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書籍詳細

腹膜透析・腎移植ハンドブック

腹膜透析・腎移植ハンドブック

石橋由孝  編著 / 衣笠哲史  編集協力

B6変型判 340頁

定価(本体5,400円 + 税)

ISBN978-4-498-22442-1

2018年10月発行

在庫あり

腹膜透析は,拘束時間が短くQOLが非常に高いこと,残腎機能の保持に優れることなど多くのメリットを有する優れた腎代替療法である.血液透析に加え,腹膜透析・腎移植を適切にオプション提示していくことが真のTotal Renal Careに通じる.その理想を体現するハンドブックがついに登場した.『腹膜透析ハンドブック』(2012)の全面改訂版.

巻頭言

 日本の血液透析の技術は高く十分に普及したが,腹膜透析や移植は一般化していない.2018年度4月の保険改定で,血液透析,腹膜透析,および腎移植を適切にオプション提示していくことが評価されることになった.そうした背景をふまえ,『腹膜透析ハンドブック(2012)』にあらたに腎移植に関する項目を加え,刷新版として上梓することにした.
 巻末には理解を深めるための問題を用意した.本書を読み,実践経験を積みながら回答していくと実力がついていくものと思う.姉妹書『絶対成功する腎不全・PD診療TRC』もあわせて読んでいただくと,個別の事例で実践がしやすくなるものと考えている.
 本書が,腎不全医療にかかわる医療者の技術向上に役立つことができれば望外の喜びであり,ご協力いただいたすべての方に心より感謝の気持ちを伝えたい.

