「心臓弁膜症」と言われたら読む本
〜心エコー検査とハートチームを知っていますか?〜
柴山謙太郎 著 / 田端 実 著
B6判 168頁
定価1,980円(本体1,800円 + 税)
ISBN978-4-498-13664-9
2021年01月発行
在庫あり
「心臓弁膜症」と言われたら読む本
〜心エコー検査とハートチームを知っていますか?〜
柴山謙太郎 著 / 田端 実 著
B6判 168頁
定価1,980円(本体1,800円 + 税)
ISBN978-4-498-13664-9
2021年01月発行
在庫あり
若々しさと健康が自慢の山田タカ子.まもなく傘寿を迎える彼女が,近所に開院した柘植のクリニックで「大動脈弁狭窄症」と診断を受けます.体調異変から検査・診断,そして手術成功までの6ヵ月間のストーリーを軸に,心臓弁膜症のすべて,心エコー検査・ハートチーム(診療チーム)の大切さを分かりやすく解説します.潜在患者数300万人.高齢化に伴いパンデミックが予想される心臓弁膜症.すべての患者さん必読の1冊です!
はじめに
この本を手にしているみなさんは、「心臓弁膜症」あるいは「弁膜症」という言葉をいつから知るようになったのでしょうか? おそらく、ご自身やご家族やお知り合いが健康診断で心雑音の指摘をされたり、それによって心臓の病気を疑われたり、また、実際に病院で診断されたりすることで「心臓弁膜症」という言葉を知り、ご興味を持たれた方がほとんどではないかと思います。なぜこのようなことを書くかというと、心臓弁膜症という病名は一般の方にとって馴染みが薄く、普通に生活をしていてもその名前を聞く機会が少ないからです。
さて、初めて心臓弁膜症という病名を聞いたときに、名前から病気のことを詳細にイメージできる人は少ないかと思います。これは皆さんがよくご存じの高血圧や高コレステロール血症とは大きく違います。高血圧や高コレステロール血症であれば、病名から病気の本質を理解しやすいという特徴があります。つまり、高血圧であれば「血圧が高いのだろう」、高コレステロール血症であれば「コレステロールが高いのだろう」と、誰にでも容易に想像することができます。また、これらの病名は人間ドックや健康診断の結果にもしばしば登場してきます。人間ドックや健康診断の結果を知るときには、日ごろからの生活習慣に対して通信簿を受け取るときのようなドキドキ感があるはずです。ですから、ここで登場する高血圧や高コレステロール血症という名前には、なおさら大きなインパクトがあります。日常生活のなかで反省するような飲食をしてしまったり、運動不足を自覚したりすることがあると思います。また、「今の生活習慣のままでは高血圧や高コレステロール血症になりますよ!」と指摘されることは、みなさん身に覚えがあると思います。そして、これらの疾患が引き起こす重篤な病気についての知識や注意を喚起するための情報は、インターネットやテレビなどメディアに日常的にあふれているため、一般の方々に対してさらなる啓蒙を深めていると言えます。
一方、心臓弁膜症と聞いても、その病名から病気の本質を理解することは困難です。そもそも心臓について知らないことも多いでしょうし、心臓弁って何?というところから話を始める必要があります。高コレステロール血症であれば単一の検査項目の数値が高い・低いといった判断基準で診断がつきますが、心臓弁膜症ではどのように診断されるのかがわかりづらいことも否めません。また、人間ドックや健康診断の結果で心臓弁膜症と診断されることはないため、一般の方が目や耳にする機会は少ないのです。最近ではようやくテレビCMに弁膜症が登場する機会が増えてきたため、名前だけは知っているという方も増えてきましたが、一昔前までは医師の診断以外で病名が聞かれる場面は皆無でした。しかし、実際には心臓弁膜症の患者さんは300万人以上いるとされており(がんの患者さんをすべて合わせても100万人です!)、循環器内科が専門の医師からすると一般的な心臓病の一つです。
