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書籍詳細

Annual Review  消化器 2016

Annual Review 消化器 2016

【編集】 編集 / 竹原 徹郎  大阪大学教授 編集 / 金井 隆典  慶応義塾大学教授 編集 / 下瀬川 徹  東北大学教授 編集

B5判 246頁

定価(本体9,800円 + 税)

ISBN978-4-498-14042-4

2016年01月発行

在庫あり

注目すべきトピックを厳選し,その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する.定評あるシリーズの最新年度版である.




 今年も,消化器,肝臓,胆・膵,消化器外科の4領域から各分野のエキスパートにタイムリーなトピックスをわかりやすく解説頂くことができました.医学の進歩はまさに日進月歩で,かつ,細分化が進む中,消化器病領域だが自らの専門の外の領域を,年に1度,適切な分量でキャッチアップできるよい機会が本書,「Annual Review 消化器」と位置づけて内容構成に心がけてきました.一方,最近,細分化が進むなかで,融合を目指したアプローチが目立っていると思います.例えば,“NASH”と“肥満”と“小腸”と“腸内細菌”など,これまで独立して研究がなされてきた各分野が融合して統合的に理解する方向性です.これは,“木を見ずして森を見る”という自然な流れとも言えるのですが,その理解のための膨大な情報量から新たな医学,医療を創出するためには大変な労力を要するのも事実です.そういった理解にも本書はまさに打ってつけなAnnual書籍でないかと思っています.さらに消化器病学の領域を越え,本書はたとえば,内分泌内科の専門医の方々にも有益なきっかけとなる最新の情報まできっと含まれていると思います.初学のドクター,エキスパートを目指す若きドクター,ブラッシュアップを目的としたエキスパートのみなさまへ,本書をきっかけにたくさんの医療従事者が消化器病学の現状と展望を再考するきっかけになることを願っています.


2016年1月
編集一同

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I.消化管

1.食道運動障害診療の最新動向
〈川見典之 岩切勝彦〉
  食道内圧測定の方法
  食道運動障害の分類
  シカゴ分類の今後の課題
2.上部消化管癌に対する拡大内視鏡の最前線
〈飯塚敏郎 菊池大輔 貝瀬 満〉
  表在咽頭癌に対する拡大内視鏡―深達度診断に関して―
  表在食道癌に対する拡大内視鏡―深達度診断に関して―
  早期胃癌の拡大内視鏡診断
3.次世代プロトンポンプ阻害薬の可能性
〈木下芳一 石原俊治〉
  ボノプラザンの特性
  ボノプラザンの臨床効果
  ボノプラザンのPPIに対する有用性が期待できる病態,疾患
4.小腸と肥満/NASH
〈加藤孝征 中島 淳〉
  腸管透過性とleaky gut
  SIBO(小腸内細菌異常増殖)
  肥満とSIBOおよびleaky gutとの関係
  NASHとの関連
5.小腸潰瘍症
〈梅野淳嗣 松本主之〉
  NSAID起因性小腸潰瘍症/腸症
  消化性潰瘍(十二指腸潰瘍)
  非特異性多発性小腸潰瘍症
6.消化管栄養学の再興
〈西田淳史 安藤 朗〉
  プロバイオティクス,プレバイオティクスと免疫システム
  短鎖脂肪酸と免疫システム
7.腸内細菌叢解析の最近の進展
〈大野博司〉
  メタゲノム解析と腸内細菌叢解析手法の進展
  腸内細菌叢と疾患の関係
8.炎症性腸疾患における新規治療法開発の現状
〈長沼 誠 金井隆典〉
  サイトカインをターゲットとした新規治療法
  接着分子を標的とした治療法
  腸内細菌をターゲットとした治療法
  幹細胞を用いた治療法
9.大腸癌新規薬物療法開発の最前線
〈久保木恭利 吉野孝之〉
  RAS遺伝子変異
  BRAF遺伝子変異
  Regorafenib
  TAS-102
  免疫チェックポイント阻害剤
  大腸癌薬物療法における診断薬の開発
10.大腸ポリープ摘除後サーベイランス: Japan Polyp Study結果報告
〈松田尚久 佐野 寧 藤井隆広〉
  日本におけるポリープ摘除後サーベイランスの現状
  Japan Polyp Study: JPSの研究デザインと進捗状況