2018年 夏
石橋由孝

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目次

総論 Total renal care─腎代替療法を柔軟に使い分ける─ 〈衣笠哲史 石橋由孝〉  
  ❖腎代替療法選択上のポイント

I章 腹膜透析
 I-1 PDの原理 〈石橋由孝〉
  ❖PDの原理
  ❖腹膜の特性
 I-2 PDの適応と禁忌 〈丸山之雄 石橋由孝〉
  ❖PD選択
  ❖PD困難な症例
  ❖PD困難が想定される場合
 I-3 至適透析の考え方 〈丸山之雄〉
 ❖至適透析とは
 I-4 残存腎機能とPDファースト・インクリメンタルPD,PD処方 〈松尾七重〉
  ❖残存腎機能(residual renal function:RRF)とPDファースト
  ❖RRF保持のための注意点
  ❖インクリメンタルPD
  ❖透析量の計算方法と評価法
  ❖PD処方の実際─治療の種類と使い分けの例
  ❖処方の組み立ての実際とその他のアドバイス
 I-5 PD+HD併用療法 〈田中基嗣〉
  ❖適応
  ❖PD+HD併用療法の課題
  ❖診療のコツ
 I-6 PD透析液の種類 〈木村朋由〉
  ❖透析液の種類
 I-7 腹膜平衡試験(PET) 〈木村朋由〉
  ❖PETとは
  ❖PET手順
  ❖結果解析
  ❖PETの利用法
 I-8 PD透析液の生体適合性 〈北村温美〉
  ❖正常な腹膜組織
  ❖腎不全に伴う腹膜変性
  ❖腹膜透析特有の腹膜変性
  ❖生体不適合因子
  ❖中性低GDP液の効果
  ❖緩衝剤としての乳酸
 I-9 患者教育・自己管理 〈高上紀之 上條由佳〉
  ❖急性疾患と慢性疾患の違い
  ❖CKDにおけるearly referralの重要性
  ❖保存期・多職種教育の重要性
  ❖腎代替療法選択に関する情報提供
  ❖多職種チームによる教育multidisciplinary team
  ❖患者教育の方法論:学習/記憶理論の重要性
  ❖ISPD患者教育ガイドラインの要点
  ❖当院における多職種外来
  ❖ツールの利用
 I-10 PD導入入院 〈高上紀之 上條由佳〉
  ❖カンファレンス
 I-11 PD関連手術(テンコフカテーテル留置・出口部変更術) 〈松本明彦 久米春喜〉
 I-11-1 テンコフカテーテル留置
  ❖術前に行うこと
  ❖周術期の準備
  ❖手術手技の実際
  ❖術後管理,その他
 I-11-2 出口部変更術
 ❖術前に行うこと
  ❖周術期の準備
  ❖手術手技の実際
  ❖術後管理,その他
 I-12 在宅診療
 I-12-1 高齢者PDと在宅支援〜安定した生活のためのケアプランの重要性〜 〈冨田ゆかり〉
  ❖高齢PD患者の特徴
  ❖在宅支援に必要なアセスメントの方法
  ❖事例紹介
  ❖退院に向けての在宅移行の実際
 I-12-2 システマティックな在宅診療 〈武藤真祐〉
  ❖ICTを活用した取り組み
  ❖石巻での地域包括ケアの取組み
  ❖運用を通じて問題解決を図る仕組み作りの重要性
 I-13 運動療法 〈渡辺久美〉
  ❖運動の必要性
  ❖腎不全透析患者の運動の効果
  ❖運動の実際
  ❖腹膜透析患者,腎移植患者の運動の工夫
 I-14 栄養評価 〈伊東 稔 鈴木美帆〉
  ❖腹膜透析患者に特徴的な栄養障害
  ❖栄養評価
  ❖腹膜透析患者の食事摂取基準
 I-15 腹膜細胞診 〈山本忠司〉
  ❖細胞診の手技
  ❖排液細胞診のポイント
  ❖中皮細胞診のポイント
 I-16 腹膜組織診 〈北山智草 石橋由孝〉
  ❖正常腹膜組織とPDに伴う変化
  ❖腹膜組織所見と腹膜機能・予後
  ❖腹膜予後の改善を目指して
  ❖腹膜生検における注意点
 I-17 PD長期継続への方策 〈衣笠哲史 森 健文〉
  ❖体液管理・残腎機能保持
  ❖腹膜機能の保持
  ❖生体適合性の高い透析液の使用
  ❖EPSの予防
  ❖出口部・トンネル感染の予防
  ❖栄養・筋肉量・骨量の保持
  ❖在宅医療の支援
  ❖PD+HD併用療法
 I-18 MIA症候群とPD 〈辻本隆史 石橋由孝〉
  ❖定義
  ❖機序
  ❖治療
  ❖一時的なHDへの移行
 I-19 災害時のPD 〈森 建文〉
  ❖災害に対して事前にシミュレーションし,教育しておく必要がある項目
  ❖避難経路と避難先
  ❖避難時に持ち出すもの
  ❖避難先や自宅での腹膜透析方法
  ❖食事管理
  ❖医療機関や透析メーカーへの連絡
  ❖薬剤・透析液のストック
  ❖地域災害ネットワークなど
  ❖腹膜透析メーカー連絡
 I-20 TRC研修 〈上條由佳〉
  ❖TRCとは
 I-21 カテーテル出口部・トンネル管理 〈高上紀之〉
  ❖カテーテル挿入周術期(出口部完成前)のケア
  ❖維持期(出口部が完成後)のケア
  ❖感染時のケア
  ❖出口部トンネルの観察のポイント
  ❖ケアの注意点
 I-22 出口部感染 〈高上紀之〉
  ❖定義と分類
  ❖診断
  ❖予防
  ❖治療
  ❖監視培養
 I-23 排液混濁の考え方 〈小野慶介〉
  ❖診断
  ❖治療
 I-24 PD関連腹膜炎 〈小野慶介〉
  ❖予防
  ❖症状
  ❖原因
  ❖診察
  ❖患者教育
  ❖検査
  ❖診断基準
  ❖治療
  ❖抗菌薬の投与期間
  ❖予防
  ❖難治/再発/再燃/反復例に対する対処
  ❖カテーテル抜去の適応
  ❖カテーテル抜去後の再挿入時期
 I-25 抗酸菌性腹膜炎・出口部感染(結核および非結核性抗酸菌感染症) 〈前田啓造〉
  ❖起因菌と頻度
  ❖抗酸菌性腹膜炎の原因・由来
  ❖診断
  ❖治療
 I-26 注排液トラブル:カテーテル位置異常・疼痛・排液不良,機械トラブル 〈矢花郁子〉
  ❖カテーテル位置異常と閉塞
  ❖疼痛や機械トラブル
 I-27 透析液リーク,ヘルニア 〈矢花郁子〉
  ❖分類・部位・危険因子
  ❖頻度
  ❖症状
  ❖診断
  ❖予防
  ❖治療
 I-28 横隔膜交通症 〈楊井朱音〉
  ❖診断
  ❖治療
 I-29 体液管理:食塩の重要性(利尿薬の使い方も含めて) 〈河原崎宏雄〉
  ❖PDにおける体液管理の現状と重要性
  ❖体液管理不良の原因と対応
 I-30 腹膜透析とCKD-MBD 〈山田俊輔 鶴屋和彦〉
  ❖慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常症(CKD-MBD)
  ❖PDにおけるCKD-MBDの治療方針
  ❖日本透析医学会のCKD-MBDガイドライン
  ❖PDにおけるCKD-MBDの治療
 I-31 貧血とPD 〈坂口隆志 石橋由孝〉
 I-32 脂質代謝異常とPD 〈楊井朱音〉
  ❖診断
  ❖治療
  ❖展望
 I-33 糖尿病とPD 〈江里口雅裕〉
  ❖糖尿病患者に対するPDの適応(身体面)
  ❖血糖コントロール
  ❖体液コントロール
  ❖PD関連腹膜炎,カテーテル関連感染症
  ❖糖尿病合併PD患者におけるイコデキストリンの有用性と注意点
 I-34 心疾患とPD 〈原田健司 金井英俊〉
  ❖PD患者の心不全の原因
  ❖PD患者の心不全, 体液量の評価
  ❖PD患者の心不全の治療
 I-35 腹部手術既往歴とPD 〈清水英樹〉
  ❖腹部手術の既往例へのPD導入
  ❖PD患者の腹部手術
 I-36 多発性囊胞腎とPD 〈内山清貴〉
 I-37 肝疾患とPD 〈柳 麻衣〉
  ❖肝疾患を有するCKD患者の特徴とHDの問題点
  ❖肝疾患を有する患者におけるPDの特徴
 I-38 高安動脈炎(大動脈炎症候群)とPD 〈内山清貴〉
  ❖総論
  ❖高安動脈炎における腎代替療法選択
 I-39 被囊性腹膜硬化症(EPS) 〈衣笠哲史 石橋由孝〉
  ❖概念
  ❖発症機序
  ❖EPS発症に関するリスクファクター
  ❖診断とステージ分類
  ❖治療

