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書籍詳細

臨床医のための医学からみた認知症診療 医療からみる認知症診療―治療編

臨床医のための医学からみた認知症診療 医療からみる認知症診療―治療編

川畑信也 著

A5判 190頁

定価(本体3,200円 + 税)

ISBN978-4-498-32858-7

2020年10月発行

在庫あり

「診断編」に続く第2弾.認知症診療について,エビデンスに基づいた医学的知識と臨床経験に基づく知識の2つの視点からディベート形式で平易に解説.患者さんそれぞれが持つ背景や家族の考え方など多くの要因が影響を及ぼす認知症治療において,個々の患者さんに最適な治療の提供を目指すために、両者の視点を学ぶことは、治療スキル向上に役立つこと間違いなしだ.

川畑信也(かわばた のぶや)
 八千代病院 神経内科部長
 愛知県認知症疾患医療センター長



昭和大学大学院(生理系生化学専攻)修了後,国立循環器病センター内科脳血管部門,秋田県立脳血管研究センター(現 秋田県立循環器・脳脊髄センター)神経内科を経て,2008年八千代病院神経内科部長,2013年愛知県認知症疾患医療センター長兼任.

1996年から認知症の早期診断と介護を目的に「もの忘れ外来」を開設し,現在までに8,000名以上の患者さんの診療を行ってきている.2015年から愛知県公安委員会認定医(運転免許臨時適性検査),2016年4月から愛知県安城市認知症初期集中支援チーム責任者,2018年2月から愛知県の西尾市ならびに知立市の認知症初期集中支援チームのアドバイザー兼務.

所属学会:
日本神経学会,日本脳血管・認知症学会,日本老年精神医学会,日本脳卒中学会,日本認知症学会,日本認知症ケア学会,日本神経治療学会,日本神経心理学会など.

著書:
●第二の認知症 レビー小体型認知症がわかる本(法研;2019)(一般向き書籍)
●高齢ドライバーに運転をやめさせる22の方法(小学館;2019)(一般向き書籍)
●認知症に伴う生活習慣病・身体合併症 実臨床から考える治療と対応(中外医学社;2019)
●臨床医のために医学からみた認知症診療 医療からみる認知症診療 診断編(中外医学社;2019)
●事例から考える認知症のBPSDへの対応─非薬物療法・薬物療法の実際(中外医学社;2018)
●改訂2 版 かかりつけ医・非専門医のための認知症診療メソッド(南山堂;2018)
●知っておきたい改正道路交通法と認知症診療(中外医学社;2018)
●プライマリ・ケア医のための認知症診療入門(日経BP 社;2016)
●かかりつけ医・非専門医のためのレビー小体型認知症診療(南山堂;2015)
●認知症診療に役立つ77 のQ&A(南山堂;2015)
●事例で解決! もう迷わない抗認知症薬・向精神薬のつかいかた(南山堂;2014)
●事例で解決! もう迷わない認知症診断(南山堂;2013)
●臨床医へ贈る 抗認知症薬・向精神薬の使い方 こうすれば上手に使いこなすことができる(中外医学社;2012)
●これですっきり!看護&介護スタッフのための認知症ハンドブック(中外医学社;2011)
●日常臨床からみた認知症診療と脳画像検査─その意義と限界(南山堂;2011)
●かかりつけ医・非専門医のための認知症診療メソッド(南山堂;2010)
●かかりつけ医の患者ケアガイド 認知症編(真興交易医書出版部;2009)
●どうする? どう伝える? かかりつけ医のための認知症介護指導Q & A(日本医事新報社;2008)
●早期発見から介護まで よくわかる認知症(日本実業出版社;2008)
●患者・家族からの質問に答えるための認知症診療Q & A(日本医事新報社;2007)
●知っておきたい認知症の基本(集英社新書;2007)
●日常臨床に役立つ神経・精神疾患のみかた(中外医学社;2007)
●事例から学ぶアルツハイマー病診療(中外医学社;2006)
●物忘れ外来ハンドブック アルツハイマー病の診断・治療・介護(中外医学社;2006)
●「物忘れ外来」レポート 認知症疾患の診断と治療の実際─すべての臨床医のための実践的アドバイス(ワールドプランニング;2005)
●物忘れ外来21 のケースからみる臨床医のための痴呆性疾患の診断と治療(メディカルチャー;2005)