II.肝臓

1.肝炎ウイルス研究の進歩: マイクロRNA-122によるC型肝炎ウイルスゲノム複製の制御機構
〈政木隆博 加藤孝宣〉
  HCV複製過程におけるmiR-122の作用起点
  miR-122はHCV IRES依存的な翻訳活性を増強させるか?
  miR-122によるHCV RNA合成の増強には新規タンパク質合成が必要である
  miR-122はHCV RNAの可用性を翻訳からRNA合成過程に移行させる
  miR-122によるHCV RNA合成の増強にはPCBP2が必要である
2.B型肝炎治療の現状と課題
〈奥新和也 四柳 宏 小池和彦〉
  核酸アナログ製剤
  インターフェロン
  HBs抗原定量検査の意味
  B型肝炎に対する新しい治療
  HBVの再活性化
  HBワクチンのユニバーサル化
3.C型肝炎治療の新展開
〈平松直樹 小瀬嗣子 竹原徹郎〉
  DAAs併用療法
4.劇症肝炎と肝不全
〈井戸章雄 小田耕平〉
  劇症肝炎,急性肝不全の現況
5.NAFLD研究と臨床の進歩
〈小木曽智美 徳重克年〉
  NAFLDの臨床
  NAFLDの病態・病因解析
  治療
  今後の課題
6.自己免疫性肝疾患 研究と診療の進歩
〈高橋敦史 阿部和道 大平弘正〉
  原発性胆汁性肝硬変(PBC)
  自己免疫性肝炎(AIH)
7.肝硬変研究と診療の進歩
〈野口隆一 吉治仁志〉
  肝硬変診療の進歩
  肝硬変研究の進歩
8.肝発癌の分子機構
〈竹田治彦 丸澤宏之〉
  肝癌のゲノム異常
  肝癌の発生母地となる肝硬変組織のゲノム異常
9.肝癌治療の現況と展望
〈大崎往夫〉
  DEB-TACE,B-TACE
  バイポーラー機器によるRFA
  分子標的薬をめぐる動向
10.肝移植医療の現況と展望
〈原 貴信 江口 晋〉
  本邦における脳死肝移植
  日本における生体肝移植の現状
  HCV肝硬変に対する肝移植
  HIV/HCV重複感染者に対する肝移植
  肝移植領域における抗体関連拒絶


III.胆・膵-膵臓-

1.膵癌幹細胞の細胞生物学と治療の可能性
〈佐藤賢一〉
  膵癌幹細胞
  膵癌幹細胞を標的とした治療法の可能性
2.膵癌進展の分子機序
〈佐藤賢一〉
  癌間質の変化
  癌間質細胞による免疫抑制と膵癌の進展
  上皮間葉形質転換
  エクソソームの転移への関与
  TRAIL受容体シグナルの活性化
  Autophagyの膵癌進展への関与
3.急性膵炎診療ガイドライン2015(第4版): 概要とポイント
〈真弓俊彦 大坪広樹 古屋智規〉
  診断基準,重症度判定
  基本的治療方針
  予防的抗菌薬
  早期の経腸栄養投与
  蛋白分解酵素阻害薬,血液浄化,膵局所動注療法
  ERCP後膵炎の予防策
  Pancreatitis Bundles
  ガイドライン2015モバイルアプリ
4.IPMN登録事業と前向き予後調査
〈真口宏介 大塚隆生〉
  IPMN登録事業
  前向き追跡調査のプロトコール
  登録状況
5.慢性膵炎に対する成分栄養剤の有効性
〈阪上順一 保田宏明 片岡慶正〉
  背景
  病態
  診断
  疼痛に対する治療
6.IgG4関連疾患診療のコンセンサス
〈岡崎和一 内田一茂〉
  疾患概念のコンセンサス
  病理組織所見のコンセンサス
  わが国のIgG4関連疾患包括診断基準と国際ミニマムコンセンサス診断基準の比較
  治療・診療に関する国際コンセンサス
7.膵癌術前治療の現状と展開
〈水間正道 元井冬彦 海野倫明〉
  臨床試験
  今後の展開
8.nab- パクリタキセルとFOLFIRINOX: 膵癌治療の新たな展開
〈林 秀幸 上野秀樹 奥坂拓志〉
  FOLFIRINOX療法
  GEM+nab-PTX併用療法
  FOLFIRINOX療法とGEM+nab-パクリタキセル併用療法の使い分け
  今後の展望―胆道―
9.胆石症診療ガイドライン〜初版から改訂版へ〜
〈田妻 進〉
  胆石症診療ガイドラインの改訂とGRADEシステム
  胆石症診療ガイドラインの改訂
10.悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージ
〈菅野 敦 正宗 淳 三浦 晋 下瀬川徹〉
  悪性肝門部狭窄に対する治療方針
  術前胆道ドレナージ
  非切除症例に対する胆管ドレナージ
  悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージのstrategy


