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書籍詳細

肺癌診療Q&A 第3版

肺癌診療Q&A 第3版

一つ上を行く診療の実践

弦間昭彦   編集

B5判 522頁

定価13,200円(本体12,000円 + 税)

ISBN978-4-498-13100-2

2017年10月発行

在庫なし

初版刊行から6年余.常に幅広い支持を集めてきた好評書『肺癌診療Q&A』の改訂第3版.ガイドラインの改訂,個別化治療のめざましい進展,免疫チェックポイント阻害薬の登場などを踏まえ,全面的に改訂を加えた.今回もその掲載項目の多くを刷新.エキスパート達が最新の知見を踏まえ,「一つ上を行く」肺癌診療のノウハウを実践的に指南する.

第3版 刊行に際して

 「肺癌診療Q & A 一つ上を行く診療の実際」第1版が刊行されて6年余が過ぎました.多くの皆様のご好評をいただき,大規模な改訂を行った第2版を刊行し,再び,変わらぬご評価を頂くことができました.お陰さまで,再度大規模改訂を行い,第3版を出版することとなりました.

ガイドラインには記載されない,エビデンスの少ない診療ポイントなどに対する気鋭の医師たちの「個人的見解」を紹介する

 初版刊行時,「肺癌取扱い規約」や「肺癌診療ガイドライン」から生まれる細部の疑問,新概念や新技術など,エビデンスの少ない診療ポイントなどに対する気鋭の医師たちの「個人的見解」を紹介することで,ガイドラインなどには記載できない,しかし,臨床現場に真に参考になる知見を得ていただくことを本書の特徴とさせていただきました.

最近の急速な肺癌診療の進歩から生まれる「迷い点」を深く考察する

 最近の肺癌診療は,個別化治療の大いなる進展,免疫チェックポイント阻害薬の登場を始めとする大きな変化が起こっています.今回も,前回改訂と同様,大きな変化に大胆にフォーカスを当てました.その進歩している部分に多く生まれる疑問に対し,気鋭の皆様に,エビデンスを超えた解答をいただきました.我々が迷う問題点,他の医師に見解をお聞きしたいと考える「答えにくい」部分での不躾なQuestionをぶつけさせていただきましたが,素晴らしいご解答が溢れるばかり集まりました.執筆者の方々には,その内容の深さに,ただ,感謝するばかりであります.

「一つ上を行く診療の実践」

 最後に繰り返しになりますが,今回の出版に際しまして,執筆者の皆様には通常お書きにならない難問題に対する稿を,最新の情報や豊富な経験を織り込んで執筆頂きました.この場を借りて,御礼申し上げます.

 その結果,肺癌診療の現場で大いに参考にして頂ける内容の一冊になったと確信しております.幅広い皆様にご活用いただいて,皆様の「一つ上を行く診療の実践」のお役に立てることを願います.

2017年10月
日本医科大学 学長 弦間 昭彦



初版の序

刊行目的1 「肺癌取扱い規約」改訂と「肺癌診療ガイドライン」改訂から生まれる疑問に答える

 肺癌診療は,ここ2—3年で大きく変化しました.

 第一にあげられる変化は,2009年のUICC(国際対がん連合)/IASLC(世界肺癌学会)TNM病期分類改訂版を採用した2010年の日本肺癌学会「肺癌取扱い規約」の改訂であります.また,2009年から2010年にかけての「治療の個別化」の確立も大きな変化で,これは,2010年の「肺癌診療ガイドライン」5年ぶりの改訂につながりました.このような大きな改訂や変化がありますと,その変化に伴う多くの疑問が生まれます.本書刊行の目的の一つは,そのような疑問に対する,それぞれの領域における気鋭のリーダーの解答を紹介することです.

刊行目的2 新概念や新技術,エビデンスの少ない診療ポイントなどに対する気鋭の医師たちの「個人的見解」を紹介する

 もう一つの本書刊行の目的は,新たな概念や新技術の意味付け,エビデンスの得られにくい診療ポイントなどに対する気鋭の医師たちの「個人的見解」を伺うことです.

