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書籍詳細

精神科外来処方navi

精神科外来処方navi

大森哲郎  編著

B6判 80頁

定価(本体1,800円 + 税)

ISBN978-4-498-12982-5

2016年06月発行

在庫あり

精神科外来でよくみられる疾患をベースに,頻繁に使われる使用薬剤について,その処方のポイントやエビデンス,注意点などをまとめたポケットブック.コンパクトながらも,難治例や合併症,精神腫瘍学,精神科救急まで紹介し,必要な情報は網羅している.子どもや妊産婦,高齢者それぞれの薬物療法についても1章を設けている.合わせて電子アプリもリリース. 利用シーンに応じて,好きな方もしくは両方を使いこなして欲しい.

はじめに


 本書は研修医,若手精神科医師,一般医師,それに看護師,薬剤師などを対象としています.著者はみな徳島大学精神科のスタッフです.ほぼ同じメンバーで「よくわかる精神科治療薬の考え方,使い方」を執筆し,2008年に第1版を出し,2度改訂して2015年に第3版を出しています.こちらも入門書ですが,類書と比べて特徴となっているのは,治療導入にあたって患者と家族に対して医療者が行う,疾患の性質や治療方針に関する説明を,具体例を挙げながら詳しく解説していることです.症状を傾聴し,問題点を整理し,疾患の性質と治療方針について丁寧に説明することは不安を抱えて受診した患者と家族に深い安堵を与えます.傾聴し,説明し,質問を受け,また説明する.その過程を通して,治療の合意が形成されます.精神科の治療期間は月単位となることが多いので,しっかりした合意なしには長丁場の治療が成立しません.患者の具合がとても悪いときには家族の合意を取り付けて治療を開始し,患者の合意は後回しになることもありますが,丁寧な説明が基本となることには変わりありません.
 本書は診療現場でさっと参照するナビとするために,患者と家族への説明に関する記述は省略せざるを得ませんでした.その代り,外来でよくみられる疾患について,処方のポイントやエビデンスやピットフォールを1ページという紙幅の中に平易かつコンパクトにまとめています.文章というよりはメモに近く,読んで理解するというよりもぱっと視覚的に理解できるような構成となっています.本書は書籍版に引き続き電子アプリもリリースされます.現場では文章を熟読する時間はありませんから,薬物選択の指針がほしいときに,さっと本書を開く,あるいは電子アプリを開く,という使われ方を想定しています.時間のあるときには「よくわかる精神科治療薬の考え方,使い方」も合わせて読んでいただければ幸甚ですし,興味が深まればぜひもっと詳しい専門書へと進んでください.


2016年5月
大森哲郎

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目 次

CHAPTER 1 総論 〈大森哲郎〉

CHAPTER 2 統合失調症 〈沼田周助〉
  1.統合失調症急性エピソード(初発・再発)
 2.統合失調症維持期
 3.統合失調症難治例

CHAPTER 3 抗精神病薬の副作用対応 〈沼田周助〉
 1.抗精神病薬による錐体外路症状
 2.悪性症候群
 3.水中毒
 4.抗精神病薬による無月経・乳汁分泌

CHAPTER 4 気分障害 〈梅原英裕〉
 1.うつ病エピソード
 2.難治性うつ病 
 3.精神病性うつ病
 4.反復性うつ病(再発予防)
 5.双極性障害(躁病)
 6.双極性障害(うつ病)
 7.双極性障害(再発予防)

CHAPTER 5 神経症性・ストレス関連性障害および身体表現性障害 〈住谷さつき〉
 1.パニック障害
 2.全般性不安障害
 3.強迫性障害
 4.社会不安障害(社交不安障害)
 5.身体表現性障害
 6.解離性(転換性)障害
 7.適応障害
 8.外傷性ストレス障害

CHAPTER 6 摂食障害・睡眠障害
 1.摂食障害 〈友竹正人〉
  (1)神経性やせ症
  (2)神経性過食症
 2.睡眠障害 〈富永武男〉
  (1)不眠症
  (2)レストレスレッグズ症候群(RLS)
  (3)REM睡眠行動障害(RBD)
  (4)ナルコレプシー

CHAPTER 7 アルコール依存・薬物依存 〈富永武男〉
 1.アルコール依存
 2.睡眠薬依存(ベンゾジアゼピン系薬剤)
 3.抗不安薬依存(ベンゾジアゼピン系薬剤)

CHAPTER 8 せん妄 〈久保弘子〉

CHAPTER 9 認知症 〈亀岡尚美〉
 1.アルツハイマー型認知症
 2.レビー小体型認知症
 3.前頭側頭型認知症
 4.血管性認知症
 5.BPSD(幻覚妄想)
 6.BPSD(気分変化)
 7.BPSD(不穏・興奮)

CHAPTER 10 発達期の障害 〈井?ゆみ子〉
 1.注意欠如/多動性障害(AD/HD)
 2.広汎性発達障害(PDD)・自閉症スペクトラム障害(ASD)
 3.チック

CHAPTER 11 てんかん〈中瀧理仁〉
 1.部分発作
 2.全般発作
 3.発作重積

CHAPTER 12 合併症・精神腫瘍学
 1.合併症 〈木下 誠〉
  (1)循環器疾患を有する患者
  (2)肝障害を有する患者
  (3)腎障害を有する患者
  (4)メタボリックシンドロームを有する患者
 2.精神腫瘍学 〈多田幸雄〉
  (1)うつ病
  (2)適応障害
  (3)せん妄

CHAPTER 13 子ども・妊産婦・高齢者の薬物治療 〈渡部真也〉
 1.子ども
 2.妊産婦
 3.高齢者

CHAPTER 14 精神科救急 〈久保弘子〉
 1.不穏興奮
 2.過量服薬


事項索引
薬剤索引

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執筆者一覧

大森哲郎  徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野教授 編著
沼田周助  徳島大学病院精神科神経科講師 
梅原英裕  徳島大学病院精神科神経科 
住谷さつき 徳島大学大学院医歯薬学研究部特別修学支援分野教授 
友竹正人  徳島大学大学院保健科学教育部メンタルヘルス支援学分野教授 
富永武男  徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野 
久保弘子  徳島大学病院精神科神経科 
亀岡尚美  徳島大学病院精神科神経科 
井崎ゆみ子 徳島大学保健管理・総合相談センター准教授 
中瀧理仁  徳島大学病院精神科神経科講師 
木下 誠  徳島大学病院精神科神経科 
多田幸雄  徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野 
渡部真也  徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野 

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精神科外来処方navi
   定価1,944円(本体1,800円 + 税)
   2016年06月発行
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