IV.消化器外科

1.食道癌治療における外科の役割 Up-to-date
〈島田英昭〉
  拡大リンパ節郭清と遠隔転移切除の意義はあるのか?
  低侵襲手術の利点は何か?〜胸腔鏡手術・ロボット支援手術〜
  術前治療は手術成績を向上させたか?
2.膵癌治療における外科の役割 Up-to-date
〈森隆太郎 松山隆生 遠藤 格〉
  外科治療の役割
  膵癌の集学的治療
  R0切除を達成するための様々な術式
3.肝癌に対する生体肝移植 Up-to-date
〈腰塚靖之 武冨紹信〉
  肝癌に対する生体肝移植適応基準の拡大
  進行肝癌への肝移植
  移植前の肝癌ダウンステージング(DS)
  肝移植後の免疫抑制剤の選択
  肝癌再発後の治療
4.胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)の診断と治療 Up-to-date
〈高野可赴 坂田 純 若井俊文〉
  IPNBの臨床病理学的特徴
  診断
  分子生物学的な特徴
  治療・治療成績
  今後の課題
5.肥満外科手術とメタボリックサージェリー Up-to-date
〈遠藤裕一 太田正之 猪股雅史〉
  肥満外科手術の種類と現状
  メタボリックサージェリー


索 引

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執筆者一覧

【編集】  編集
竹原 徹郎  大阪大学教授  編集
金井 隆典  慶応義塾大学教授  編集
下瀬川 徹  東北大学教授  編集
島田 光生  徳島大学教授  
【著者】  
川見典之  岩切勝彦  飯塚敏郎  
菊池大輔  貝瀬 満  木下芳一  
石原俊治  加藤孝征  中島 淳  
梅野淳嗣  松本主之  西田淳史  
安藤 朗  大野博司  長沼 誠  
金井隆典  久保木恭利  吉野孝之  
松田尚久  佐野 寧  藤井隆広  
政木隆博  加藤孝宣  奥新和也  
四柳 宏  小池和彦  平松直樹  
小瀬嗣子  竹原徹郎  井戸章雄  
小田耕平  小木曽智美  徳重克年  
高橋敦史  阿部和道  大平弘正  
野口隆一  吉治仁志  竹田治彦  
丸澤宏之  大崎往夫  原 貴信  
江口 晋  佐藤賢一  真弓俊彦  
大坪広樹  古屋智規  真口宏介  
大塚隆生  阪上順一  保田宏明  
片岡慶正  岡崎和一  内田一茂  
水間正道  元井冬彦  海野倫明  
林 秀幸  上野秀樹  奥坂拓志  
田妻 進  菅野 敦  正宗 淳  
三浦 晋  下瀬川徹  島田英昭  
森隆太郎  松山隆生  遠藤 格  
腰塚靖之  武冨紹信  高野可赴  
坂田 純  若井俊文  遠藤裕一  
太田正之  猪股雅史  

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