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書籍詳細

SCUグリーンノート

SCUグリーンノート

豊田一則  編著 / 古賀政利  編著

B6変型判 342頁

定価5,280円(本体4,800円 + 税)

ISBN978-4-498-22868-9

2016年09月発行

在庫なし

日本で初めてSCUを開設してから37年.脳血管障害の診療において日本有数の実績と経験を有し,また医師の研修,教育にも注力する国立循環器病研究センターのメンバーと国内の第一線で活躍する医師,スタッフがまとめる“グリーンノート”シリーズの最新刊.脳血管障害の診断と治療を学ぶうえで欠かすことのできない基礎知識,診断,治療,手技などのポイントを簡明に解説.実際の臨床現場で役立つコンパクトかつ実践的な書




 超高齢化したわが国において脳血管障害は要介護疾患の1位,死因の4位を占める重要な国民病です.20年ほど前までは効果の高い治療法がなく救急疾患として対応すべきという認識が低かったのですが,1996年に米国で承認されたアルテプラーゼ静注による血栓溶解療法(rt-PA静注療法)がその流れを一変させました.これは脳血管障害の一つである脳梗塞に対する治療法ですが,くも膜下出血,脳出血や一過性脳虚血発作も救急疾患として認識されており,多くの国のガイドラインに脳血管障害の急性期評価や治療,リハビリテーションは脳卒中集中治療室(Stroke Care UnitもしくはStroke Unit)で開始すべきことが強く推奨されています.2015年には脳梗塞に対する脳血管内治療の有効性が確立し,今後は救急対応の重要性がさらに高まると予想されます.救急対応や急性期管理では脳卒中集中治療室で勤務するメディカルスタッフがたいへん重要な役割を担うことになります.
 本書では脳血管障害の診療に携わる神経内科医師,脳血管内科医師,脳神経外科医師,前期研修医をはじめとする全てのメディカルスタッフを対象に,脳卒中集中治療室で行う脳血管障害の診断と治療,管理を学ぶうえで欠かすことのできない知識をわかりやすく解説しており,実践的に役立つ内容になっています.本書が皆様のこれからの脳卒中診療に少しでもお役に立てることを願っています.

2016年7月
国立循環器病研究センター脳卒中集中治療科 医長  古賀政利

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推薦の言葉


 国立循環器病研究センター(国循)に脳卒中集中治療室(Stroke Care Unit,SCU)が開設されたのは,昭和54年(1979年)のことであった.ちょうど私が,国循でレジデント研修を始め,脳卒中専門医としての第一歩を踏み出した年である.それから37年が過ぎた.
 SCU開設当初は,勤務医師数も看護師数も少なく,頭部CTと脳血管撮影とが検査の全てであった.一方,脳血管障害が疑われる症例は,症状が消えていようがいまいが,また軽症であろうが重症であろうが,SCUにまず収容し,迅速な画像診断,心・血管評価を行い,病型診断,病態に応じたベストの治療法を追及するという基本姿勢は,不動のポリシーとして,今日まで受け継がれている.ほとんどの症例に脳血管撮影を実施するなど,当時としては極めて急進的な診療態勢であり,そのために「国循の常識は世の中の非常識,世の中の常識は国循の非常識」とさえ言われた.超急性期血管再開通療法が全盛となった今,やっと時代が開設当時のSCUのレベルに追いついたような気がする.
 SCUグリーンノートは,この急進的,先端的な脳卒中急性期診療現場で育ち,今や国内外の脳卒中診療の屋台骨を支える気鋭の脳卒中専門医集団,彼ら(彼女ら)と共に闘うメディカルスタッフ諸君の手によって編集,執筆された.
 1947〜49年に生まれたいわゆる団塊の世代が後期高齢者となる2025年が目前に迫っている.後期高齢者に多発する脳卒中,認知症,骨折などの要介護性疾患の爆発的増加が予想され,これに対処すべく,医療保険・介護保険の大改訂,第7次医療計画策定,地域医療供給体制の大幅な見直しなど,様々な施策が急ピッチで進められている.絶対的に不足している脳卒中急性期医療を支える人材の育成も急がなければならない.SCUグリーンノートが,これからの日本の脳卒中診療を担う若き医師,メディカルスタッフ諸君の「お守り」となることを願っている.