 現在,肺癌領域では,「検診のエビデンス」「病理分類の方向性」「LCNEC」「ALK変異肺癌」「バイオマーカー」「PET所見の解釈」「EBUSの利用法」など,コンセンサスの得られつつある新概念や新技術が目白押しであります.また,エビデンスに基づいた医療の確立は十分なサンプルサイズの研究が出来るポイントに限られてしまうため,臨床現場で多くの医師が迷う問題点が数多く存在することになります.「非定型カルチノイド」「多発GGO」「臓器機能障害患者の治療」「単発再発」「副作用対策」など多くの問題があげられます.このような状況を考慮し,本書では,我々が他の医師の見解を聞いてみたいと考えるポイントをピックアップして,不躾なQuestionを試みました.その後,お書きいただいた原稿を拝見し,正直なところ,想像をはるかに越えた内容の深さに,執筆者の方々には,ただ,感謝するばかりであります.

 最後に繰り返しになりますが,今回の出版に際しまして特に配慮した点として,それぞれの領域で気鋭のリーダーにご執筆をお願いしたことより,新しい難問題に対し,最新の情報や豊富な経験を織り込んで執筆いただきました.その結果,肺癌診療の現場で大いに参考にしていただける内容の一冊になったと確信しております.幅広い皆様にご活用いただいて,皆様の「もう一つ上を行く診療の実践」のお役に立てることを願います.

2011年5月
日本医科大学内科学講座(呼吸器・感染・腫瘍部門)主任教授
弦間 昭彦

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目 次

1 肺癌の分類(病理と分子)
 1.新組織分類について変更点を教えてください〈石川雄一 野口雅之〉
 2.新分類で細気管支肺胞上皮癌および肺炎様の腺癌は,どのように分類されますか?〈石川雄一〉
 3.異型腺腫様過形成とは,どのような病変ですか?〈廣島健三〉
 4.微少浸潤性腺癌とは,どのような病変ですか?〈廣島健三〉
 5.Driver遺伝子変異を有する肺癌の臨床病理学的性質を教えてくれますか?〈石川雄一〉
 6.遺伝子変異各々の免疫染色上の特徴を教えてください〈大林千穂〉
 7.ALK遺伝子検査法とそれぞれの長所・短所を教えてください〈谷田部 恭〉
 8.ALK TKI耐性遺伝子診断についての方向性を教えてください〈片山量平〉
 9.RET,ROS1遺伝子融合,その他希少変異とその検査法について教えてください〈河野隆志〉
 10.免疫チェックポイント阻害薬治療における関連免疫染色について教えてください〈谷田部 恭〉
 11.コンパニオン診断薬と現場の問題点について教えてください〈小林祥久 光冨徹哉〉
 12.リキッドバイオプシーの開発状況と位置づけについて教えてください〈西尾和人 坂井和子〉
 13.多遺伝子変異検査法の開発状況について教えてください〈萩原弘一〉
 14.小細胞癌の病理分類上の位置付けを教えてください〈南 優子〉
 15.異型カルチノイドとは,どのような腫瘍ですか?
 治療法はどのようにすればよいですか?〈高橋美紀子 阿曽達也 川本雅司〉
 16.大細胞神経内分泌癌とは,どのような腫瘍ですか?
 治療はどのようにすればよいですか?〈加勢田 馨 栗山翔司 濱田賢一 淺村尚生〉
 17.組織分類における免疫染色の位置付けについて,従来と異なる点を教えてください.
 大細胞癌はどう変わりますか?〈南 優子〉
 18.類基底細胞腫の組織分類上の位置付けは変わりますか?〈南 優子〉
 19.中皮腫の病理分類について,変更点を教えてください〈功刀しのぶ〉
 20.胸腺癌について,変更点はありますか?〈松野吉宏〉