今回、私たちがこの本を執筆しようと思い立った動機は3つあります。最初に、一般の方々に心臓弁膜症のことをよく理解してもらいたいと思ったからです。ご本人やご家族やお知り合いの方が心臓弁膜症と言われたときに、その病気に関する情報が何もなければ大変困ります。インターネットがない時代であれば、病気のことを調べる手段もなく途方に暮れるしかなかったはずです。最近ではインターネットや雑誌から断片的な情報は手に入るようになったかもしれませんが、詳細を理解するために十分に整理された情報とは言えません。それでも心臓弁膜症と言われた患者さんは、病気の正しい知識や治療の方法などについて理解しなければいけません。そのときに心臓弁膜症についてまとまった情報から病気を知ることで、現在の症状や重症度はどの程度なのか、今後どのような経過をたどっていくのかを理解していくことができます。
次に、心臓弁膜症と診断されたらどのような行動を起こせばよいのか、患者さんに一緒に考えてもらいたいと思ったからです。心臓弁膜症と診断されても、すべての人がすぐに手術が必要となるわけではありません。むしろ、診断されたときには手術の適応には至っていない場合のほうが多いのです。しかし、心臓弁膜症は薬だけでは完全に治らず徐々に進行していく病気です。つまり、いずれ手術やカテーテル治療など侵襲的な治療が必要となってくる可能性があります。ですから、そのような治療が必要となるまでの間、どのように病気の経過をみるのか、治療を受ける施設をどのように探すべきなのか、どのように治療後のアフターケアをしていくのか、を考えていくことが重要なのです。
最後に、治療後のことを正しく知ってもらいたい、と思ったからです。心臓弁膜症の治療は、手術を受けたらすべてがもと通りというわけではありません。自動車のメンテナンスと同じように、その後に適切なアフターケアをするからこそ、術後に安定した健康的な生活を送ることができるのです。また、どのような弁膜症の治療をしても病気が再発するリスクは必ずありますので、それをしっかりと評価していく必要があります。そして、状況によっては再び手術が必要となることもありますので、その際には弁膜症の診療経験が豊富な専門医と相談していくべきでしょう。
ここまでお伝えしたなかで、心臓弁膜症に興味を持っているみなさんに確認しておきたいことがあります。もし、みなさんやご家族やお知り合いの方が病院やクリニックで心臓弁膜症と言われたとき、実際に心エコー検査を行いましたか? さらに、その医療施設には経験豊富な心エコー専門医がいますか?(心エコー専門医としての資格のひとつに超音波専門医があります) 心エコー専門医がいる医療施設で心臓弁膜症と診断された場合、病気の診断や重症度について一定のお墨付きがつくことになります。また、心エコー専門医がいれば、治療のタイミングを適切に管理することができます。そして、心臓治療後も適切にアフターケアを進めることができます。
この本を通じて私たちは、心臓弁膜症という病気が一般の方々に正しく認識されるように願うとともに、患者さんにとって正しい診断がなされ、適切な治療やアフターケアを受けられるような正確な情報を提供したいと思っています。また、その結果として「患者さん本位の正しく誠実な医療」を実現したいと考えているのです。この本が心臓弁膜症の患者さんやそのご家族、お知り合いの方々にとって一助となることを切に願っております。
柴山謙太郎
序章
「こんなに犬の散歩が楽になるとは思いませんでした。」
クリニックの診察室で山田タカ子は医師の柘植健一郎に笑顔でこう語りかけた。
「6か月前、先生に胸の音を聴いてもらったことから始まりましたね。」
続けて、タカ子はわずか6か月前のことを遠い昔のように思い出して言った。