2016年7月
国立循環器病研究センター病院長  峰松一夫


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巻頭言

 SCUという言葉を,当たり前の医学用語として受け止められる世代の医師,医療者の皆さんは,幸せかもしれません.場所を示すこの言葉は,同時にその中で共に診療に携わる多職種の医療チームも指し,包容力を感じます.SCUという概念が当たり前でなかった頃は,脳卒中治療,とくに脳卒中内科治療のしっかりした形が見えづらく,共に診療するチームを形成することも容易ではありませんでした.醒めた時代でした.
国循では,最近心臓内科の現役メンバーが中心となって,CCUグリーンノートという参考書を作りました.屋根瓦式に伝承してきた心疾患診療のノウハウを示した,良い本です.CCUの医療チームは,私たちの善きライバルで善き理解者です.今回本書の企画を任せられ,同じように国循脳血管部門のチーム診療を担う現役と若手OBメンバーを執筆者に連ねて,白衣のポケットに入れて持ち運べる脳卒中急性期治療の手軽な入門書を目指しました.第3章の主要疾患に関しては,日頃から緊密に連携させていただいている,全国の有名な脳卒中診療施設の指導者の先生方に,ご執筆をお願いしました.脳卒中診療に不慣れな方にも読みやすい本になるよう,工夫して執筆していただきました.
 発刊にあたって分担執筆者の先生方および中外医学社編集部の皆様に,多大なご尽力をいただきましたことを,深く御礼申し上げます.同社からは,今春に「脳梗塞診療読本 第2版」と「脳出血・くも膜下出血診療読本」が上梓されましたが,本書をその入門編としてお使いいただければ,たいへん有難く存じます.

2016年7月
国立循環器病研究センター脳血管部門 部門長   豊田一則


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目 次


第1章SCUという場と人
 (1) SCUの概念〈豊田一則〉
   A.欧米におけるSCUの変遷
   B.わが国におけるSCUの進展
 (2) 国立循環器病研究センターの脳卒中集中治療室の歴史と現状〈古賀政利〉
   A.開設当初のSCU
   B.SCUとレジデント制度
   C.SCUで行われてきた臨床研究
   D.SCUの現状
 (3) SCUでの医師の役割〈梶本勝文〉
 (4) SCUでの看護〈高尾みゆき〉
   A.脳梗塞の看護
   B.脳出血の看護
   C.くも膜下出血の看護
 (5) 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師とは〈高瀬朋美〉
   A.認定看護師とは
   B.脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の育成
   C.脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割
   D.国立循環器病研究センター専門看護師とは
 (6) SCUに必要なMEと呼吸循環管理〈松木孝之〉
   A.持続モニター
   B.循環管理
   C.呼吸管理
   D.長時間ビデオ脳波モニター
   E.ME機器の管理
 (7) SCUでの栄養管理と嚥下回診〈福田真弓〉
   A.脳卒中急性期の嚥下障害と栄養管理
   B.脳卒中後の嚥下障害
   C.嚥下障害の評価
   D.脳卒中後の嚥下障害の管理
   E.嚥下回診
 (8) SCUでの周手術期管理〈中村直規〉
   A.定期手術における周手術期
   B.緊急手術における周手術期看護
 (9) SCUでの薬剤管理〈桑原 健・和田恭一〉
   A.血栓溶解薬
   B.脳梗塞治療薬(抗凝固薬)
   C.脳梗塞治療薬(抗血小板薬)
   D.脳梗塞治療薬(脳保護薬)
   E.脳出血治療薬
 (10) SCUのデータベース管理と日本脳卒中データバンク〈吉村壮平〉
   A.SCUのデータベース管理
   B.日本脳卒中データバンク
 (11) SCUの医療経済〈松尾 龍〉
   A.急性期脳卒中の診療報酬
   B.SCUの医療経済効果

第2章SCUと繋がる動線
 (1) 病院到着までの流れ〈天野達雄〉
   A.Detection:脳卒中発症,発見から通報まで
   B.Dispatch:救急隊出動から脳卒中の同定まで
   C.Delivery:病院選定から搬送まで
 (2) ERからSCUへ〈大崎正登〉
   A.早期治療開始の重要性
   B.早期治療を開始するために
 (3) SCUと画像診断部門〈森田奈緒美〉
   A.CT検査
   B.MRI検査
   C.SPECT検査
   D.PET検査
 (4) SCUにおける超音波診断〈桑城貴弘〉
   A.頸部血管超音波検査
   B.経頭蓋超音波検査
   C.心臓超音波検査
   D.下肢静脈超音波検査
 (5) SCUから一般病床へ〈竹田知江〉
   A.SCUから一般病棟へ
   B.SCU退室基準
   C.継続看護の重要性
 (6) 退院後の脳卒中医療連携〈田中智貴・長束一行〉
   A.脳卒中地域連携の重要性
   B.急性期と回復期の医療連携
   C.急性期・回復期と維持期の連携
   D.脳卒中地域連携パス
   E.地域連携の現状と課題