2 肺癌の疫学
 1.肺癌の罹患率,死亡率は,どう推移していますか?〈雑賀公美子 祖父江友孝〉

3 肺癌の予防
 1.禁煙治療の具体的な方法を教えてください〈中村正和〉
 2.なかなかやめられない人に禁煙をどう働きかけたらよいですか?〈中村正和〉
 3.社会的に禁煙を広めるにはどのような方法がありますか?〈奥仲哲弥〉
 4.肺がん検診の意義を質問されたら?〈佐川元保〉
 5.肺癌CT検診の評価はどのようにされていますか?〈柿沼龍太郎〉
 6.検診の結果で,気管支鏡検査の適応となるのは,どのようなものですか?〈大平達夫〉

4 肺癌の診断
 1.新TNM分類と病期分類について,特に注意する点を教えてください
 〈加勢田 馨 栗山翔司 濱田賢一 淺村尚生〉
 2.放射線診断によるリンパ節マップと手術記載での違いはありますか?〈三好智裕 楠本昌彦〉
 3.胸部CTにて小さなすりガラス陰影が指摘されました.どのように対応しますか?
 特にthin section—CT(TS—CT)画像の撮像について教えてください.
 また,胸部CTにて小さな結節影が指摘されました.どのように対応しますか?〈高𣘺 亮 山田耕三〉
 4.FDG—PETの質的診断能についてのコンセンサスを教えてください〈原 眞咲〉
 5.FDG—PETの診断上の進歩について教えてください〈原 眞咲〉
 6.小結節診断における新技術について教えてください〈竹ヶ原京志郎 臼田実男〉
 7.胸部X線で,見落とし防止のため,特に注意するべきことを教えてください〈森 清志〉
 8.CTを用いた大きさによる評価とFDG—PET所見とが異なるリンパ節をどう扱いますか?〈原 眞咲〉
 9.肺癌の画像診断を行ううえで,推奨される胸部CTの条件を教えてください〈楠本昌彦〉
 10.縦隔リンパ節が大きく腫大しています.診断の手順を教えてください〈遠藤正浩〉
 11.EBUS—TBNAの適応と注意点について教えてください〈中島崇裕 吉野一郎〉
 12.分子生物学的解析のため,試料採取はどのようにしていますか,
 注意すべき点を教えてください〈清家正博〉
 13.網羅的遺伝子解析のために保存しておくべき試料はどのようなものですか?〈清家正博〉
 14.再生検の施行状況について教えてください〈松原太一 野崎 要 瀬戸貴司〉
 15.再生検を行う箇所の選択について教えてください〈服部剛弘 里内美弥子〉
 16.喀痰細胞診で扁平上皮癌,診断の手順は?〈池田徳彦〉
 17.多発GGO病変に対する治療方針〈臼田実男〉
 18.針生検による腫瘍撒布のリスクはどれくらいですか?〈松隈治久〉
 19.画像上,胸膜胸壁の浸潤は,どのような基準で行いますか?〈上村良一〉
 20.画像上,縦隔浸潤の診断は,どのような基準で行いますか?〈藪内英剛 川波 哲 本田 浩〉
 21.免疫チェックポイント阻害薬を用いている時,画像上腫瘍が増大しているように思います.
 Pseudoprogressionか否かコツはありますか?〈関根克敏 堀之内秀仁〉
 22.肺癌の腫瘍マーカーと新しい試みについて教えてください〈野呂林太郎 本田一文 山田哲司〉
 23.腫瘍マーカーの役立つ場面について教えてください〈廣瀬 敬〉