山田タカ子は来月には80歳になるものの今まで病気らしい病気をしたことはなく、しばらく前まではジョギングなどの運動も日常的に行っていた。そのため、もとから自分は周りの人と違って特別に健康であるとずっと考えていた。また初めて会った人からも、「タカ子さんは元気だし姿勢も良くて、年齢よりもずいぶん若く見えますね。」と言われることが多く、そのことを少し誇らしくも思っていた。現在は長女家族と郊外の一軒家で一緒に生活しているが、自分のことはすべて自分でしていたし、長女夫婦が仕事で忙しいときには家族の洗濯物を干したり孫のご飯をつくってあげたりと、むしろ家族の世話をしていることも多かった。
タカ子は最近では数年前から飼っている2匹の犬の散歩を朝と夕方の日課としていた。家から左に出るとすぐに真っすぐ100mくらい続く坂道があり普段の犬の散歩ルートとなっているが、半年前から朝に坂道を上るのが何となく億劫になるような気がして、そろそろ散歩ルートを変えようか迷っているところだった。年齢のせいなのか、最近では徐々に疲れやすさも気になっており、30分ほど散歩に出ると家に帰ってから家事を始めるまでは少し疲れて休憩することも多くなってきていた。
「おばあちゃん、いつもの散歩だけなのに、今回はなんでそんなに苦しそうに呼吸しているの?」
あるとき、たまたま一緒に犬の散歩に出かけた孫のレイナから声を掛けられたが、タカ子は言われてすぐにドキッとした。正直、そのことは誰からも指摘されないように自分でも気をつけていたはずだったからだ。
「そういえば1週間前に少し風邪をひいていたから、少し疲れているのかもしれないね。」
その場ではそのように理由を答えてみたものの、内心ではあまりそれは関係ないと思っていた。むしろ、最近の犬の散歩について確かに疲れやすさを感じていたため、孫に急に指摘されたことに少し動揺していた。とくに、年齢のせいで疲れやすくなったかもしれない、などとは口が裂けても孫に言いたくはなかった。
その日の夕方に長女の朋子と夕飯の準備をしているときに、
「お母さん、最近やけに肩で呼吸しているような気がするのだけれども大丈夫?」
と朋子からも声を掛けられた。タカ子は、もうみんな気づいているのかもしれないと思い、観念するようにこう答えた。
「確かに最近少し疲れやすい気がするの。年齢のせいかしら?」
タカ子の弱々しい返事に対して、朋子は少し考えてから「ちょっと待ってて。」というとそのまま自分の部屋に何かを取りに行った。
「お母さん、2日前の新聞に入っていたチラシの折込にあったんだけど…。息切れっていう言葉が気になって取っておいたの。」
と言うと、新規開院する予定のクリニックのチラシを持ってきてくれた。そのクリニックは家の最寄り駅から4つ目の駅から徒歩1分の場所にオープンするようであった。心臓の病気や特に心エコーを専門とした医師が院長らしく、クリニックの内覧会の日程と『何気にこわい息切れ』というタイトルで講演会の予定も記載されていた。
「ちょうど明日が内覧会で、そこで院長先生が息切れについて話をしてくれるみたいなの。お母さんも一緒に行ってみない?」
何となく自分も、まさかとは思うけど何かの病気だったらどうしよう、という一抹の不安があったため、朋子から誘われるままに渋々一緒に行ってみることにした。
翌日、タカ子と朋子は11時からの講演会に間に合うよう10時頃に家を出た。予定の電車に乗るためにちょうど良い時間に駅に着いたものの、電光掲示板には“遅延”の文字があった。
「困ったね、講演会には間に合うといいね。」
朋子と一緒に待つこと10分程度してから電車は到着して、目的の駅に着いたのは10時50分であった。遅れてはいけないと思って駅から出て急いで階段を上ろうとしたが、朋子と同じスピードで上ることができないことに気がついた。半年前までは朋子とは体力もそこまで大差ないくらい元気だと思っていたので、やはりショックだった。朋子もそれに気付いて階段の途中で待っていてくれた。
「やっぱり急いで階段上ろうとすると少し前と違ってなんだか息がつらそうだよ。お母さんは『何気にこわい息切れ』なんじゃない?」