第3章SCUで診る重大疾患と他の病態
 (1)心原性脳塞栓症〈金沢 信・藤本 茂〉
 (2) 非心原性脳梗塞〈伊藤義彰〉
   A.非心原性脳梗塞の分類:どんな病気が含まれるか?
   B.アテロームの形成,破綻,安定化
   C.アテローム血栓症の血管病変の亜型と病態
   D.アテローム血栓症の障害血管分布
   E.BAD vs. 古典的ラクナ梗塞
   F.高血圧性細動脈硬化症とは
   G.アテローム血栓症急性期の治療
   H.アテローム血栓症慢性期の治療
   I.ラクナ梗塞再発予防
   J.BADの治療
 (3) 脳出血〈八木田佳樹〉
   A.脳出血の原因
   B.脳出血の病態
   C.脳出血の診断
   D.脳出血急性期の治療
   E.発症・再発予防
 (4) 特殊な原因による脳出血〈佐藤健一・松本康史〉
   A.概要
   B.器質的血管障害による脳出血
   C.全身性疾患による脳出血
   D.薬剤による脳出血
   E.その他
 (5) くも膜下出血〈石橋良太・石井 暁〉
   A.診断と初期管理
   B.術後管理(1)脳血管攣縮
   C.術後管理(2)ドレーン管理,頭蓋内圧管理
   D.術後管理(3)電解質異常
   E.術後管理(4)正常圧水頭症に対するシャント術
 (6) 一過性脳虚血発作(TIA)の緊急性〈小松鉄平・井口保之〉
 (7) 脳卒中に伴う急性症候性発作と症候性てんかん〈神 一敬〉
   A.Early seizureとLate seizure
   B.発作症状・発作型
   C.脳波所見
   D.治療
 (8) 脳卒中に伴ううつと精神症候〈中島 誠〉
   A.脳卒中後うつ
   B.せん妄,意識障害
   C.局所徴候としての精神症状
   D.認知機能障害
 (9) 脳卒中に伴う感染症と深部静脈血栓症〈緒方利安〉
   A.感染症
   B.深部静脈血栓症

第4章SCUで行う急性期治療 脳梗塞を中心に
 (1) 急性期治療に用いられる評価尺度〈本間一成〉
   A.脳卒中重症度の評価
   B.治療の適応,治療の際に用いる評価
   C.転帰・障害の評価
   D.TIAの予後に関する評価
 (2) 身体診察の要点〈佐藤祥一郎〉
   A.一般的診察
   B.心臓・血管系の診察
   C.意識レベルの診察
   D.脳神経系の診察
   E.運動系の診察
   F.反射の診察
   G.協調運動の診察
   H.感覚系の診察
   I.高次機能の診察
 (3) 静注血栓溶解療法〈尾原知行〉
   A.rt─PA静注療法の有効性と安全性
   B.rt─PA静注療法の治療適応
   C.実際の診療の流れ
   D.治療中および治療後の管理
   E.血管内治療との関係
 (4) 急性期脳梗塞に対する血管内治療(血栓回収療法)〈宮崎雄一〉
   A.治療開始前
   B.治療中
   C.治療後
 (5) 急性期抗血栓療法〈井上 学〉
   A.抗血小板療法
   B.抗凝固療法
 (6) その他の急性期薬物療法〈岡崎周平〉
   A.脳保護療法
   B.抗浮腫療法
   C.血液希釈療法
   D.HMG─CoA還元酵素阻害薬(スタチン)
   E.脳卒中急性期に用いるべきでない薬剤・治療法
 (7) 開頭減圧術〈菅田真生〉
   A.適応
   B.開頭減圧術実施のタイミング
   C.開頭減圧術の手技
   D.代表症例
   E.治療効果
   F.合併症
 (8) 急性期血行再建手術〈丸山大輔〉
   A.エビデンス
   B.ガイドライン
   C.手術と周術期管理のポイント
 (9) 急性期リハビリテーション〈尾谷寛隆・大畠明子〉
   A.急性期リハビリテーションの重要性
   B.リハビリテーションの役割
   C.脳血管等リハビリテーション料
   D.リハビリテーション処方
   E.生活能力評価
   F.リハビリテーション

第5章SCUで出会う事例 十番勝負
 (1) 急性期再開通治療を急ぐべき患者〈木下直人・山上 宏〉
   A.症例提示
   B.考察
 (2) TIA発作が止まらない頸動脈狭窄患者〈橋本哲也〉
   A.症例提示
   B.診療の要点
 (3) 来院時血圧高値の脳出血患者〈坂本悠記〉
   A.症例提示
   B.解説
 (4) 抗凝固薬を内服していた脳出血患者〈泊 晋哉〉
   A.症例提示
 (5) 若年脳梗塞患者〈関 賢太・古賀政利〉
   A.症例提示
   B.考察
 (6) 妊娠中に発症した脳虚血症状の患者〈鈴木理恵子〉
   A.症例提示
   B.Reversible posterior leukoencephalopathy syndrome(RPLS)
   C.Reversible cerebral vasoconstriction syndrome (RCVS)
 (7) 脳動脈解離を併発した脳梗塞患者〈濱田祐樹・宮下史生〉
   A.概説
   B.症例提示
   C.病因
   D.疫学
   E.臨床症候
   F.診断
   G.治療
 (8) 大動脈解離を併発した脳梗塞患者〈徳田直輝・古賀政利〉
   A.症例提示
   B.考察
 (9) もやもや病を呈した脳卒中患者〈小林潤平・板橋 亮〉
   A.症例提示
   B.もやもや病について
 (10) 塞栓源がみつからない脳梗塞患者〈山口佳剛〉
   A.ESUSの診断基準
   B.ESUSの診断に必要な検査
   C.ESUSの塞栓源となり得る病態
   D.ESUSの治療
   E.ESUSの特徴と予後
   F.症例提示
   G.潜在性心房細動と関連する検査所見