5 治療方針
A.非小細胞癌
 1.病期分類変更により手術適応範囲の病期に「ずれ」は生じましたか?〈池田徳彦〉
 2.肺切除後の呼吸・循環機能の見積り方は?〈千原幸司〉
 3.呼吸機能不良例における手術適応をどう考えますか?〈石川善啓 中山治彦〉
 4.間質性肺炎合併肺癌の手術適応をどのように考えますか?〈伊達洋至〉
 5.術後補助療法について最近の変化と展望を教えてください〈三好智裕 坪井正博〉
 6.レーザー治療の適応や注意点を教えてください〈奥仲哲弥〉
 7.末梢肺癌のラジオ波治療の適応や注意点を教えてください〈田島廣之〉
 8.末梢病変治療の新技術について教えてください〈臼田実男〉
 9.Driver遺伝子変異を有するIIIA期,IIIB期の治療をどうしていますか?〈中谷 綾 倉田宝保〉
 10.cN2症例の手術適応について,どう考えますか?〈吉野一郎〉
 11.隣接臓器合併切除の適応をどのように考えますか?〈渡辺俊一〉
 12.開胸時,胸水細胞診の意義を教えてください〈大平達夫〉
 13.高齢者のIIIB期の化学放射線療法の適応をどう考えますか?〈石井真理 岡本浩明〉
 14.化学療法併用放射線療法の適応について教えてください〈久保寿夫 木浦勝行〉
 15.単発遠隔転移例について,局所療法の適応をどう考えますか?〈中村治彦〉
 16.組織型,病期以外に化学療法の適応に影響を及ぼす因子を教えてください〈吉村明修〉

B.小細胞癌
 1.手術適応はどのように考えますか?〈武井秀史〉
 2.現在のLDの治療方針を教えてください〈赤松弘朗〉
 3.EDの治療方針を教えてください
 (PS 3,4ではどうしていますか?工夫はありますか?)〈箱崎泰貴 細見幸生〉
 4.細胞診陰性の胸水を認めた場合どのような治療方針をたてますか?〈浦田佳子〉
 5.LD,EDの予防的全脳照射の適応をどう考えますか?〈辻野佳世子〉

6 治療各論:手術
 1.リンパ節郭清の意義とその省略の可能性について教えてください〈佐治 久〉
 2.縮小手術のエビデンスと適応について教えてください〈加勢田 馨 栗山翔司 濱田賢一 淺村尚生〉
 3.間質性肺炎合併例の手術について,工夫はありますか?〈坂入祐一 吉野一郎〉
 4.呼吸機能不良例に対する手術について工夫はありますか?〈千原幸司〉
 5.高齢者肺癌症例に対する手術療法の限界について教えてください〈武井秀史〉
 6.感染症合併症例での治療方針を,(問題となる症例ごとに)
 教えてください〈堀尾裕俊 奥井将之 原田匡彦〉
 7.肺癌手術における期待される新技術は?〈梶原直央 池田徳彦〉

7 治療各論:放射線療法
 1.重粒子線,陽子線の適応と現在までのエビデンスについて教えてください〈白井克幸 大野達也〉
 2.重粒子線,陽子線について進行中の臨床試験を教えてください〈白井克幸 大野達也〉
 3.長期生存例増加により,全脳照射後後遺症が気になり始めました.
 どのように考えたら良いですか?〈中山優子〉
 4.高齢者や肺合併症症例における照射適応と治療の修飾について教えてください〈中山優子〉
 5.ストロンチウムの適応について教えてください〈汲田伸一郎〉