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はじめに

 本書は,2019年に刊行致しました「臨床医のための医学からみた認知症診療,医療からみる認知症診療 診断編」の治療編に該当するものです.認知症診療で重要な位置を占める非薬物療法ならびに薬物療法について実地臨床に即した視点で解説を行っています.診断編と同様に医学からみた治療,それは多くはガイドラインや文献に準拠した内容になっていますが,同時に医療からみた治療,それは著者の臨床経験に基づいた内容の2つの視点から執筆しております.昨今はエビデンスに基づいた治療が求められていることは十分理解できるのですが果たして実臨床でエビデンスに基づく医療,とくに認知症治療が可能でしょうか.ガイドラインは医師側に求められる内的規制といえますが認知症診療における実際の治療では個々の患者さんの背景や家族の考えかたなど多くの要因に左右され必ずしも画一的なガイドラインが役に立つわけではないといえます.著者は,ガイドラインやエビデンスよりもその患者さん個々人に合った治療を提供すべきであろうと長年考えており,現在までにその臨床経験に基づいた書籍の出版を心がけてきました.前作と同様に本書でも海老手先生という架空の人物を介してガイドラインを中心とした客観的な治療原則を記述することに致しました.一方,加賀利先生の役割は著者の臨床経験を述べることであり,海老手先生と対照性を持たせることで認知症診療における治療を医学からあるいは医療からの2つの視点で理解できるよう心がけて作成したのが本書です.客観的な事実に留め著者の本音が出てこない多くの書籍と異なって著者の本音は加賀利先生が述べていることに投影されています.著者の本音が妥当であるか否かについては実際に認知症患者さんを診療しているかかりつけ医・非専門医の先生がたの判断にお任せすることになりますが本書の内容が実臨床に関わっている先生がたに多少なりともお役に立つことができればそれは著者の喜びとするところであります.

 2020年9月
 川畑信也

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目 次

第1章 認知症治療の原則
 服薬管理の問題
 診断後に医師がやるべきこと

第2章 アルツハイマー型認知症の薬物療法(抗認知症薬の使いかた)
 抗認知症薬4剤の作用機序
 ガイドラインからみた抗認知症薬の処方手順
 抗認知症薬の処方の実際
 各抗認知症薬の特徴と注意点
 抗認知症薬による易怒性や攻撃性への対応
 抗認知症薬投与の意義
 抗認知症薬の少量投与

第3章 アルツハイマー型認知症の非薬物療法
 ガイドラインからみた非薬物療法
 かかりつけ医ができる非薬物療法

第4章 レビー小体型認知症の薬物療法
 認知機能障害に対する薬物療法
 幻覚・妄想に対する薬物療法
 レム睡眠行動障害RBDに対する薬物療法
 パーキンソン症状に対する薬物療法
 うつや不安症状に対する薬物療法

第5章 レビー小体型認知症の非薬物療法
 非薬物療法のポイント
 介護指導する際の注意点
 幻視に対する非薬物療法と介護指導のポイント
 パーキンソン症状の非薬物療法
 症状の動揺性に対する介護指導のポイント
 レム睡眠行動障害RBDに対する介護指導のポイント

第6章 血管性認知症の薬物療法
 認知機能障害に対する薬物療法
 抗血栓療法
 血管性認知症の予防

第7章 血管性認知症の非薬物療法
 非薬物療法のポイント
 アパシーに対する非薬物療法
 易怒性に対する非薬物療法

第8章 軽度認知障害MCIへの対応
 薬物療法のポイント
 非薬物療法の実際

第9章 行動・心理症状BPSDの薬物療法
 9-1 睡眠障害(不眠症)
 9-2 暴言,暴力行為
 9-3 妄想・幻覚
 9-4 アパシー
 9-5 不安症状

第10章 行動・心理症状BPSDの非薬物療法
 10-1 妄想・幻覚
 10-2 無断外出・徘徊・迷子
 10-3 性的逸脱行為
 10-4 万引き行為

第11章 合併身体症状に対する薬物療法
 11-1 てんかん・けいれん発作
 11-2 慢性便秘症

第12章 認知症入院患者の薬物療法
 入院患者の行動・心理症状BPSDの実態
 睡眠障害と夜間の行動障害
 暴言・暴力行為

索引

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執筆者一覧

川畑信也 八千代病院神経内科部長/愛知県認知症疾患医療センター長 著

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臨床医のための医学からみた認知症診療 医療からみる認知症診療―治療編
   定価3,520円(本体3,200円 + 税)
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