索引

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執筆者一覧

豊田一則  国立循環器病研究センター 脳血管部門 部門長 編著
古賀政利  国立循環器病研究センター 脳卒中集中治療科 医長 編著
梶本勝文  国立循環器病研究センター 脳神経内科 
高尾みゆき 国立病院機構 南和歌山医療センター 副看護部長 
高瀬朋美  国立循環器病研究センター SCU看護部 
松木孝之  雪の聖母会 聖マリア病院 脳血管内科 
福田真弓  国立循環器病研究センター データサイエンス部/脳血管内科 
中村直規  国立循環器病研究センター NCU看護部 看護師長 
桑原 健  国立循環器病研究センター 薬剤部 部長 
和田恭一  国立循環器病研究センター 薬剤部 特任副薬剤部長 
吉村壮平  国立循環器病研究センター 脳血管内科 
松尾 龍  九州大学大学院医学研究院 医療経営・管理学 
天野達雄  杏林大学 脳卒中医学 
大崎正登  社会医療法人 製鐵記念八幡病院 脳血管内科 医長 
森田奈緒美 国立循環器病研究センター 放射線部 
桑城貴弘  国立病院機構 九州医療センター 脳血管・神経内科 医長 
竹田知江  国立循環器病研究センター SCU看護部 副看護師長 
田中智貴  国立循環器病研究センター 脳神経内科 
長束一行  国立循環器病研究センター 脳神経内科 部長 
金沢 信  雪の聖母会 聖マリア病院 脳血管内科 
藤本 茂  自治医科大学 神経内科 教授 
伊藤義彰  大阪市立大学 神経内科 教授 
八木田佳樹 川崎医科大学 脳卒中医学 教授 
佐藤健一  広南会 広南病院 血管内脳神経外科 医長 
松本康史  広南会 広南病院 血管内脳神経外科 部長 
石橋良太  倉敷中央病院 脳神経外科 医長 
石井 暁  京都大学 脳神経外科 講師 
小松鉄平  東京慈恵会医科大学 神経内科 
井口保之  東京慈恵会医科大学 神経内科 教授 
神 一敬  東北大学 てんかん学分野 准教授 
中島 誠  熊本大学 神経内科 特任教授 
緒方利安  福岡大学 神経内科 診療准教授 
本間一成  東海大学 神経内科 
佐藤祥一郎 国立循環器病研究センター 脳血管内科 医長 
尾原知行  京都府立医科大学 神経内科 学内講師 
宮崎雄一  国立病院機構 九州医療センター 脳血管内治療科 
井上 学  国立循環器病研究センター 脳血管内科 
岡崎周平  国立循環器病研究センター データサイエンス部/脳神経内科 
菅田真生  鹿児島大学 脳神経外科 
丸山大輔  国立循環器病研究センター 脳神経外科 
尾谷寛隆  国立循環器病研究センター 脳血管リハビリテーション科 理学療法士長 
大畠明子  国立循環器病研究センター 脳血管リハビリテーション科 主任言語聴覚士 
木下直人  広島大学病院 脳神経内科 
山上 宏  国立循環器病研究センター 脳神経内科 医長 
橋本哲也  平成紫川会 小倉記念病院 脳神経内科 医長 
坂本悠記  日本医科大学 神経・脳血管内科 
泊 晋哉  国立循環器病研究センター 脳血管内科 
関 賢太  国立病院機構 嬉野医療センター 神経内科 
鈴木理恵子 杏林大学 脳卒中医学 学内講師 
濱田祐樹  国立病院機構 鹿児島医療センター 脳血管内科 
宮下史生  国立病院機構 鹿児島医療センター 脳血管内科 医長 
徳田直輝  国立循環器病研究センター 脳血管内科 
小林潤平  東北大学 神経内科 
板橋 亮  広南会 広南病院 脳血管内科 部長 
山口佳剛  国立循環器病研究センター 脳血管内科 

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   定価5,280円(本体4,800円 + 税)
   2016年09月発行
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