8 治療各論:薬物療法
 1.今後のガイドライン変更の可能性について教えてください〈赤松弘朗〉
 2.臨床試験結果の解釈について注意すべき点を教えてください〈里内美弥子〉
 3.最適使用推進ガイドラインについて教えてください〈小林祥久 光冨徹哉〉
 4.肺癌薬物療法の進歩と保険医療の今後の展望について教えてください〈高橋和久〉
 5.ゲフィチニブ,エルロチニブ,アファチニブの使い分けを教えてください〈齋藤平佐 前門戸 任〉
 6.EGFR遺伝子変異のある肺癌の薬物療法における薬剤選択は現在どのようにしていますか?
 (セカンドライン以降に焦点をあてて)〈武田晃司〉
 7.EGFR—TKIが有効であった症例で,一部の病巣が増悪してきました.どのような方針で治療をしますか?(beyond PDについても)〈井上 彰〉
 8.ALK融合遺伝子を有する患者の治療順,耐性後治療をどのように考えますか?〈矢野聖二〉
 9.ROS,RETなどの遺伝子変異を有することのわかった患者が標的治療を望んでいます.
 どのようにしたら良いですか?〈葉 清隆 後藤功一〉
 10.ベバシズマブは,どのような患者さんに使いますか?〈加藤晃史〉
 11.非扁平上皮癌(EGFR,ALK,ROS1遺伝子変異のない腫瘍)の薬物療法における薬剤選択は
 どのようにしていますか?(ファーストライン)〈新井誠人 滝口裕一〉
 12.非扁平上皮癌(EGFR,ALK遺伝子変異不明の腫瘍)のセカンドライン薬物療法における薬剤選択は
 どのようにしていますか? PD—L1発現ごとに教えてください〈水谷英明〉
 13.扁平上皮癌に対する薬剤選択はどのようにしていますか?〈後藤 悌〉
 14.扁平上皮癌に対する薬剤選択はどのようにしていますか?(セカンドライン以降)〈駄賀晴子〉
 15.術前化学療法をどう考えますか?〈妹尾 賢 二宮貴一朗 堀田勝幸〉
 16.術後再発性の治療方針を教えてください〈恩田直美 酒井 洋〉
 17.LD—小細胞癌における化学放射線療法ではどんな薬剤を使いますか?〈太田真一郎 関 順彦〉
 18.ED—小細胞肺癌の初回治療にはどのような薬剤を用いますか?
 患者側因子によって異なりますか?〈野上尚之 原田大二郎〉
 19.再発小細胞癌における化学療法について,どのような治療方針をたてますか?〈中村洋一〉
 20.高齢者小細胞肺癌の薬剤選択を教えてください〈小泉知展〉
 21.今後,免疫を修飾する治療について展望を教えてもらえますか〈西川晋吾 西尾誠人〉
 22.70歳から75歳の化学療法について,通常の化学療法と高齢者の両方のエビデンスがありますが,
 どのように考えるべきですか?〈小暮啓人〉
 23.PS不良例の化学療法の適応を教えてください.
 また工夫していることがあれば教えてください〈大泉聡史〉
 24.超高齢者に対する化学療法の適応を教えてください〈三角祐生 岡本浩明〉
 25.間質性肺炎合併症例における化学療法をどうしていますか?
 ガイドラインや展望も教えてください〈峯岸裕司〉
 26.COPD合併症例における化学療法,放射線療法で注意する点を教えてください〈宮脇太一 宿谷威仁〉
 27.心臓合併症のある症例における化学療法の注意点を教えてください〈花田豪郎 岸 一馬〉
 28.肝機能障害のある症例における化学療法の注意点を教えてください〈宇留賀公紀 岸 一馬〉
 29.腎機能障害のある症例における化学療法の注意点を教えてください〈朝尾哲彦 宿谷威仁〉

9 治療各論:対症療法の実際
 1.小細胞癌,非小細胞癌の胸水,心囊水にどう対応すべきですか?〈浦田佳子〉
 2.脳転移のコントロール法について教えてください〈中山優子〉
 3.骨転移の治療方針について,教えてください〈久保田 馨〉
 4.気道狭窄例の対処法の実際は?〈井上達哉〉
 5.気道狭窄や胸水以外の呼吸困難に対する治療法を教えてください〈田中桂子〉
 6.癌性髄膜炎にどう対応していますか?〈栗本太嗣〉
 7.電解質異常への対応を教えてください〈野呂林太郎〉
 8.コミュニケーションスキルの向上はどうしたらよいでしょうか?〈久保田 馨〉
 9.オピオイドを始めましたが,疼痛コントロールが不十分でした.
 具体的にどのような方法を考えますか?〈鈴木規仁〉
 10.オピオイドを始めましたが,嘔気・嘔吐のコントロールができません.
 どのような薬剤を用いていますか?〈鈴木規仁〉
 11.うつ状態について内科・外科医が対応可能な方法を教えてください〈大西秀樹 石田真弓〉

