目 次
1◆概説
体幹部定位放射線治療の定義/背景・治療成績/対象疾患,禁忌/保険適応
/targetの設定/set-up marginとinternal margin/照射線量・分割法/リスク臓器と線量制限
治療計画と照射時の主な基本的注意点
治療後の画像変化の特徴
肺定位放射線治療後の経過観察
品質管理(QC)・品質保証(QA)
2◆方法
体幹部定位放射線照射の方法
照射中心の固定精度
保険適応を満たすために必要な機器
患者の動きや臓器の体内移動を制限する装置
固定具使用の注意点
固定精度測定の際のランドマーク
体幹部定位放射線治療で用いられる固定具
stereotactic body frame
呼吸状態の設定方法
治療計画におけるCT撮像法と呼吸性移動のマージンの取り方
internal marginを小さくするこつ
呼吸停止や呼吸同期のタイミング検出方法
呼吸量モニタリング装置
呼吸性移動以外の臓器の位置移動への対処
照射中の体動(骨格の移動)
治療計画時・治療の呼吸位相の関係
自由呼吸下での呼吸性移動の制限方法
呼吸同期のための,呼吸位相カーブを用いた呼吸性移動の解析と利用法
動体追跡照射と同期照射の違い
コンベンショナルスキャンとスパイラルスキャン
シングルディテクタCTとマルチディテクタCT
治療計画用CT撮影時のスキャン時間・息止め方法/スライス厚/画像間隔/スパイラルスキャンピッチ/mA
slow scan(long scan time)CT撮影法
定位照射に適切な照射エネルギー
体幹部定位照射の基本的なビーム設定
アーク照射と固定多門照射の線量分布の違いと注意点
D95,V20,HI,CIなどの線量分布の評価指標の定義
処方線量はどこで規定すべきか
体幹部定位照射に適切な線量計算アルゴリズム
線量計算アルゴリズムによる線量分布の違い
線量計算を行う際の最適な計算グリッドサイズ
線量計算を行う際に不均質補正を考慮すべきか
小照射野の線質(energy spectrum,PDD,TMR,output factorなど)の,一般的な照射野との違い
ボディフレームなどの固定具を用いた場合に,その材質による線量計算への影響
体幹部定位放射線治療における品質管理者
アイソセンタの固定精度の確認の方法
照射位置照合用CT装置(CT‐リニアックシステム以外の)から治療装置への移動寝台
照射前位置確認での誤差許容値
照射前アイソセンタ確認は患者皮膚マークだけでは駄目か
照射直前のアイソセンタ位置確認の記録
照射中の患者やアイソセンタ位置の監視とそこでの状況判断
照射中の患者やアイソセンタの位置移動の監視方法
EPIDを用いた位置照合
金属マーカによる位置照合
3◆QA/QC
体幹部定位照射に求められる治療装置の精度管理
体幹部定位照射治療のQA/QCの基本
体幹部定位照射の精度管理に必要な機器
呼吸同期照射等の低MU積算照射時の,モニタ線量計の検証等についての注意点
線量計算アルゴリズムの種類と特長
肺体幹部定位照射における不均質補正の有無によるリファレンス線量の計算結果
肺体幹部定位照射における不均質補正の有無による線量分布の計算結果
不整形照射野の計算アルゴリズム
不均質補正における線量分布の検証
不均質補正におけるMUの検証
体幹部定位放射線照射(体幹部STI)の線量検証に用いる検出器
RTPSに登録されたビームデータで,体幹部SRT小照射野の線量計算を行った場合の計算精度
MLCによる非対称不整形照射野のMU値の検証
固定照射のMU値のチェックに用いる計算式
原体(回転)照射の場合の線量検証
架台や照射野限定システムの回転に伴う動作確認
治療装置のアイソセンタ位置の誤差量を定量的に計測する方法
装置アイソセンタ位置を確認する際の有用なQAツール
レーザポインタの管理項目と点検頻度
X線シミュレータ装置の主な管理項目の実施方法
治療計画用CT装置のQA,QC
CT寝台のたわみ
電子ポータル画像装置とは/管理項目と点検頻度
線量率の精度管理
照射野位置・サイズの精度管理
照射野内での線量分布の精度管理
絶対線量校正用電離箱線量計の精度管理
線量分布測定装置の精度管理
リファレンス線量計・フィールド線量計
線量測定に使用するファントム
4◆資料
CT‐リニアックシステムの原理と特徴/アイソセンタ/品質管理
動体追跡照射法の原理と種類/利点・欠点
動体追跡装置のQA/QC
動体追跡(迎撃)照射法の具体的手順
体幹部定位放射線治療で用いられる機器と連絡先
索引