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書籍詳細

初期研修医のための外来研修マニュアル

初期研修医のための外来研修マニュアル

野口善令  編著

A5判 298頁

定価(本体3,600円 + 税)

ISBN978-4-498-01022-2

2020年10月発行

予約受付

令和2年度から必修化された「初期研修医の一般外来研修」のためのマニュアル.外来でよく遭遇する症候についての診断推論を網羅しており,「Do not miss/Commonの鑑別診断」「病歴聴取のポイント」「緊急性の判断」「他科コンサルすべき状況」「NG」「鉄則」などが一目でわかる内容となっている.令和時代の初期研修医必携の一冊であることはもちろん,指導医側にとっても重要な一冊である.

一般外来研修へようこそ!
令和2年度から初期研修医の一般外来研修が必修になりました.多くの卒後研修病院では外来研修の本格的な実績がなく,指導医,研修医とも何をしたらよいか困る場面が増えていると思われます.そこで外来研修をこれから始める初期研修医を読者のターゲットとして,初期研修医の外来研修のガイドとなるべき書籍を刊行することにしました.
これまでの卒後研修で研修医が活躍してきた主な場である救急・入院診療では,患者さんと医療者との関係は,「点」としての出会いやつながりが中心です.患者さんの人生のなかで見ればほんの短い時間のつながりであるのに対し,外来診療にはもっと長いスパンの視点から患者さんの人生を共に考え,「点」を連続させて線や面にしていく側面があります.実際には,点の出会いで終わるか患者さんの生き方に寄り添い線や面としてつながっていくかは,状況によりさまざまですが,外来初診がその入り口であることは過言ではありません.
その意味で外来診療は奥が深く,部分最適よりも全体最適を見据え,優先順位を考えて限られた時間を有効に利用して先送りすべきものは先送りするなど,救急・入院診療とは異なる考え方,対処の枠組みが要求されます.
本書は,外来診療の要求に応えるべく以下の内容で構成されています.
第1部 外来のお「作法」
患者-医療者関係の構築から始まる一般外来の流れ,病歴聴取のコツを中心に
第2部 症候別診断推論
まず「訴え」に対処し診断する,外来でよく遭遇する問題に対してどう考えて対処するか診断推論的な話題
第3部 コラム─外来診療で知っておきたいこと
外来に際して困るであろうことを中心に,ノンテクニカルスキルも含めた少しアドバンストな家庭医療的な話題
本書が一般外来研修のよき伴侶となれば幸いです.
2020年10月
著者一同を代表して
野口善令

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目次
第1部 外来のお「作法」〈野口善令〉


第2部 症候別診断推論
【外来でよく遭遇する症候】
 1.発熱〈寺澤佳洋〉
 2.「風邪をひいた」と言われたら〈森川慶一〉
 3.7〜10日続く原因不明の発熱(急性熱性疾患)〈寺澤佳洋〉
 4.体重減少・るい痩〈末松篤樹〉
 5.食欲不振〈荒川裕香〉
 6.全身倦怠感〈浅野智也〉
 7.発疹〈末松篤樹〉
 8.頭痛〈大杉泰弘〉
 9.もの忘れ〈近藤敬太〉
10.黄疸〈今井 泰〉
11.失神〈河邊 拓〉
12.視力障害〈竹内元規〉
13.胸痛〈横江正道〉
14.呼吸困難〈久賀孝郎〉
15.嘔気・嘔吐〈荒川裕香〉
16.腹痛〈森川慶一〉
17.下痢〈荒川裕香〉
18.便秘〈岩田仁志〉
19.腰・背部痛〈金野 慶〉
20.関節痛〈礒田 翔〉
21.運動麻痺・筋力低下〈富田詩織〉
22.しびれ〈井野晶夫〉
23.排尿障害(尿失禁・排尿困難)〈岩田仁志〉
24.興奮・せん妄〈宮川 慶〉
25.抑うつ〈柿本卓也〉
26.外傷〈伊東知子〉