10 薬物療法の副作用への対応
 1.薬物療法における薬剤動態と副作用発現について,人種差をどう考えますか〈萩原弘一〉
 2.悪心嘔吐への対応法を教えてください〈宮 敏路〉
 3.G—CSFの使用の適応を教えてください〈市原英基 木浦勝行〉
 4.末梢神経障害への対応法を教えてください〈植松和嗣〉
 5.脱毛への対応法を教えてください〈安藤真弘〉
 6.分子標的薬の肺障害への対応法を教えてください〈齋藤好信〉
 7.クリゾチニブによる有害事象,間質性肺炎の特徴について教えてください〈吉村明修〉
 8.分子標的薬の皮膚障害への対応策を教えてください〈山崎直也〉
 9.骨髄抑制が強く出た症例に対する化学療法について教えてください〈佐々木高明 大崎能伸〉
 10.免疫チェックポイント阻害薬による肺障害について特徴を教えてください〈齋藤好信〉
 11.免疫チェックポイント阻害薬による肺障害について対処法を教えてください〈齋藤好信〉
 12.免疫チェックポイント阻害薬による消化器障害について対処法を教えてください〈舛石俊樹 室 圭〉
 13.免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害について対処法を教えてください〈北野滋久〉
 14.免疫チェックポイント阻害薬による重症糖尿病について対処法を教えてください〈北野滋久〉
 15.免疫チェックポイント阻害薬による神経障害について対処法を教えてください〈後藤慶子 藤原 豊〉