II章 腎移植
 II-1 腎移植に関する情報提供を適切に行うために 〈柳 麻衣〉
  ❖腎代替療法選択における腎移植
  ❖腎移植の利点,問題点
  ❖生体腎移植と献腎移植
  ❖ABO血液型不適合移植
  ❖腎移植の成績
  ❖腎移植の生命予後
  ❖腎移植の医療費
 II-2 生体腎移植の術前評価 〈前田啓造〉
  ❖生体腎移植ドナーの評価
  ❖生体腎移植レシピエントの評価
 II-3 組織適合性検査 〈楊井朱音〉
  ❖HLAタイピング
  ❖リンパ球クロスマッチ
  ❖抗HLA抗体検査
 II-4 先行的腎移植 〈柳 麻衣〉
  ❖先行的腎移植のメリット・デメリット
  ❖日本の先行的腎移植の現況
  ❖先行的腎移植のタイミング
 II-5 腎移植術と周術期管理 〈木下善隆 石川 晃〉
  ❖移植用腎採取術(生体)
  ❖生体腎移植術
 II-6 腎移植における免疫抑制薬 〈内山清貴〉
  ❖背景
  ❖導入療法(induction therapy)
  ❖維持療法(maintenance therapy)
 II-7 拒絶反応とBanff分類 〈内山清貴〉
  ❖Banff分類
  ❖T細胞性拒絶
  ❖抗体関連型拒絶
  ❖脱感作療法
 II-8 腎移植レシピエントのフォロー 〈小野慶介〉
  ❖内科的管理
  ❖感染症
  ❖ワクチン接種について
  ❖移植後腎炎
  ❖悪性腫瘍
  ❖妊娠
 II-9 生体腎移植におけるドナーフォローの重要性 〈楊井朱音〉
  ❖生命予後
  ❖腎予後と蛋白尿
  ❖高血圧
  ❖糖尿病
  ❖肥満
  ❖CVDの予防
  ❖精神心理面とQOL
 II-10 献腎移植 〈柳 麻衣〉
  ❖献腎移植の現況
  ❖献腎移植の成績
  ❖献腎移植登録
  ❖献腎移植におけるレシピエントの選択基準
  ❖献腎移植の流れ
  ❖臓器提供を増やすには

   問題

   索引

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執筆者一覧

石橋由孝  日本赤十字社医療センター腎臓内科部長 編著
衣笠哲史  東北医科薬科大学腎臓内分泌内科講師 編集協力
丸山之雄  東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科講師 
松尾七重  東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科講師  
田中基嗣  東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科 
木村朋由  JCHO仙台病院透析・血液浄化センター長 
北村温美  大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部助教 
高上紀之  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
上條由佳  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
松本明彦  東京大学医学部泌尿器科講師 
久米春喜  東京大学医学部泌尿器科教授 
冨田ゆかり 医療法人社団博腎会野中医院 
武藤真祐  医療法人社団鉄祐会理事長 
渡辺久美  日本赤十字社医療センター 
伊東 稔  矢吹病院副院長 
鈴木美帆  清永会矢吹病院健康栄養科 
山本忠司  仁真会白鷺病院 
北山智草  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
森 建文  東北医科薬科大学腎臓内分泌内科教授 
辻本隆史  東京医科大学茨城医療センター 
小野慶介  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
前田啓造  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
矢花郁子  東北医科薬科大学腎臓内分泌内科助教 
楊井朱音  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
河原崎宏雄 稲城市立病院腎臓内科部長 
山田俊輔  九州大学病院腎・高血圧・脳血管内科助教 
鶴屋和彦  奈良県立医科大学腎臓内科学教授 
坂口隆志  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
江里口雅裕 奈良県立医科大学腎臓内科助教 
原田健司  小倉記念病院腎臓内科副部長 
金井英俊  小倉記念病院腎臓内科副院長・部長 
清水英樹  船橋市立医療センター腎臓内科 
内山清貴  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
柳 麻衣  日本赤十字社医療センター腎臓内科 
木下善隆  日本赤十字社医療センター泌尿器科,東京大学医学部附属病院泌尿器科・男性科助教 
石川 晃  日本赤十字社医療センター泌尿器科部長 

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腹膜透析・腎移植ハンドブック
   定価5,832円(本体5,400円 + 税)
   2018年10月発行
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