タカ子は朋子の言葉を聞き流して、そのままクリニックに向かった。クリニックに着いたのは5分前で、講演会をする場所であるクリニックの待合室には老夫婦やタカ子と朋子のような親子など10組くらいの人々がすでに席に座っていた。
クリニックの受付で白い新品の制服に身を包んだ物腰の柔らかい事務の女性から、
「こんにちは。あと数分で講演会が始まりますので、こちらの席へどうぞ。」
と、空いていた一番前の“特等席”に通された。
それまで気がつかなかったが、時間になると脇に立っていた白いシャツの短髪の男性が、
「初めまして、こんにちは。院長の柘植健一郎です。今日は内覧会に集まっていただき大変ありがとうございます。」
と切り出した。院長の声は大きく、親しみやすい第一印象を受けた。講演会ではスライドを用いて説明をしていく様子であり、タカ子と朋子はそのまま画面に集中していった。
「今日は『何気にこわい息切れ』についてお話をしたいと思います。まず息切れは、非常に一般的な症状のひとつで、年齢や肥満や体力不足のせいにされやすいのですが、実は怖い病気が背景に潜んでいることがあります。とくに心臓や呼吸器などの病気によって起こる場合は注意が必要なのです。」
その後も写真や動画を交えたわかりやすいスライドで、柘植は息切れを起こす心臓の病気や原因について手際よく説明を続けていった。講演会は30分で終わり、その後は聞いていた人が院長に質問をする時間となった。
タカ子は講演会で話を聞いているうちに、自分の症状がことごとく心臓の病気に当てはまったため、つい手をあげて質問をしてみた。
「最近、犬の散歩で今までになかった疲れやすさを感じています。年齢のせいだと思っているのですが、心臓による病気の可能性もあると考えたほうがよいでしょうか?」
「ご質問ありがとうございます。そうですね、もちろん年齢による可能性は否定しません。しかし、心臓や呼吸器による疲れやすさの可能性も否定できません。とくに心臓による症状であった場合、命に影響する怖い病気の可能性も考える必要があります。年齢のせいにするのは、心臓や呼吸器による病気をしっかりと否定した後でもよいと思いますので、一回はちゃんと調べてみてはいかがでしょう。もしよろしければ私の外来で調べさせてもらいますよ。」
講演会が終わった後に、そのままクリニックの内覧が可能だということなので、タカ子や朋子を含めた数人の人たちは一緒に院内を見て回ることにした。講演会では部屋が少し暗かったためわからなかったが、明るくしてみると白く清潔感のある待合に1枚の風景画が飾ってあった。そのまま奥の処置室に誘導されると、柘植は1台の機械の紹介を始めた。
「この機械は心エコー機という、クリニックでの私の相棒です。先ほどのスライドでも出ましたが、心エコー検査は被ばくのない安全な検査です。そして、ここに映し出される画像は、リアルタイムで皆さんの心臓の形や大きさや中の構造や機能まで、すべてみることができるのですよ。心臓の病気を調べるうえで、他の検査と比べて大変コストパフォーマンスが高いのです。」
タカ子はそもそも病院やクリニックへの受診をする機会がほとんどなかったので、クリニックを受診するという行為に対する敷居の高さを感じていた。しかし、内覧会でクリニックのなかをみてみると、院長やスタッフは親しみやすく、思ったよりもずっと受診しやすい場所なのだとわかった。
内覧会から帰る電車のなかで、タカ子は朋子にこう伝えた。
「せっかくの機会だから、今回はしっかり調べてみようと思う。」
朋子はタカ子の目をみてゆっくりと頷いた。
(つづきは18ページ「第1話」)
目 次
序 章
CHAPTER 1 基本編:心臓弁膜症のキホン
第1話 はじめての外来
1.心臓のしくみとはたらき
心臓のしくみ 血液が流れる経路 心臓のはたらき
2.心臓の病気について
心臓の病気は死因の第2位 心不全とは?
心臓の病気を分類する
3.心臓弁膜症とは?