索 引

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執筆者一覧

弦間昭彦   日本医科大学学長 編集
石川雄一   がん研究会がん研究所病理部部長 
野口雅之   筑波大学大学院人間総合科学研究科分子病理学教授 
廣島健三   東京女子医科大学附属八千代医療センター病理診断科教授 
大林千穂   奈良県立医科大学病理診断学教授 
谷田部 恭  愛知県がんセンター中央病院遺伝子病理診断部部長 
片山量平   がん研究会がん化学療法センター基礎研究部主任研究員 
河野隆志   国立がん研究センター研究所ゲノム生物学研究分野分野長 
小林祥久   近畿大学呼吸器外科 
光冨徹哉   近畿大学呼吸器外科教授 
西尾和人   近畿大学ゲノム生物学教室教授 
坂井和子   近畿大学ゲノム生物学教室講師 
萩原弘一   自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門教授 
南 優子   国立病院機構茨城東病院胸部疾患・療育医療センター病理診断科部長 
高橋美紀子  帝京大学医学部附属溝口病院病理診断科講師 
阿曽達也   帝京大学医学部附属溝口病院病理診断科 
川本雅司   帝京大学医学部附属溝口病院病理診断科教授 
加勢田 馨  慶應義塾大学呼吸器外科 
栗山翔司   慶應義塾大学呼吸器外科 
濱田賢一   慶應義塾大学呼吸器外科 
淺村尚生   慶應義塾大学呼吸器外科教授 
功刀しのぶ  日本医科大学解析人体病理学講師 
松野吉宏   北海道大学病院病理診断科教授 
雑賀公美子  国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部 
祖父江友孝  大阪大学大学院医学系研究科環境医学教授 
中村正和   地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センターセンター長 
奥仲哲弥   山王病院呼吸器センター副院長・呼吸器センター長 
佐川元保   東北医科薬科大学光学診療部・気管支鏡センター教授・センター長 
柿沼龍太郎  総合東京病院呼吸器内科医長 
大平達夫   東京医科大学呼吸器外科・甲状腺外科学分野教授 
三好智裕   国立がん研究センター東病院呼吸器外科 
楠本昌彦   国立がん研究センター東病院放射線診断科科長 
高𣘺 亮   神奈川県立がんセンター呼吸器内科 
山田耕三   神奈川県立がんセンター呼吸器内科部長 
原 眞咲   名古屋市立西部医療センター放射線診療センターセンター長 
竹ヶ原京志郎 日本医科大学呼吸器外科学 
臼田実男   日本医科大学呼吸器外科学教授 
森 清志   坪井病院呼吸器内科副院長 
遠藤正浩   静岡県立静岡がんセンター画像診断科部長 
中島崇裕   千葉大学呼吸器病態外科学講師 
吉野一郎   千葉大学呼吸器病態外科学教授 
清家正博   日本医科大学呼吸器内科学准教授 
松原太一   九州がんセンター呼吸器腫瘍科 
野崎 要   九州がんセンター呼吸器腫瘍科 
瀬戸貴司   九州がんセンター臨床研究センター治験推進室室長 
服部剛弘   兵庫県立がんセンター呼吸器内科部長 
里内美弥子  兵庫県立がんセンター呼吸器内科部長 
池田徳彦   東京医科大学呼吸器外科・甲状腺外科学分野主任教授 
松隈治久   栃木県立がんセンター呼吸器外科科長 
上村良一   金沢医療センター放射線科部長 
藪内英剛   九州大学保健学部門教授 
川波 哲   九州大学臨床放射線科学分野 
本田 浩   九州大学臨床放射線科学分野教授 
関根克敏   国立がん研究センター中央病院呼吸器内科 
堀之内秀仁  国立がん研究センター中央病院呼吸器内科病棟医長 
野呂林太郎  日本医科大学呼吸器内科学講師 
本田一文   国立がん研究センター研究所創薬臨床研究分野ユニット長 
山田哲司   国際医療福祉大学医学部医学研究統括センター教授 
廣瀬 敬   日本医科大学多摩永山病院呼吸器腫瘍内科教授 
千原幸司   静岡市立静岡病院呼吸器外科主任科長 
石川善啓   横浜市立大学附属病院呼吸器外科 
中山治彦   神奈川県立がんセンター呼吸器外科副院長 
伊達洋至   京都大学大学院医学研究科呼吸器外科教授 
坪井正博   国立がん研究センター東病院呼吸器外科科長 
田島廣之   日本医科大学武蔵小杉病院血管内・低侵襲治療センター教授 
中谷 綾   関西医科大学内科学第一講座 
倉田宝保   関西医科大学内科学第一講座教授 
渡辺俊一   国立がん研究センター中央病院呼吸器外科科長 
石井真理   横浜市立市民病院呼吸器内科医長 
岡本浩明   横浜市立市民病院呼吸器内科部長 
久保寿夫   岡山大学病院腫瘍センター 
木浦勝行   岡山大学病院呼吸器・アレルギー内科教授 
中村治彦   聖マリアンナ医科大学呼吸器外科教授 
吉村明修   東京医科大学臨床腫瘍科教授 
武井秀史   杏林大学呼吸器・甲状腺外科准教授 
赤松弘朗   和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科 
