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書籍詳細

小児在宅医療・訪問リハビリテーション入門

小児在宅医療・訪問リハビリテーション入門

橋本 浩 著

A5判 96頁

定価(本体2,200円 + 税)

ISBN978-4-498-14556-6

2018年03月発行

在庫あり

在宅医療が一医療分野として確立しつつあるが,高齢者ばかりではなく,小児に対する在宅医療の重要性も再認識する必要がある.また,訪問リハビリテーションについても基本的な知識すらあまり知られていないのが現状である.医師・医療職,さらには福祉職に向けて,診療報酬,各種書類の作成法なども含めた,この分野の必須知識を提供する入門書.

橋本 浩

昭和62年奈良県立医科大学卒業
卒業後は同大学小児科に入局し,小児科・新生児科(NICU)を研修し,国立療養所福井病院小児科にて一般小児科診療,血友病の診療,障害児医療に従事しつつ内科や整形外科病棟の管理当直で経験を積み,その後は診療所にて総合小児科と内科の診療を実践し,平成19年3月から上海市にてセントミカエル病院(中文名称:上海天檀普華医院)などで,欧米やアジア各国の医師と協力して,日本人のみならず世界各国の人々を対象とした内科,総合診療科,小児科を担当.平成23年3月に帰国後,北海道の別海町立病院小児科および三重県の伊賀市立上野総合市民病院総合診療科・小児科の嘱託医を経て,平成27年7月から奈良県の生駒市立病院小児科に常勤医として移籍し,小児科および総合診療科・内科の外来に加え,ERやICU管理当直も担当した.
アレルギー疾患をはじめ,血液疾患,感染症,神経疾患,神経発達障害など様々な分野を総合的に診療してきた経験があり,新生児から高齢者まで外来や入院での診療を実践中.産科救急にも対応する新生児科医でもある.
平成29年春から,東大阪生協病院にて,小児科,内科および総合診療科の医師として,多彩な診療活動に従事している.
平成30年2月より八雲町熊石国民健康保険病院小児科・内科

主な著書:
中外医学社 『かぜ診療の基本』『子どもの心を診る医師のための発達検査・心理検査入門』『医療従事者のための臨床小児栄養学入門』
ミネルヴァ書房 『暮らしの科学シリーズ 花粉症 治療とセルフケアQ&A』
秀和システム 『発達心理学がよ〜くわかる本』
日本実業出版社 『早わかり科学史』
風見書房 『お母さんのための小児科講座』
河出書房新社 『図解だれでもわかるユビキタス』
羊土社 『ナースのためのパソコン“超”入門』   など

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はじめに

 近年,NICUから退院した児をはじめ,様々な疾患を抱えた重症の患児が増加しており,高齢者の在宅医療の普及に伴って,小児に対する在宅医療の重要性が次第に認識されるようになった.それは,具体的には診療報酬の改定として,あるいは,日本小児科学会による小児在宅医療の講習会開催などの動きによって示され,小児在宅医療に関する書籍の出版数も次第に増加しており,実際に訪問リハビリテーションを中心に小児在宅医療に係る著者にとっても喜ばしいことである.
 しかし,高齢者の在宅医療が普及してきているにも関わらず,訪問看護センターなどに訪問リハビリテーションを依頼する場合と,診療所や病院のリハビリテーション科医に依頼する場合で,作成・提出すべき書類が異なることを知らない医師は残念ながら皆無ではなく,まして小児の在宅医療について予備知識をもたない医師や看護師,薬剤師,リハビリテーション・セラピストなどの医療職は少なくない.
 そこで,本書では,既存の類書ではあまり触れられていない小児の訪問リハビリテーションや在宅緩和ケアについて解説するとともに,最近の診療報酬の関連項目を各所に簡潔に記載するように務め,これから小児在宅医療に取り組もうとする様々な医療・福祉職の方々に短期間で重要事項を把握していただけることを目指した自己研修のためのハンドブックの実現を目指した.多くの医療関係者や福祉職に活用されることを期待したい.

2018年 新春
橋本 浩

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目 次

第1章 小児在宅医療を行うための基礎知識
 1・小児在宅医療(訪問医療)に対するニーズ
 2・在宅医療を必要とする子どもたち
 3・入院生活と家庭生活での治療の違い
 4・小児在宅医療と医療制度
 5・障害者総合支援法と児童福祉法
 6・訪問看護の種類と費用負担問題
 7・在宅医療はチーム医療
 8・訪問看護の役割
 9・退院調整と退院支援
 10・在宅医と病院小児科医の連携
 11・在宅医療を受ける子どもたちの家族に対するケア
 12・子どもの権利と在宅医療

第2章 小児在宅医療で診る病態と医療ケアの基礎知識
 1・呼吸管理の基礎知識
 2・気管切開による呼吸管理
 3・気管切開による人工呼吸器の管理(TPPV)
 4・マスクなどの換気補助具による呼吸管理(NPPV)
 5・在宅における小児の栄養管理
 6・消化器の問題とその対応
 7・てんかんとその対応
 8・在宅における小児の腹膜透析
 9・発熱と急性感染症への対応
 10・比較的高い頻度でみられる泌尿器疾患とその対応
 11・比較的高い頻度でみられる運動器疾患とその対応
 12・比較的高い頻度でみられる皮膚科・眼科・耳鼻咽喉科・精神科疾患などとその対応
 13・在宅医療を必要とする小児への予防接種
 14・在宅小児医療で使用されることがある主な漢方製剤
 15・在宅医療のための臨床検査
 16・小児在宅医療における感染対策

第3章 小児訪問リハビリテーション
 1・小児訪問リハビリテーションの基本
 2・発達段階に応じたアプローチ
 3・在宅摂食嚥下リハビリテーションの考え方
 4・在宅呼吸リハビリテーションの考え方
 5・コミュニケーションの支援
 6・福祉用具の活用
 7・外出や社会参加に関する支援
 8・障害児の成長に伴う問題

第4章 緩和ケア・終末期医療
 1・緩和ケア・終末期医療の難しさ
 2・緩和ケアの在宅緩和ケアへの移行
 3・緩和ケアの実際−子どもとの信頼関係の構築
 4・緩和ケアの実際−家族のケア
 5・在宅緩和ケアの医療的基本事項
 6・身体症状の緩和
 7・疼痛緩和ケア
 8・精神症状の緩和
 9・緩和リハビリテーションと心のケア
 10・在宅終末期(看取り期)医療

第5章 症例

参考文献

索引

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執筆者一覧

橋本 浩 八雲町熊石国民健康保険病院小児科・内科 著

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