心臓弁に異常が生じる病気 心臓弁膜症の認知度
4.心臓弁膜症の原因と種類
心臓弁膜症の原因 心臓弁膜症の種類
僧帽弁閉鎖不全症(逆流症)について
大動脈弁狭窄症について
大動脈弁閉鎖不全症(逆流症)について
僧帽弁狭窄症について
三尖弁閉鎖不全症(逆流症)について
5.この症状にはご注意
心臓弁膜症の症状について 症状の程度について
CHAPTER 2 診断編:診断には心エコーが必須
第2話 診断に必須の心エコー
1.心臓弁膜症の診断方法
心臓弁膜症を疑うきっかけ 心エコーが必須です
心エコー専門医のいる施設で検査しよう
2.心エコーの方法と画像の見方
心エコー検査(経胸壁)の方法
心エコー画像の見方
3.さらに詳細な評価が必要です
重症度を知る 症状を評価する
形や動きを詳しくチェックする
4.定期的な心エコーの重要性
定期的な検査が重要
どのくらいの期間ごとに、何を評価する?
CHAPTER 3 紹介編:紹介状のギモン
第3話 紹介状ってナンダ
1.紹介状の意味
なぜ紹介状を作成するの?
紹介状には何が書かれているの?
患者さんにとってのメリット
2.紹介元と紹介先の関係性
紹介状による効果 ハートチームの機能
3.紹介状のギモンに答えます
Q1 紹介状によって病院での対応に差はありますか?
Q2 紹介状は自分で開封してもよいでしょうか?
Q3 宛先が空欄あるいは別の医師宛となっている紹介状は有効なのでしょうか?
Q4 紹介先や治療法を自分で選べますか?
Q5 紹介元と紹介先の先生の間で連絡はとっていますか?
CHAPTER 4 治療編:手術って簡単に言うけれど
第4話 手術には準備が重要
1.心臓弁膜症の経過
定期的な検査の必要性
症状がなければ元気に過ごすことができるの?
心臓弁膜症の種類によっても経過が異なります
2.薬の効果
薬を用いる目的は? 利尿剤 降圧薬 硝酸薬
強心薬 抗凝固薬 抗血小板薬
3.心臓弁膜症の患者さんすべてに手術が必要?
手術が必要になるのは?
4.ハートチームとは何でしょうか?
診療科や職種の垣根を越えて
カテーテル医、心エコー専門医も必要です
5.低侵襲治療に重要な画像検査
経食道心エコー 造影CT
6.弁膜症手術のなかみ
開胸手術:胸骨正中切開とMICSの違い
開胸手術:弁形成術と弁置換術の違い
心臓弁ごとのカテーテル治療
CHAPTER 5 アフターケアが大事
第5話 手術は新たな第一歩
1.術後生活のキーポイント
毎日すべき健康チェック 食生活の改善
退院後の運動、仕事への復帰 感染の予防
性生活や妊娠について
2.どんな手術だったか知っていますか?
手術日時と医療機関をメモする
特定医療機器登録用紙があれば保管する
3.心リハも大事です
心身の回復をめざす 心リハのポイント 心リハの目的
4.抗血栓薬を忘れずに
抗血栓薬で血栓を防ぐ ワルファリンの内服
5.術後の定期診察の重要性
術後も定期的な診察が必要です
弁置換術後に生じる特有の問題
弁形成術後に生じる特有の問題
6.社会保障もあります
身体障害者手帳の交付 障害年金について
対談 柴山謙太郎×田端 実
良いハートチームの見極め方
ハイブリッド外科医
ズバリ、そのチームに心エコー専門医はいますか?
小さい傷の手術やカテーテル治療もあります
執筆者一覧
柴山謙太郎 東京心臓血管・内科クリニック院長 著
田端 実 虎の門病院循環器センター外科特任部長/東京ベイ・浦安市川医療センター心臓血管外科部長 著
株式会社中外医学社 〒162-0805 東京都新宿区矢来町62 TEL 03-3268-2701/FAX 03-3268-2722
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