箱崎泰貴   がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器内科 
細見幸生   がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器内科医長 
浦田佳子   兵庫県立がんセンター呼吸器内科部長 
辻野佳世子  兵庫県立がんセンター放射線治療科部長 
佐治 久   聖マリアンナ医科大学呼吸器外科准教授 
坂入祐一   千葉大学呼吸器病態外科学 
堀尾裕俊   がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器外科部長 
奥井将之   がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器外科 
原田匡彦   がん・感染症センター都立駒込病院呼吸器外科医長 
梶原直央   東京医科大学呼吸器外科・甲状腺外科学分野教授 
白井克幸   群馬大学重粒子線医学研究センター講師 
大野達也   群馬大学重粒子線医学研究センター教授 
中山優子   国立がん研究センター中央病院放射線治療科医長 
汲田伸一郎  日本医科大学放射線医学主任教授 
高橋和久   順天堂大学呼吸器内科教授 
齋藤平佐   岩手医科大学呼吸器・アレルギー・膠原病内科 
前門戸 任  岩手医科大学呼吸器・アレルギー・膠原病内科教授 
武田晃司   西日本がん研究機構 
井上 彰   東北大学緩和医療学分野教授 
矢野聖二   金沢大学附属病院がんセンター教授 
葉 清隆   国立がん研究センター東病院呼吸器内科医長 
後藤功一   国立がん研究センター東病院呼吸器内科科長 
加藤晃史   神奈川県立がんセンター呼吸器内科医長 
新井誠人   千葉大学腫瘍内科准教授 
滝口裕一   千葉大学腫瘍内科教授 
水谷英明   埼玉県立がんセンター呼吸器内科副部長 
後藤 悌   国立がん研究センター中央病院呼吸器内科 
駄賀晴子   大阪市立総合医療センター腫瘍内科部長 
妹尾 賢   岡山大学病院呼吸器・アレルギー内科 
二宮貴一朗  岡山大学大学院医歯薬総合研究科血液・腫瘍・呼吸器内科学 
堀田勝幸   岡山大学病院新医療研究開発センター臨床研究部教授 
恩田直美   埼玉県立がんセンター呼吸器内科医長 
酒井 洋   埼玉県立がんセンター呼吸器内科部長 
太田真一郎  防衛医科大学校感染症・呼吸器科 
関 順彦   帝京大学腫瘍内科教授 
野上尚之   四国がんセンター呼吸器内科外来部長 
原田大二郎  四国がんセンター呼吸器内科 
中村洋一   栃木県立がんセンター呼吸器内科副科長 
小泉知展   信州大学包括的がん治療学教授 
西川晋吾   がん研有明病院呼吸器内科副医長 
西尾誠人   がん研有明病院呼吸器内科部長 
小暮啓人   国立病院機構名古屋医療センター呼吸器科 
大泉聡史   北海道がんセンター呼吸器内科内科系診療部長 
三角祐生   横浜市立市民病院呼吸器内科副医長 
峯岸裕司   日本医科大学呼吸器内科学講師 
宮脇太一   順天堂大学呼吸器内科 
宿谷威仁   順天堂大学呼吸器内科 
花田豪郎   虎の門病院呼吸器センター内科 
岸 一馬   虎の門病院呼吸器センター内科部長 
宇留賀公紀  虎の門病院呼吸器センター内科 
朝尾哲彦   順天堂大学呼吸器内科 
久保田 馨  日本医科大学呼吸器内科学教授 
井上達哉   日本医科大学付属病院呼吸器外科 
田中桂子   がん感染症センター都立駒込病院緩和ケア科部長 
栗本太嗣   埼玉県立がんセンター呼吸器内科副部長 
鈴木規仁   日本医科大学付属病院緩和ケア科 
大西秀樹   埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授 
石田真弓   埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科講師 
宮 敏路   杏林大学医学部付属病院呼吸器・甲状腺外科准教授 
市原英基   岡山大学病院呼吸器・アレルギー内科 
植松和嗣   埼玉医科大学総合医療センター呼吸器内科教授 
安藤真弘   坪井病院化学療法部部長 
齋藤好信   日本医科大学呼吸器内科学准教授 
山崎直也   国立がん研究センター皮膚腫瘍科科長 
佐々木高明  旭川医科大学内科学循環呼吸神経病態内科学分野講師 
大崎能伸   旭川医科大学内科学循環呼吸神経病態内科学分野教授 
舛石俊樹   愛知県がんセンター中央病院薬物療法部 
室  圭   愛知県がんセンター中央病院薬物療法部部長 
北野滋久   国立がん研究センター中央病院先端医療科 
後藤慶子   国立がん研究センター中央病院呼吸器内科 
藤原 豊   国立がん研究センター中央病院呼吸器内科/先端医療科医長 

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肺癌診療Q&A 第3版
   定価13,200円(本体12,000円 + 税)
   2017年10月発行
(外部のサイトへとびます)
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