【よくある検査異常】
27.貧血〈井野晶夫〉
28.肝機能異常〈荒川裕香〉
29.血尿・蛋白尿〈神谷圭亮〉


第3部 コラム─外来診療で知っておきたいこと
 1.「平熱が低いので36.3℃でも熱があります」〈近藤敬太〉
 2.「アレルギー検査をしてください」と言われたら〈金子浩之〉
 3.「入院したくありません」…どうする?〈岡村知直〉
 4.「前医で検査異常はないと言われた」〈河邊 拓〉
 5.CRP陰性の発熱〈吉見祐輔〉
 6.初診患者はいつ終診とするか〈岡村知直〉
 7.健診異常への対処〈平嶋竜太郎〉
 8.他科へのコンサルテーションのタイミング〈田口智博〉
 9.指導医へのプレゼンの仕方〈田口智博〉
10.Information Mastery〈西連寺智子〉
11.ヘルスメンテナンス─がん・生活習慣病予防〈上松東宏〉
12.ヘルスメンテナンス─アルコールの指導〈松本朋樹〉
13.ヘルスメンテナンス─ワクチン〈中山久仁子〉
14.生物心理社会モデル〈北山 周〉
15.医師患者関係を作る〈北山 周/野口善令〉
16.がんだと思ったら(告知の仕方)〈柏木秀行〉
17.患者中心の医療の方法(PCCM)〈北山 周〉
18.行動変容を促す〈松島和樹〉
19.外来診療におけるタイムマネジメント〈上松東宏〉
20.米国での外来診療事情〈上松東宏〉


索引

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執筆者一覧

野口善令  名古屋第二赤十字病院副院長・総合内科部長 編著
寺澤佳洋  口之津病院/藤田医科大学 総合診療プログラム 
森川慶一  藤田医科大学岡崎医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
末松篤樹  平松クリニック院長 
荒川裕香  あらかわ内科クリニック副院長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
浅野智也  藤田医科大学連携地域医療講座助教/藤田医科大学 総合診療プログラム 
大杉泰弘  藤田医科大学連携地域医療学講座准教授,豊田地域医療センター副院長/ 
      藤田医科大学 総合診療プログラム 
近藤敬太  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
今井 泰  豊田地域医療センター総合診療科副部長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
河邊 拓  藤田医科大学岡崎医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
竹内元規  名古屋第二赤十字病院総合内科 
横江正道  名古屋第二赤十字病院総合内科部長 
久賀孝郎  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
岩田仁志  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
金野 慶  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
礒田 翔  名古屋第二赤十字病院総合内科 
富田詩織  聖路加国際病院一般内科 
井野晶夫  豊田地域医療センター院長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
宮川 慶  名古屋第二赤十字病院総合内科 
柿本卓也  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
伊東知子  豊田地域医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
神谷圭亮  半田中央病院総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
金子浩之  藤田医科大学岡崎医療センター総合診療科/藤田医科大学 総合診療プログラム 
岡村知直  みなとクリニック副院長 
吉見祐輔  名古屋第二赤十字病院総合内科副部長 
平嶋竜太郎 豊田地域医療センター総合診療科副部長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
田口智博  藤田医科大学地域医療学講師/藤田医科大学 総合診療プログラム 
西連寺智子 University of Washington School of Medicine, Assistant Professor of Family Medicine 
上松東宏  豊田地域医療センター総合診療科部長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
松本朋樹  熊本大学地域医療・総合診療実践学寄附講座 
中山久仁子 マイファミリークリニック蒲郡理事長・院長 
北山 周  北山医院副院長/藤田医科大学 総合診療プログラム 
柏木秀行  飯塚病院連携医療・緩和ケア科部長 
松島和樹  関西家庭医療学センター/金井病院家庭医療センター長 

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   定価3,960円(本体3,600円 + 税)
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