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書籍詳細

麻酔,ICUでの薬の使い方

麻酔,ICUでの薬の使い方

福家伸夫 編著

B6判 370頁

定価5,280円(本体4,800円 + 税)

ISBN978-4-498-05507-0

1998年11月発行

在庫なし

麻酔,ICU領域で使われる薬剤について,適応,使用法,禁忌,副作用,相互作用,モニタリング,拮抗薬など臨床の現場で必要となる情報をコンパクトかつ実践的にまとめたマニュアルである.今回,初版の記載を全面的に見直し,あわせて新しい薬剤を追加して最新の情報に改訂した.安易な習慣性に流れることなく,真の意味で薬剤を的確に使いこなすために,この領域に関わる医療スタッフにとって必携の書である.


 薬物による生理現象の操作は,麻酔,ICU領域の医療の大きな柱をなすものである.必要とされる状況下で適切な薬物を適切に使用するためには,自分が使用する薬物について熟知しておかねばならないが,そうした目的のためにうまくまとめられたマニュアルは今のところない.
 これはちょっと意外な事実である.自分自身が臨床をやりだしたばかりの頃を思い出すと,薬剤に添付されている文書を集めたり,教科書から引き写したノートを編集したり,とずいぶんと苦労していたものである.本書が臨床上の便宜を目指していることは,たとえば項目の立て方で,「前投薬」といったように,薬理的ではなく,使用目的による分け方をしているところに表れている.
 臨床現場での口伝による教育もそれなりによいものだが,自分自身を客観化し批判する精神がないと,安易な習慣性に流れてしまい,ずいぶんと変な薬の使い方を平気でしてしまうことにもなりかねない.初心者のみならず,経験の豊かな医師にとっても自分自身の処方をもう一度見直す「鏡」になれば,という狙いもある.また社会的見地から,医療のコスト感覚を体感できるよう,それぞれの薬剤の価格(厚生省の見直しにより変動の可能性あり)を記載した.
 この本は帝京大学市原病院麻酔科,集中治療センターの有志の協力により完成した.しかし内容のいかなる過失,齟齬とも,編者としての福家の責任である.発刊にあたり執筆者各位に感謝するとともに,この本が麻酔,ICU領域に参加しようとする若手医師たちの臨床の手助けとなることを願ってやまない.
1995年1月
福家伸夫

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目 次

1吸入麻酔薬 〈後藤隆久〉
 1.亜酸化窒素(笑気)
 2.イソフルラン
 3.セボフルラン
 4.エンフルラン
 5.ハロタン
 6.キセノン

2静脈麻酔薬 〈後藤隆久〉
 1.チオペンタールナトリウム・チアミラールナトリウム
 2.ペントバルビタールナトリウム(ネンブタール(R))
 3.塩酸ケタミン
 4.プロポフォル

3筋弛緩薬 〈後藤隆久〉
 1.臭化ベクロニウム
 2.臭化パンクロニウム
 4.塩化ツボクラリン
 5.塩化スキサメトニウム(塩化サクシニルコリン)

4局所麻酔薬 〈南部隆〉
 1.塩酸ブピバカイン(マーカイン(R))
 2.塩酸メピバカイン(カロボカイン(R))
 3.塩酸リドカイン(キシロカイン(R)・ペンレテープ(R)・リドカイン(R))
 4.塩酸プロカイン(オムニカイン(R)・バンカイン(R))
 5.塩酸ジブカイン(ペルカミン(R))
 6.塩酸テトラカイン(テトカイン(R))
 7.塩酸プロピトカイン(シタネスト(R))

