院長
山崎貴彦 石塚地方病院院長
小林則善 安曇野赤十字病院腎臓内科部長
中野貴則 船橋本町クリニック院長
前田国見 石神井公園じんクリニック院長
長濱莉莉 セイメイ内科
高橋俊雅 望星新宿南口クリニック院長
福井光峰 北八王子クリニック院長
石黒千鶴 岡崎ハートクリニック顧問
石黒 望 順天堂大学医学部腎臓内科
清水友希 順天堂大学医学部腎臓内科
佐々木 有 順天堂大学医学部附属練馬病院腎・高血圧内科
島本真実子 市立札幌病院腎臓内科部長
株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722
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