5鎮痛薬 〈南部隆〉
A.麻薬
 1.タラモナール(R)(ドロペリドール+クエン酸フェンタニル)
 2.フェンタニル(ファンタネスト(R))
 3.塩酸モルヒネ・塩酸モルヒネ坐剤(アンペック坐剤(R))
 4.硫酸モルヒネ徐放剤(MSコンチン(R))
 5.塩酸ペチジン(オピスタン(R))
 6.リン酸コデイン(リンコテ(R)・コデイン(R)・リン酸コデイン(R))
B.拮抗性鎮痛薬
 1.ペンタゾシン(ペンタジン(R)・ソセゴン(R)・トスパリール(R)・ヘキサット(R)・ペルタゾン(R))
 2.塩酸ブプレノルフィン・塩酸ブプレノルフィン坐剤(レペタン(R)・ザルバン(R)・ハイマペン(R))
 3.酒石酸ブトルファノール(スタドール(R))
 4.臭化水素酸エプタゾシン(セダペイン(R))
C.非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAID)
 1.アスピリン
 2.メフェナム酸(ポンタール(R))
 3.インドメタシン(インテバン(R)他)
 4.ジクロフェナク(ボルタレン(R))
 5.イブプロフェン(フェルデン(R))
 6.ピロキシカム(フェルデン(R))
 7.フェルルプロフェンアキセチル(リップフェン(R)・ロピオン(R))

6カテコラミンおよび類似薬 〈新見能成〉
 1.塩酸エフェドリン
 2.塩酸フェニレフリン
 3.塩酸メトキサミン
 4.塩酸ドパミン
 5.塩酸ドブタミン
 6.ノルエピネフリン
 7.エピネフリン
 8.塩酸イソプレナリン

7強心薬(非カテコラミン) 〈新見能成〉
 1.ジゴキシン
 2.アミノフィリン
 3.オルプリノン
 4.ミルリノン
 5.アムリノン

8降圧薬・血管拡張薬 〈三枝宏彰〉
A.ニトロ剤・冠拡張薬
 1.ニトログリセリン
 2.硝酸イソソルビド(ニトロール(R)・フランドール(R))
 3.ニコランジル(シグマート(R))
B.カルシウム遮断薬
 1.ニフェジピン
 2.塩酸ジルチアゼム
 3.塩酸ベラパミル
 4.塩酸ニカルジピン
C.血管拡張薬
 1.塩酸トラゾリン
 2.プロスタグランディンE1(アルプロジルアルデファックス(R))
 3.プロスタグランディンE1(リポ型)
D.β遮断薬
 1.プロプラノロール
E.その他
 1.カンシル酸トリメタファン
 2.メシル酸フェントラミン
 3.塩酸ヒドララジン
 4.レセルピン
 5.ニトロプルシドナトリウム(ニトプロ(R))

9抗不整脈薬 〈三枝宏彰〉
 1.塩酸リドカイン
 2.塩酸プロカインアミド(アミサリン(R))
 3.リン酸ジソピラミド(リスモダンP(R))
 4.塩酸メキシレチン(メキシチール(R))

10トランキライザー類(注射薬) 〈照井克生〉
A.ベンゾジアゼピン系
 1.ジアゼパム(セルシン(R)・ホリゾン(R))
 2.ミダゾラム(ドルミカム(R))
 3.フルニトラゼパム(ロヒプノール(R)・サイレース(R))
B.向精神薬類
 1.塩酸クロルプロマジン(コントミン(R)・ウィンタミン(R))
 3.レボメプロマジン(ヒルナミン(R)・レボトミン(R))
 4.ハロペリドール(セレネース(R)・ケセラン(R))
 5.ドロペリドール(ドロレプタン(R))

11気管支喘息治療薬 〈徳竹修一〉
 1.アミノフィリン
 2.硫酸オルシプレナリン(アロテック(R))
 3.硫酸サルブタモール(ベネトリン(R))
 4.エピネフリン
 5.塩酸イソプレナリン
 6.ステロイド類(気管支喘息治療の適応薬)
 7.塩酸ブロムヘキシン(ビソルボン(R))

12麻酔前投薬 〈照井克生〉
A.自律神経作用薬
 1.硫酸アトロピン
 2.臭化水素酸スコポラミン(ハイスコ(R))
 3.塩酸ピレンゼピン(ガストロゼピン(R))
B.鎮静薬
 1.ジアゼパム(セルシン(R)・ホリゾン(R))
 2.フルニトラゼパム(ロヒプノール(R)・サイレース(R))
 3.ニトラゼパム(ベンザリン(R)・ネルボン(R))
 4.エスタゾラム(ユーロジン(R))
 5.フルラゼパム(インスミン(R))
 6.トリアゾラム(ハルシオン(R))
 7.ブロチゾラム(レンドルミン(R))
 8.ゾピクロン(アモバン(R))
 9.オキサゾラム(セレナール(R))
 10.ブロマゼパム(レキソタン(R)・セニラン(R))
C.ヒスタミン遮断薬(H2遮断薬を含む)
 1.塩酸ヒドロキシジン(アタラックスP(R))
 2.シメチジン(タガメット(R))
 3.塩酸ラニチジン(ザンタック(R))
 4.ファモチジン(ガスター(R))

13利尿薬 〈徳竹修一〉
 1.フロセミド(ラシックス(R))
 2.ブメタニド(ルネトロン(R))
 3.カンレノ酸カリウム(ソルダクトン(R))
 4.アセタゾラミド(ダイアモックス(R))
 5.D-マニトール(マンニゲン(R)・マンニットール(R)他)
 6.グリセリン(グリセオール(R))

14凝固,線溶系作用薬 〈福家伸夫〉
 1.ヘパリン・低分子ヘパリン(=ダルテパリン・フラグミン(R))
 2.硫酸プロタミン
 3.ウロキナーゼ
 4.組織プラスミノーゲンアクチベータ(t-PA)
 5.ワルファリン(ワーファリン(R))
 6.アンチトロンビンIII(アンスロビンP(R)・ノイアート(R))

15蛋白分解酵素阻害薬 〈福家伸夫〉
 1.メシル酸ガベキサート
 2.メシル酸ナファモスタット
 3.ウリナスタチン

16抗痙攣薬 〈小澤みどり〉
 1.フェニトイン(アレビアチン(R)・ジフェニルヒダントイン(R)・ヒダントール(R))
 2.カルバマゼピン(テグレトール(R)・テレスミン(R)・レキシン(R))
 3.ジアゼパム(セルシン(R)・ホリゾン(R))
 4.硫酸マグネシウム(マグネゾール(R))

17ホルモン製剤 〈小澤みどり〉
A.ステロイド
 1.リン酸ヒドロコルチゾン(クレイトン(R)・コルチクール(R)・水溶性エキセレート(R)・水溶性ハイドロコートン(R)・メデコート(R))
 2.コハク酸ヒドロコルチゾン(エキセレート(R)・サクシゾン(R)・ソルコーテフ(R))
 3.コハク酸プレドニゾロン(水溶性プレドニン(R))
 4.コハク酸メチルプレドニゾロン(ソルメドロール(R))
 5.リン酸デキサメタゾンナトリウム(デカドロン(R)・オルガドロン(R)・コルソン(R))
 6.リン酸ベタメタゾンナトリウム(リンデロン(R))
B.インスリン
 速効型インスリン(ノボリンR40・100(R)・ヒューマリンR(R)・インスリンノボアクトラピッドMC(R)・イスジリン(R))

18消毒薬 〈赤澤訓〉
 1.グルコン酸クロルヘキシジン
 2.ポピドンヨード
 3.消毒用アルコール
 4.塩化ベンザルコニウム(第四アンモニウム塩系消毒薬)
 5.塩化ベンゼトニウム(ハイアミン(R))

19子宮収縮薬 〈照井克生〉
 1.オキソトシン(アトニン-O(R)・シントシノン(R))
 2.マレイン酸エルゴメトリン(エルゴメトリン(R))
 2.マレイン酸メチルエルゴメトリン(メテナリン(R))
 3.ジノプロスト(プロスタグランディンF2α・プロスタルモンF(R))

20その他 〈赤澤訓〉
 1.ネオスチグミン(ワゴスチグミン(R))
 2.酒石酸レバロルファン(ロルファン(R))
 3.塩化ナロキソン
 4.フルマゼニル(アネキセート(R))
 5.塩酸ドキサプラム(ドプラム(R))
 6.ダントロレンナトリウム(ダントリウム(R))
 7.炭酸水素ナトリウム
 8.カルシウム製剤(塩化カルシウム(R)・カルチコール(R))
 9.カリウム製剤(K.C.L.(R)・アスパラK(R))

付各薬剤の基準薬価 〈福家伸夫〉
薬品名索引

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